愛環2000系

愛環2000系とは、2002年に登場した、愛知環状鉄道の保有する電車である。

概要

愛知環状鉄道では、それまで100系（100形・200形･300形）電車を保有していたが、2005年に愛知万博が行われることなり、万博への輸送力アップの為と、100形の置き換えのために、JR東海が保有している313系をベースとして開発された車両である。

計画通り100系は、万博終了後早々と引退し、えちぜん鉄道へと譲渡され、一部改造のうえ、今も元気に走っている。

初期車のうち、3編成が着脱式のテーブル、カラオケ用のコンセント、BOSE社製スピーカー、空気清浄機が備えられていて、イベント対応車として在籍していたが、のちにこの設備は撤去された。また、普段は一般車と運用を区別されていなかった。

313系との相違点（初期車）

• 前面デザインの変更。フロントガラスが行先表示機の部分まで広がった。
• 塗装は毛筆で波を描いたような緑色のライン。一般公募によって選ばれた塗装デザインが基になっている。
• 室内は313系3000番台より若干広いセミクロスシート。
• ドア上部のLED式案内表示機が313系は各扉にあるのに対して、2000系は千鳥配置となっている。
• 蛍光灯カバーが省略されている。
• ワンマン運転のための装備が準備工事され、容易に設置できる設計になっている。

〃（後期車）

• 塗装がコーポレートカラーである青と細い白の帯になった。のちに既存車にも波及。なお、この帯色は国鉄時代に中京地区へ投入された211系0番台と酷似している。
• ロングシートに変更。
• 313系3次車導入後に製造されたのにもかかわらず、ヘッドライトがシールドビーム。

編成

2200形が制御付随車で、2100形が制御電動車である。2両編成。

←高蔵寺　　　2200　　　　2100　　　　岡崎→

　　　　　　　　　　　　　　　　　VVVF　

関連動画

関連項目

• 鉄道車両一覧
• 愛知環状鉄道
• JR東海
• 313系