最強挙士伝説 ファミコマンドー竜 単語

サイキョウケンシデンセツファミコマンドーリュウ

最強挙士伝説 ファミコマンドー竜とは、安田タツ夫による漫画作品である。

概要

1986年12月に発売された少年漫画雑誌『ファミコミック』創刊号に掲載。全1話。

核戦争後の荒した世界ファミコンの楽しさを伝えるため悪と戦う主人公の戦いを描いたバトル漫画作者である安田氏は依頼された仕事は断らない義であり、当時ファミコンを遊んだことはなかったが、出版社から「ファミコンを使った漫画を描いてほしい」と頼まれ仕事を請けた。その結果、ファミコン社会ルールとなり文字通りの武器として扱われる荒唐稽な作品が完成した。

当時、この作品を読んで本来のファミコンの楽しさを理解できた子どもが果たしてどの程度いたのか疑問は尽きないが、安田氏の作画自体は充分鑑賞に値するものであり、隠す気が微も感じられない『北斗の拳』のオマージュ要素や、ファミコンを本当に武器として使うネタ要素は本作独自の魅力と言えなくもない。

ちなみに、タイトルの「最強伝説」は掲載誌では「最強伝説」と誤植されている。後述の『トリビアの泉』で紹介された際は「最強拳士伝説」と本来の名でテロップに映されている。

トリビアの泉にて

掲載誌の『ファミコミック』自体が3号廃刊となってしまったため、作品の知名度は低く漫画となっていたが、2004年6月16日放送のフジテレビバラエティ番組『トリビアの泉』で「核戦争後の世界舞台にしてファミコン武器に戦うマンガがある」と題され本作が紹介された。獲得へぇは80。

元々『北斗の拳』のオマージュ要素が強い作品であったが、主人公神谷明悪役グロス内海賢二ナレーション千葉繁が担当し、「愛をとりもどせ!!」が流れる中で台詞読み上げられることによりますます世紀末を彷彿とさせる演出がなされた。

タモリビビる大木をはじめとした番組出演者からは「全然ファミコン関係なかったですね」「楽しさなんか一個も伝えてない」「何で核戦争後にファミコンで身分制度ができるんだ」等、様々なツッコミと笑いが巻き起こった。ちなみに、この時のゲストには『MOTHER』の生みのゲーム業界にも繋がりのある糸井重里もいたのだが、特に大きなリアクションはせず時折苦笑し興味深く八解説を聞いていた。

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