鹿児島県立鶴丸高等学校

鹿児島県立鶴丸高等学校とは、鹿児島県鹿児島市薬師2丁目に存在する高等学校である。

概要

• 創立記念日は1894年(明治27年)4月19日。
• 旧制・鹿児島県立第一鹿児島中学校、および旧制・鹿児島県立第一高等女学校の流れを汲む。
• 校名の由来は江戸時代の薩摩藩主・島津家の居城として存在した鹿児島城の別名「鶴丸城」から。

特色

校風など

• スクールカラーは臙脂色。
• 建学理念は｢好学愛知｣｢自律敬愛｣｢質実剛健｣
• 校風を表す言葉は｢For Others｣

部活動の主な実績

• サッカー部
  1950年(昭和25年)、1951年(昭和26年)、1957年(昭和32年)の3回、
  全国高等学校サッカー選手権大会に出場している。
• 百人一首部
  1983年(昭和58年)から毎年、全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会に出場を続けている。

進学状況 

殆どの生徒が大学進学を希望している。
特に国公立大学志向が強く、毎年、卒業する生徒の大半が国公立大学に合格している。
鹿児島県の公立高等学校の中でも一歩抜きんでた合格実績があり、東京大学や国公立大学医学部医学科の合格者数は、同県内の私立高等学校を含めてもラ・サール高等学校に次ぐものとなっている。 

著名な卒業生

• 辛島美登里・・・シンガーソングライター（「サイレント・イヴ」「笑顔を探して」等）
• 柳田理科雄・・・作家（「空想科学読本」シリーズ等）
• 瀬戸口克陽・・・TBSプロデューサー（「花より男子」「砂の器」等）。衆議院議員・小渕優子の夫。

 その他

制服

男子生徒は黒の学ラン。女子生徒は紺のセーラー服(臙脂色のスカーフ)。

甲南・鶴丸スポーツ交歓会(甲鶴戦)

鹿児島県立甲南高等学校との間で、体育会系部活動各部の対抗試合が毎年4月中旬～下旬に鹿児島市内の総合運動公園の各施設を使って丸一日かけて行われる。
1971年(昭和46年)に初開催され、それ以降毎年実施されている。

生活規範12箇条(ミニマム・エッセンシャルズ)

生徒に日常生活の心構えを説いたもので、校則とは別に生徒手帳に記載されている。この第8条に、
｢夕食後、家族の人たちと団らんのひとときを持ち、その日学校であったことを簡潔に話したり、弟妹の言うことを静かに聞いてあげたりすること。お互いに話題のないときは合唱したまえ。｣
というくだりがあり、雑誌・ＴＶ等のいわゆる｢変な校則特集｣(正確にはこのくだりは校則ではない)でたびたび紹介されている。在校生・卒業生ともに、これを遵守した人はいないのではないだろうか。

校歌

全国の大抵の高等学校と同じく、歌詞が3番まで存在するのだが、学校名が歌詞の中に一度も出てこないという珍しいものとなっている。
なお、校歌とは別に応援歌「蒼天翔ける」が存在し、こちらには学校名が歌詞に書かれている。

関連動画

関連項目

• 鹿児島
• 学校
• 高等学校
• 鹿児島県立甲南高等学校
• 学校の一覧