「忘れろビーム」とは、ゲーム『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』に登場する「超高校級の風紀委員」石丸清多夏の隠れた名言…というか迷言である。
クラス内での殺人事件を捜査中、主人公である苗木がクラスメイトの石丸に話し掛けた際、石丸は捜査での発見を教えようとするが、(現場状況的に苗木が非常に怪しいということもあり)犯人であるかもしれない苗木に言う訳にはいかないと言い留まった後にこの台詞を発する。
「苗木くん、聞いてくれたまえ!妙な物を発見したんだっ!!
みんなの個室のドアにはネームプレートが貼り付けられてあっただろう!?
なんと、あれがだなッ!!
おっと、いかんいかんっ!!犯人かもしれない君にこんな話をするのはマズイな!!
「超高校級の風紀委員」であり、その肩書きに似合った真面目で堅物な性格で、ゲーム当初から融通の利かない台詞をずっと言い続けてきた冗談とは無縁の石丸が、唐突にズレまくった電波系アイドルみたいなギャグを言い始めたため、この一言は深く頭に根付いただろう。
ただ、この石丸との会話はストーリー上関係がなく、話さなくても普通にストーリーを進められるので、この発言を知らないプレイヤーも少なくはない。しかも捜査する場所の順番で、石丸のセリフが掃除当番の話に変わってしまう場合もあるので、まさに隠れた名(迷)言なのである。
アニメ版『ダンガンロンパ THE ANIMATION』では4話でこの名言を聞ける(しかもアクション付きで)。
シチュエーションが変わっているが、アニメでも名言は健在である。
これでゲームで見逃したプレイヤーも名言を聞く事が出来たという訳だ。
2020年代では、『ダンガンロンパ』から離れたところでもよく使われるようになっている。
配信者は配信中に何かしら恥ずかしいミスを犯したときなどに「忘れろビームッ!!」とこのビームを放ってリスナーの記憶を消すことが多くなった。リスナーは記憶を消されて「初見です」と返すのもよく見られる。
2023年に連載が開始された漫画『鵺の陰陽師』でも使用が確認されている。
2025年には3次元の世界でもサークライが中村悠一に類似の効果を持つ「記憶を消す光」を使用したことが発覚しており、今後も忘れろビームの仕様が拡大していくことが期待されている。
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最終更新:2025/12/10(水) 03:00
最終更新:2025/12/10(水) 02:00
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