無敵鋼人ダイターン3とは、1978年から79年にかけて放映された名古屋テレビ・サンライズ製作のTVアニメである。監督富野喜幸(富野由悠季)。
前後作のザンボット3、ガンダムとは全く違う、思いっきりスーパーロボットなアニメである。富野作品の系譜としては、ザブングル、キングゲイナー同様の明るいバラエティ&エンターテイメント系に入る。
一言で言えば、超人ヒーローの破嵐万丈が笑いあり、人情ありのドラマを展開しながら悪と戦う話。主役ロボットのダイターン3も「こまけぇことはいいんだよ!」とばかりに暴れ回る。
とはいえ、無節操に明るくしているように見せかけてはいるが、万丈を取り巻く環境やメガノイドに対する考え方を知れば知るほど下地になっているストーリーはかなりハードである事がわかる。
とりわけ主人公・万丈のともすれば異常ともいうべきメガノイド打倒への意思は作中屈指の回と名高い「コロスは殺せない」において、ビューティを人質にとったコロスに対し「僕はビューティを助けてコロスを倒せるほど格好良くはできていない」と言い放ち、コロスを倒す千載一遇のチャンスにビューティを見捨てる選択をするほどである。なお、このときレイカも捕らえられており、その後ダイターン3に乗った万丈はレイカが中にいるのがわかっていながらも敵の船にミサイル攻撃を容赦なく浴びせている。(ちなみに万丈サイドの仲間全員に言えることだがメガノイド打倒という目的の為であれば、万丈の手によって殺されるのも厭わない、という考えを持っている。)
作中いろいろな謎が散りばめられているがその殆どが謎のまま物語が終了しており(例に挙げると万丈はメガノイドではないのか?等)、また富野監督もそのあたりは明言していない為(視聴者に想像の余地を与えるため、あえて名言を避けている節があるが)物語を見た人間の数だけ解釈が異なるという作品でもある。
設定的にスパロボと異様に相性が良く、参戦回数も多いので、そちらから入った人も多いのではないだろうか。
なお、富野監督にしては珍しく自分の作品で気に入っているらしく、私立探偵という身分の破嵐万丈が登場する小説「破嵐万丈シリーズ」を刊行している。
また滅多に自分のキャラを好きにならない監督が(実際このダイターンでも三条レイカは見るのも嫌いなほど失敗したキャラだと公言している)コロスにはベタ惚れだったという有名な話がある。
ニコニコ動画ではオープニング曲「カムヒア!ダイターン3」を使った動画が多い。歌:藤原誠 / 作詞:日本サンライズ企画室 / 作曲:渡辺岳夫 / 編曲:松山祐士。
掲示板
51 ななしのよっしん
2025/09/12(金) 07:55:05 ID: GixBpxXfKJ
サンアタックって本来コンバトラーで言う所の超電磁タツマキ、ボルテスで言う超電磁ボールの様な
立ち位置でダイターンクラッシュが本命のはずだったんだけど、話が進むに連れて
サンアタックだけで敵メガボーグを倒せる様になってったのは(アニメ工程の削減とかメタ事情を除外して)
ダイターン3側がアップデートされてサンアタックが強化されたと言う事なのか、はたまた敵メガボーグが
弱くなったのかどっちだったんだろうな? 最後の敵のドン・ザウサーもサンアタックだけで倒されてるし。
52 ななしのよっしん
2025/09/12(金) 08:09:27 ID: SK0SJhbyf2
逆にダイターンクラッシュで介錯する余裕がなくなってたのかもしれない
もともとサンアタックは太陽の光に当たり続けたものがボロボロになっていく現象から着想を得た、分子結合を急速に崩壊させる、けっこうな外道技とも言える
んでサンアタックに全力を注ぐととどめを刺せずただ死んでいくのを見守るしかない、それはそれで万丈が疲れ果てて潰れてゆくのはらしい気がする
53 ななしのよっしん
2025/09/13(土) 11:59:34 ID: GixBpxXfKJ
確かに長時間日光に晒されたプラスチック製品が結構簡単に割れたりする位に脆くなったりするから
理屈としてはソレを極端にした物と言う事なんやね。
それはそれとして、ダイターンザンバーって実体剣に見えるけど実はビームだかレーザーだかを
固形化させて実体剣っぽく見せてたんだな。そう言う意味では次回作機動戦士ガンダムの
ビームサーベルの走りだったのかも知れない。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/09(火) 01:00
最終更新:2025/12/09(火) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。