313系 単語

669件

サンイチサンケイ

5.6千文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

 313系とは、JR東海(東海旅客鉄道)の直流近郊電車である。

概要

 1999年(平成11年)に登場。103系113系115系123系165系などの国鉄車両を置き換えた。
 2両・3両・4両・6両編成が存在にJR東海管内の電化区間で運行されている。

 VVVFインバーター制御(IGBT素子)で設計最高速度130km/hだが、130km/h運転は「セントラルライナー」のみ実施されたものであり(2013年3月止)、「特別快速」などでは120km/hにとどまっている。警空気のみ。
 様々な仕様の差異に応じて細かな番台区分が設定されている。

 ローカル区間のワンマン運用から名古屋地区の新快速列車まで幅広い運用に就いている。
  211、213、311系との併結も能で、その際には313系が併結相手の能に加速率などを合わせる設計となっている。

 また、1999年にグッドデザイン賞を受賞している。

 ちなみに、愛環2000系あおなみ線1000形は、この形式を参考にして製造されている。

電動車、制御車などの区分

クハ312

全編成の制御付随米原名古屋寄りに連結内設備の他にコンプレッサー(CP)容量で番台区分がなされている。

トイレ付き。

モハ313

3両編成以上の編成に連結されている中間電動。3両編成の場合熱海中津川寄りの台車のみが電動台車米原名古屋寄りの台車は付随と同じ台車を履いている。

4連以上の編成ではパンタグラフ搭載。3連は非搭載で3次以降はCPも搭載する。

サハ313

4連以上の編成に連結されている中間付随。313系の中で最も在籍の少ない区分である。

クモハ313

全編成の制御電動熱海松本寄りに連結

1300、1700、23503000番台パンタグラフを2基搭載、その他の車両は1基搭載している。

 番台区分(1次車)

0番台

転換クロスシート(ドア付近固定)で端部も固定クロスシートを装備、クハ312のCPは大容量のものを装備している。立席スペースを確保するため間配置は311系より1列少ない5列となり、シートピッチも910mmから35mm狭い875mmに詰められているが、足元間は910mmピッチと同じ座面間430mmを確保しており、座面の行きを35mm切り詰める代わりにシートの背もたれを中折れ式にすることで視覚的な狭さを感じにくい工夫がなされている。

編成単位では4両編成がすべて大垣車両区に配置されており、東海道線浜松米原間で、快速列車普通列車を中心に投入された。ほかにも1000番台1500番台のクハが共通仕様になることからクハ312-0を名乗っている。なおクハが(先に登場したとはいえ)何故か1000番台から先に符番していき6まで使用されてしまったため、0番台編成のクハは7から始まっている。なので編成内で番がずれるというしいことが発生している。

CP容量の統一などもあり3次以降では0番台仕様の増備が一切登場していない。

2015年3月ダイヤ改正から武豊線での運行を開始した。

300番台

0番台の2連版でクハのCP容量は0番台の半分。大垣車両区に新製配置。ほぼ4・6両編成の増結用編成である。過去には飯田線美濃赤坂支線でも使用されていた。

3次以降ではCPが300番台のものに統一されたため1000番台のクハが0番台に代わり当番台が+100の400番台として連結、大増殖した。

1000番台

0番台中央西線用で端部はロングシートになっている。クハは0番台なのでクハ312-1000(1500)は存在しない。

すべて神領車両区に新製配置され、中央線名古屋中津川)の間で、よく211系連結され快速列車普通列車に使用されていた。3次以降では後述の1100番台に移行している。

315系導入に伴い全3編成が大垣車両区へ転属され、現在東海道線静岡米原間)・武豊線で運用されている。

1500番台

1000番台の3連版。神領車両区に新製配置、3次以降では1600番台に移行。

315系導入に伴い全3編成が大垣車両区へ転属され、同時期に転属された1600・1700番台を含む3両編成同士で6両編成を組んで東海道線浜松米原間)で運用されている。

