救済臨とは、臨時列車の一種である。
時刻表には殆ど載っていない臨時列車で、定期列車に乗客が乗りきらず積み残される事が予測される場合に設定される列車。
基本的に時刻表にこそ載っていないものの、ダイヤグラム上は走行出来るスジが設けられている。
救済臨として有名なのは「ムーンライトながら」を補完する形で運行された「大垣行き夜行(大垣夜行救済臨)」であるが、当然ながらそれ以外の救済臨も極稀に運行されており、九州新幹線博多~新八代開業時に「みずほ」(鹿児島中央駅行き)下り1番列車に続行させる形で山陽新幹線で運行された「のぞみレールスター」(博多駅行き・2011年3月12日運行)の例がある。
上記に挙げた例は全席指定制の列車に対するものだが、純粋な一般列車に対するケースも無いこともなく、京葉線の休日ダイヤで「運転日注意」になっている東京~西船橋の区間列車がこの救済臨の類に当たる模様。
近年では2021年福島県沖地震で東北新幹線が不通になった際に上野~那須塩原間で設定された185系臨時快速や山手線渋谷駅改良工事で山手線が運休・大幅減便になるために設定された新宿~大崎・品川間の臨時列車が印象に残る(なお震災などで設定される救済臨はあくまで被災して不通になった地域に向かう人や被災地域内の人が他に手段がないために使うものなので興味本位で乗車しにいくのは避けていただきたい。上記の185系救済臨では運転時東北新幹線が那須塩原まで復旧していたとはいえ鉄オタの救済臨になっていたなどと言う話も聞いているので念のため)
なお、大幅な遅れが発生した場合に途中駅から別編成を使用して同一スジで運転する列車の場合は「救済臨」ではなく「特発」と呼ばれる。
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最終更新:2024/05/11(土) 21:00
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