箱舟ヤマトとは、PS2専用ソフト「大神」に登場する船で、ラストダンションである。
遥か昔の、神話の時代に月の技術によって造船された。妖怪を運ぶための貨物船として使われていた箱舟ヤマトであったがウシワカの手によって月からタカマガハラへと持ち込まれる。タカマガハラに住む天神族はヤマトを平和の象徴として祀り、大切にした。その後、月の国がある方角からヤマタノオロチが襲来しタカマガハラは戦乱の炎に包まれた。ヤマタノオロチの攻撃から逃れた天神族は生き残りを賭け、箱舟ヤマトに乗り込んでタカマガハラを脱出した。が、出航から間もなくして船底から無尽蔵に妖怪が沸き出してきた。箱舟ヤマトに常闇ノ皇が潜んでいたのである。逃げ場の無い船内で、みるみるうちに天神族は妖怪たちに食い殺されてしまい、舵を失った箱舟ヤマトはカムイのラヨチ湖へ墜落。妖怪を満載したヤマトからは百鬼夜行の如く妖怪が這い出て、あっという間にナカツクニを妖怪だらけにしてしまった。やがて箱舟ヤマトはラヨチ湖の永久氷土に閉ざされたが、数百年経ってもなおラヨチ湖から妖怪が沸き出ると言われており「悪魔を生む湖」として忌み嫌われている。
ヤマト船内で全滅した天神族であったが、天神族の男ただ一人だけは妖怪の手から逃れてナカツクニの何処かに姿を消したと言う。今でもラヨチ湖から妖怪が沸き出るのは、船に潜む闇の君主・常闇ノ皇がその男を探しているからだと伝わる。ちなみにラヨチとはアイヌ語で「虹」を意味し、アイヌ文化では不吉なものとして嫌われている。
箱舟ヤマトはタカマガハラへ帰るための手段であり、船内は神々の領域とされる。ヤマトに乗れるのは、天の道を歩む資格がある者のみであり資格が無い者が乗ろうとすると結界に弾かれて吹っ飛ばされる。
ゲーム本編ではラストダンションとして登場する。カムイの宝剣、クトネシリカが青鈍色の光を宿すとヤマトを囲んでいた氷壁が砕かれ、ヤマトへの道が開く。一度船内に入るとクリアするまで二度と出られなくなるので注意が必要。中には天神族が霊魂のみの状態で存在しており、タカマガハラを襲った悲劇やヤマト墜落の理由について聞く事が出来るが長い時をひたすら待ち続けていたせいか話し終えると力尽きて消えてしまう。また、今まで戦ってきたボス妖怪が各部屋に潜んでおり、ボスラッシュする事になる。ボス妖怪を全員倒すと、ついにラスボスである常闇ノ皇が待ち構える部屋へと進めるようになる。
掲示板
1 ななしのよっしん
2014/01/09(木) 01:29:38 ID: ddmHgsIKn+
ただ一人生き残ったのってウシワカのことか?
だとしたらウシワカは天神族じゃなくて月の人間じゃなかったっけ?
2 ななしのよっしん
2014/01/11(土) 21:38:26 ID: pFyOgqLsfU
ウシワカのことだろうけど作中では天神族の男って言われてるよ
多分オイナ族が月の民の存在を知らんかったんじゃね
3 ななしのよっしん
2015/04/16(木) 20:07:59 ID: ZgKzNxKZBU
天神族を利用して妖怪(クリーチャー)の戦闘データを取っていたとか
まんま初代バイオハザードだけど
急上昇ワード改
最終更新:2024/06/07(金) 22:00
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