地砕きとは (ジクダキとは) [単語記事]

地砕きとは、遊戯王OCGに登場するカードである。（一部遊戯王カードWikiより引用）

概要

《地砕き》
通常魔法
(1)：相手フィールドの守備力が一番高いモンスター１体を破壊する。

「暗黒の侵略者」（2003年 7月17日発売）で登場。
このカード1枚でモンスター1体を破壊、いわゆる「1:1交換」が狙えるシンプルな除去魔法である。

「Vol.1」（1999年 2月4日発売）で登場した「地割れ」と効果・名称が酷似しており、そのリメイクとも捉えられる。

《地割れ》
通常魔法
(1)：相手フィールドの攻撃力が一番低いモンスター１体を破壊する。

破壊先は不確定だが、攻撃力が高い強力なモンスターは守備力も高い傾向にあるため、概ね主力の除去が可能。「対象をとらない効果」であるため対象耐性を突破できる。

しかし、全体除去である「サンダー・ボルト」「ブラック・ホール」が規制緩和された昨今において、それらを差し置いて使う意味は無いだろう。守備力を持たない「リンクモンスター」の登場も向かい風であり、「地割れ」以上に評価を下げている要因となっている。

採用するならば「震天のマンティコア」を併用した、上記全体除去との差別化が必須と言える。

《震天のマンティコア》
効果モンスター
 星６/炎属性/獣戦士族/攻2300/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「地割れ」または「地砕き」１枚を手札に加える。
(2)：このカードが墓地に存在する場合、自分の手札・墓地から「地割れ」または「地砕き」１枚を除外して発動できる。このカードを特殊召喚する。

第5期に「除去ガジェット」デッキ規制の一環で、2007年 9月1日に「地割れ」共々制限カードとなった。
その後、「地割れ」は2009年 9月1日に制限解除、このカードは2010年 3月1日に制限解除された。

余談

このカードを使う・使われた際に「はいはい地砕き地砕き」^[1]と言うネタが古参の決闘者の間で有名。
- Vジャンプの記事「遊戯王国」で千丈目がシロノスの「古代の機械巨人」を破壊した際の発言に由来。
  このカードに限らず、除去札全般が当時のファンデッカーに毛嫌われていたことがこの台詞から窺える。
イラストの腕は「暗黒のマンティコア」のものである。それ故このカードと関連付いたリメイクモンスター「震天のマンティコア」が登場したのだろう。
マスターデュエルでは「地割れ」のレアリティが「R」であるのに対し、このカードは「N」である。リンクモンスターが除去できず評価が落ちた結果と言える。
ラッシュデュエルでもレジェンドカードとして登場。守備力を持たないマキシマムモンスター（マキシマムモード）を除去できず、「強欲な壺」などと採用枠を競合するため評価は低い。