思い出補正(おもいでほせい)とは、昔経験した内容が美化されることを意味する2ちゃんねる用語である。主にアニメや映画、テレビゲームなど昔の作品が思い出により補正され面白く感じている現象のことを指す。
「補正」という具体的数値を示す、カッチリした雰囲気を持つ単語に、「思い出」というフワフワ感あふれる言葉が組み合わさっているミスマッチさが心をくすぐる。
昔からよく言われている「思い出は美化される」という言葉があるがそれに近い。
何でもそうなのだが、自分が初めて体験するものには、今まで体験したことがない故に鮮烈な衝撃が伴うものである
しかし、何度も同じような体験をすると慣れてしまったり、時に陳腐だと思うようになってくる。
また、人間は若いうちのほうが活力も感受性も豊かであり、同じことでも大きく感情が動かされることが多い。
そのようにして受けた感動は記憶に残りやすいその一方で、嫌なことやどうでもいいことは忘れてしまう傾向がある。
そのため、昔見た物ややったことを思い出す時、昔初めて体験した強い感情が蘇ってくる一方で都合の悪い部分は忘れていて思い出せないということが度々発生し、結果として昔体験した物事のほうが良い方向へ補正され今体験した同じような物事よりも良かったと感じるという現象が発生する。これが「思い出補正」である。
例えば、昔ハマったゲームをもう一回プレイしてみるとシステムの不親切さなどに驚き現代のゲームもちゃんと進化しているんだと気がつくなんて話はよくあることである。
「昔は良かった、その癖今は…」などと言う人間、所謂懐古厨に対しての煽りとしてよく投げかけられる言葉でもあるが、人の思い出に色褪せず残る作品は何かしら光るものがあり、現代が失ったものを持っている場合もまた多いので安易に思い出補正だと切って捨てるべきではない。温故知新とはよく言ったものである。
似たような言葉に『時代補正』があるが、『思い出補正』と『時代補正』は全く異なる。
例えば「ドラゴンクエスト1」は名作だが、現在の子供たちにドラゴンクエスト1を遊ばせても「グラフィックや音楽がしょぼい。ドラゴンクエスト1が評価されているのは思い出補正」とかいう人が出てくる。
確かにドラゴンクエスト1はドラゴンクエスト10から比べるとグラフィックや音楽も劣っている。
しかし、ドラゴンクエスト1が評価されたのは「思い出補正」からではなく、ドラゴンクエスト1が発売された時代はドラゴンクエスト1のような他のゲームは存在せず革新的だったからである。
思い出補正と時代補正の違いは以下になる。
「思い出補正」→思い出が美化されることによってその作品が面白いと思っている。
「時代補正」→その時代は他に類似の作品がなく、革新的で凄かったので面白かった。
思い出補正と時代補正は似ているけど、このように意味する内容は全く異なる。
掲示板
333 ななしのよっしん
2024/10/15(火) 13:26:35 ID: xT+pPREsvf
「昔の○○は面白かったなぁ」 ←わかる
「それに比べて最近の○○は…」 ←は?
334 ななしのよっしん
2024/10/31(木) 07:38:31 ID: iQYhf3LY3A
思い出補正って全然理解できんわ
昔良かった物は今も良いんだが
335 ななしのよっしん
2024/11/22(金) 08:12:18 ID: 4IoLxVtqy2
逆に負の思い出補正でNewマリオ2を嫌っていたが、やり直してみるとシリーズ随一のステージ構成だと気づいてなんであんなに毛嫌いしてたんだろうと思ったな
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。