隆の山

隆の山とは、元・大相撲力士である。最高位は前頭十二枚目。

概要

本名パヴェル・ボヤル。1983年2月21日生まれ。
史上初のチェコ出身力士として2000年に鳴戸部屋に入門。同年11月初土俵。 

端正な顔立ちと、筋肉質でスマートな体格のため、関取昇進前から注目を集めていた。
しかし脂肪のつきにくい体質のため入門時から体重がなかなか増えず、 大型力士全盛の時代において大変苦労し、なかなか番付を上げることができずにいた。

それでも2011年5月に幕下二枚目で5勝2敗の成績を挙げ、入門から10年を経てようやく十両昇進を決めた。
翌7月は西十両五枚目で10勝5敗の好成績をおさめ、一場所で幕内昇進が決定。
この時点でも体重は98kgであり、舞の海以来となる100kg未満の幕内力士が誕生した。

2014年7月場所中に現役引退を発表。
引退後は母国・チェコに帰り、日本語を生かせる仕事を目指すとのこと。

相手の腕を手繰って振り回し、自分の型に持ち込むのが得意だが、
軽量のため大型力士相手に苦闘し、取り口を研究されてからはなかなか白星が上がらなかった。
端正な顔立ち、スリムな体型、異国での修行に耐え忍んで10年以上も努力し続けている姿から人気は非常に高く、土俵入りでの声援は際立って大きかった。 

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関連項目

• 大相撲 - 大相撲力士一覧
• チェコ