本馬場入場(ほんばば・にゅうじょう)とは競馬用語のひとつ。レース直前、競走馬が本馬場(コース)に入ることを指す。
レースに出走する馬達は、検量を終えた後に下見所(パドック)を周回して待機し、規定時刻になると騎手を乗せて本馬場に向かう。厩務員や調教助手などのスタッフに牽かれた馬達は、本馬場の直前で牽き綱を離され、芝/砂に駆け出して返し馬→輪乗り→ゲートインに移っていく。
言うなればプロレスラーのリングインのようなもので、観客がワクワク&馬券師はドキドキする所。場内実況では簡単な各馬の紹介が行われ、場合によっては専用のBGMも流される。
本馬場入場から数分後に馬券購入が締め切られ、各馬と観客はスターターの旗を待つ。
馬と騎手にとっては返し馬から輪乗りに入り、レース本番への準備をする時間。観客にとっては、馬と騎手が実際に走れる状態でお披露目される時間であり、馬券購入の最終判断をするタイミングでもある。
本馬場入場のタイミングで、観客が注意すべきことを挙げる。多くの場合、競馬場全体での禁止事項である。
大雑把に言えば、馬が驚いたり暴れたりすることはしてはならない。落馬・放馬の危険だけでなく人馬共に命の危険を伴うものである。
パドックの記事も併せて参照のこと。
他の記事でも散々言われていることだが、馬は大きな音に弱い。
大声を出さないだけでなく、ガサゴソ言う音も気にする(茂みから肉食動物が飛び出す音であるため)ため、ビニール袋や傘などにも注意する必要がある。
音だけでなく、急な動きも馬が驚く要因である。野生環境では、物陰から急に飛び出す存在は肉食動物かもしれないからである。
本馬場への入り口付近にいる場合、急に走り出すと馬が驚く原因になりやすく、注意を要する(鞍上が観客に注意した例もある)。雨の日は傘を急に広げたり動かしたりしないようにしたい(そもそも、レインコートを持ってきた方がよい)。カメラの望遠レンズなどもむやみに動かさないのが望ましい。
本馬場入場では、中央競馬では実況アナウンサーが、地方競馬では専門のウグイス嬢が馬番・馬名・馬体重と増減・騎手と負担重量を読み上げる。
中央競馬のGI競走では、アナウンサーが各馬に対し煽り文を読み上げることがある。
(競馬場で流れる)ラジオNIKKEIの実況では読み上げないことがあるが、フジテレビ系やNHKの実況ではほぼ必ず読み上げられる。特にフジテレビ系アナウンサーの煽り文が話題になることが多い。
専用曲の場合が多いが、特殊なレースではそのレースになじみのある楽曲が流されることもある。
ある一定以上の競馬ファンにとってはお馴染みの楽曲。イベントや周年行事などで復刻使用されることもある。
ラジオNIKKEIの実況が流れないテレビ局では、本馬場入場用に専用の楽曲を使うことがある。
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最終更新:2024/11/08(金) 15:00
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