国盗り頭脳バトル信長の野望とは (クニトリズノウバトルノブナガノヤボウとは) [単語記事]

『国盗り頭脳バトル信長の野望』とは、2008年6月26日に発売された、ニンテンドーDSのシミュレーションゲームである。

The Best版が2010年 3月に発売されている。

概要

『信長の野望』とあるが、他のシリーズとはシステムが全く異なるのが特徴。大きな点として、

・全ての武将は足軽・騎兵・鉄砲のいずれかに属し、それぞれ三すくみの関係にある

・内政は一切無く、外交も同盟以外には無い

・敵味方の移動フェイズは同じなので、相手の動きを先読みして武将を動かさなくてはならない

というように、チェスや将棋に近いルールになっている。

従来の『信長の野望』では、例えば織田信長に対抗できる武将など、ほとんど皆無に近かったが、このゲームでは、

・戦力値が低い（弱い、もしくは弱った）武将から先に動ける

・攻撃側絶対有利　＝　弱い武将は強い武将にどんどん先制攻撃を仕掛けられる

というルールのため、（あまり無いことだが）オールスターのような軍団を組んだとしても、必ずしも有利とは成らないのである。

武将にはそれぞれ知行というポイントが設定されており、決められた知行までしか武将を出撃させることができない。当然強い武将ほど、知行は高い。このゲームでは中堅どころが光り輝くのである。今川氏真は知行１の神。

各武将はそれぞれ特技を持っている（持っていない雑魚もいる）。織田信長「三段撃ち」など。一定の確率で戦闘時に発動する。必ずしも発動するとは限らないので、これを当てにして戦略を立てられないのが悩みどころ。

有名武将は「切り札」を持っていることが多い。一回の戦いに一度だけ使うことができる。効果は武将によって様々。織田信長「天魔の炎」羽柴秀吉「刀狩り」など。中には北条氏康「輪廻凍結」のように、戦局をひっくり返すものもある。