 3000番台

神領車両区と静岡車両区に新製配置され、中央線篠ノ井線中津川松本間、関西線御殿場線身延線ワンマン運転を行うために投入された。ワンマン列車のため、2両編成で、ボックスシートのセミクロス仕様となっている。これ以外にも東海道線熱海静岡間で使用されたり、中央線名古屋中津川間で、211系等と連結して使用されることがあった。

神領車両区所属は全編成が大垣車両区へ転属しており、基本的に飯田線美濃赤坂支線ワンマン運用に入っている。東海道線浜松米原間)についてもごく一部の定期列車のほかダイヤ乱れや運用上の都合で3005300番台の代走で運用に入っていることがある。

 8000番台

元々は神領車両区に配置されており、に優等列車セントラルライナー」で使用されていた。現在静岡車両区に配置されている。
転換クロスシート端部は固定クロスシートで、「セミコンパートメント」と言うらしい。(ただしテーブルが付いているだけである。)他の番台よりグレードアップがされており、他の番台で詰めているシートピッチを標準寸法の910mmに戻したり、ブラインドではなくカーテンになっていたり、日差しを防ぐためにの色が変わっていたりなど、若干の変化がある。3両編成で、名古屋中津川で先に述べたように「セントラルライナー」(着席整理券310円が必要)、間合いや送り込みで快速普通にも運用されているときがあった。2013年3月ダイヤ改正で「セントラルライナー」が止されてからは快速普通を中心に中央線ホームライナーにも充当されていたが、ホームライナーの座を383系に奪われたあげく、中央線への315系の導入が進んだことで、2022年3月ダイヤ改正で全て静岡に転属することになった。
現在静岡地区で東海道線普通列車運用に入っており、211系連結されて運行されている(211系にはトイレいため)。静岡地区でしいクロスシートと言うこともあり、青春18きっぷ利用者にとっての乗り得列車と化している。ただ、地元利用者からすると乗しづらいことや、クロスシートを転換させるのが面倒なこともあってか、ラッシュ時にはあまり好まれていないご様子。

313系で130km/h運転を行っていた車両であるが、2013年の「セントラルライナー止に伴い130km/h運用は消滅した。

同2次車

セントラルライナー」が予想以上に乗率が高かったので、2編成製造された。初期8000番台と装備はまったく変わらない。製造した年が違うだけで運用上も全く区別されていない。

3次車

初期車との大きな変更点

 細かい変更(車両間のを開きっぱなしにしないための機の追加)とかもあるけど省略

1100番台

1100番台もすべて神領車両区に新製配置された。基本的には1000番台と同じで、Tcが400番台(初期は0番台)になったりサハにもCPを搭載していたりする。運用は初期と区別されていないようであった。

1000番台同様、315系導入により大垣車両区に転属され現在東海道線静岡米原間)・武豊線で運用されている。

1600番台

1100番台の3連版。神領車両区に新製配置。のちに大垣車両区に転属された。

1700番台

こちらも神領車両区に配置されていたが、現在大垣車両区に配置されている。飯田線で使用されている。1600番台ベースパンタグラフが2基(1600番台は1基)設置、半自動ドアスイッチスノウブラウやセラミック噴射装置、発電ブレーキを搭載している。そのため別区分になった・・・と思われるのだがクハは引き続き400番台だったりする。

運用範囲は飯田線全線はもちろんのことJR東日本エリアでは松本まで乗り入れている。飯田線での運用は2運用あるため1本は予備・・・のはずだが1500・1600番台と6両編成を組んで東海道線を走行する姿が多く撃されている。

新聞で脱線救出訓練にこの番台車両が使用されているのを見たことがあるが、いったいなんだったのだろう・・・

2300番台

静岡車両区に配置されている。オールロングシートで2両編成を組む。クモハには2300番台と2350番台が存在し、外見では2300番台パンタグラフが1基なのに対し、2350番台では2基となるくらいしか違わない(他にはワンマン機器準備の有といった違いもあるらしい)。1700番台同様の発電ブレーキを装備する。静岡支社管内で運用。

な使用線区は東海道本線(熱海豊橋)・身延線御殿場線だが、213系落石衝突事故による代走で2350番台飯田線中央線(茅野)に入線したことがあった。この時は想定外の使用で内電掲示板はもちろんだが行先も豊橋以外欄(飯田線用の行先がない)だったりした。

2500番台

2300番台同様に静岡車両区に配置となる、ロングシートでは一発ブレーキを搭載しないタイプ(このため通常は身延線には入線しない)。3両編成を組む。クハは2300番台の続番。

2600番台

同じく静岡車両区の配置となる2300番台の3連版。性的には1700番台と同じになる。クハは2500番台と同様2300番台の続番。

3100番台

3100番台静岡車両区に配置されており、御殿場線身延線などで使用されている。1次と3次の違い以外の特にといった違いはい。飯田線置換え(3000番台転用)用が1000番台ベース1300番台になったため現在2連4本のみに留まっている。

5000番台

大垣車両区に配置されており、東海道線浜松米原間の各快速列車普通列車で運用されている。6両編成で、客室は全転換クロスシート(端部含む)となっている。0番台に違う点として、体間ダンパやセミアクティブ制振装置などが搭載されていることであろう。また、0番台では快速系統運行時の混雑を立席スペースの確保で対処するという発想であったのが、5000番台では基本の編成長を4両から6両に増やし、その分着席時の快適性に振り向けようという発想の転換がされている。このため、混雑がしい列車を中心に300番台5300番台連結して8両編成で運転されることもある。

4次車

3次車との主な変更点

1100番台増備車

3次1100番台の続番。神領配置分は1本のみ(B6編成)だが、117系置換え用に大垣車両区にも7本配置されている(J編成)。大垣東海道線普通快速運用を中心に、武豊線静岡駅にも入線している。

神領車両区のB6編成は2017年3月東海道線で発生した踏切事故による車両不足を補うため大垣車両区へ転属しJ編成と共通の運用に入っていた(のちに神領に再転属)。なお編成番号は神領時代からのB6編成のままであった。

1300番台

1100番台の2連仕様。神領車両区に配置。これまでの1000番台と異なり、クハの番がクモハ番と同一の1300番台となっている。編成番号がB400番台B500番台の2種類があり、前者は愛知環状鉄道2000系と同様にワンマン準備仕様となっているのに対し、後者は新製時からワンマン対応となっている。2023年11月現在関西線のほかB500番台編成は中央線篠ノ井線中津川松本)や武豊線でも運用されている。

5000番台増備車

3次5000番台の続番で、Y113編成からのスタート。3次同様に、大垣車両区に配置。3次からの変更点以外には特に大きな違いはない。

5300番台

5000番台同様に全転換クロスシートの2両編成。5000番台とは異なり、体間ダンパなどは搭載されていない。クハは5000番台の続番で、5018からである。(5000番台の中間とは関係なし)

2015年3月現在、5本が配置され、300番台と共通運用となっている。

5次車

武豊線電化開業用に増備されたグループで、4次との変更点は客室の照明LEDになったくらいである。

1100番台増備車

2014年10月から12月にかけて4連3本(J810)が大垣車両区に配置された。すでに配置されている他の4両編成と共通運用であり、東海道線普通列車快速列車にも充当される。

1300番台増備車

2014年8月2015年1月にそれぞれ4本ずつ神領車両区に配置された。全編成ワンマン運転対応のB500番台編成で(B517524)、B516以前の編成と同様に中津川松本関西線にも入線する。

・・・315系導入による中央線名古屋中津川間・関西本線の313系転出で313系の転換クロスシート静岡に流れているが8000番台以外は正直沼なので外野が下手なこと書いて地元民にどやされるのは怖いので詳しくは書けない、とりあえず中央線関西本線の313系が静岡に流れている事だけ記しておく。

313系の関連動画

関連項目

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
紲星あかり[単語]

提供: 三丁目のミケ太

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/10/05(土) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2024/10/05(土) 14:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP