18歳と81歳の違い

18歳と81歳の違いとは、笑点の大喜利ネタの一つである。

概要

2015年10月18日に放送されたテレビ番組、第2486回『笑点』大喜利のコーナーに1問目として出題。

当時話題となっていた公職選挙の選挙権年齢を18歳まで引き下げる法改正を、日本人男性の平均寿命が81歳まで伸びていることにかけて、18歳と81歳の違いを大喜利メンバーに回答してもらうというお題を司会の歌丸が出題。

初っ端の1問目であるが、皮肉めいた珍回答を大喜利メンバーが次々連発し、後楽園ホールは大きく盛り上がり1人も座布団を没収されることなく2問目に移る運びとなった。

放送時の出題と回答

歌丸「まずは1問目です。えー選挙権をですね18歳から認めようという動きがあるなど、今何かと18歳が話題ですよね。そんな中、日本人男性の平均寿命も遂に80歳を超えて81歳に届く勢いだそうです。そこでズバリ！18歳と81歳の違いを笑点流に考えて頂きたい」

歌丸「はい。圓楽さん早かったどうぞ」

圓楽「道路を暴走するのが18歳、逆走するのが81歳」

歌丸「座布団1枚やって！まぁまぁまぁ十分気を付けて頂きたいと思います」

歌丸「小遊三さん」

小遊三「心がもろいのが18歳、骨がもろいのが81歳」

歌丸「昇太さん」

昇太「浪人するのが18歳、蠟人形みたいになってるのが81歳」

歌丸「好楽さん」

好楽「偏差値が気になるのが18歳、血糖値が気になるのが81歳」

木久扇「はいっ！」

歌丸「木久ちゃん」

木久扇「嵐と言うと松潤を思うのが18歳、嵐と言うと鞍馬天狗の嵐寛寿郎を思うのが81歳。杉作…日本の夜明けは近いぞ（語り始める）」

歌丸「（木久扇の語りを無視して）はい。たい平さん」

たい平「YouTubeを見てるのが18歳、身体中にチューブが刺さってるのが81歳」

歌丸「（苦笑しつつ）腸閉塞で入院した時、身体中にチューブが刺さっててねw（自分の身体を指で突っつく）たい平さんに1枚やって！」

歌丸「圓楽さん」

圓楽「Hな想像をしてるのが18歳、Hなことばっかり言ってるケーシー高峰さんは81歳」

歌丸「（笑いつつ）そうなんだ。81なんだw」

歌丸「木久ちゃん」

木久扇「はいっ！受験戦争を戦っているのが18歳、アメリカと戦ったのが81歳」

歌丸「（感心した面持ちで）あ～こりゃ上手ぇな、1枚やってよ」

歌丸「小遊三さん」

小遊三「恋に溺れるのが18歳、風呂で溺れるのが81歳」

歌丸「（大笑いして）1枚やってよww」

歌丸「昇太さん」

昇太「まだ何も知らないのが18歳、もう何も覚えてないのが81歳」

歌丸「（笑い堪えて）1枚やってw」

歌丸「木久ちゃん」

木久扇「はいっ！シルバーシートで狸寝入りしているのが18歳、その前に立って死にそうな顔をしているのが81歳」

歌丸「（冷静になり）まぁ、お年寄りには席を譲って頂きたいと思いますね。山田君、木久ちゃんに1枚やって！」

歌丸「たい平さん」

たい平「はい！妊娠すると驚かれるのが18歳、妊娠するともっと驚かれるのが81歳。（お腹触りながら）デキタみた～い♡」

歌丸「圓楽さん」

圓楽「好楽さんが入門したのが18歳、歌丸さんが引退するのが81歳」

歌丸「（怒りを込めて）81じゃ俺はまだ引退しないよ！冗談じゃない(#ﾟДﾟ)」

歌丸「はい。たい平さん」

たい平「東京オリンピックに出たいと思うのが18歳、東京オリンピックまで生きたいと思うのが81歳」

歌丸「1枚やって！」

歌丸「木久ちゃん」

木久扇「はい。自分探しの旅をしているのが18歳、出掛けたまんま分からなくなったのが…」

（会場笑いに包まれる。木久扇が言い終えないまま次の問題に移ろうとする歌丸）

木久扇「みんなが探しているのが81歳」

好楽「分かったってんだよ(#ﾟДﾟ)」

歌丸「2問目いきましょ2問目。（これ以上進むと）危ない！」

2015年10月18日第2486回『笑点』大喜利第一問目参照

反響

皮肉とユーモアが絶妙に混じり、創意工夫で文章が改変しやすいことも功を奏したのか、老若男女問わず視聴者の心を掴んだこのネタは放送終了後にSNS等を通じてジワジワと広がり、現在では笑点を見たことがない層にも伝わる程の知名度を得ている。

家で笑点を見た家族が壁に貼る以外にも、駅や公民館などの公共施設、更には飲食店・銭湯・寺に貼られている目撃例がある。高齢者が集まる福祉施設や病院の壁に何気なく貼られているケースもあり。

原文をそのまま掲示することもあるが、閲覧者の自尊心を傷つけないように適度に文章から毒気が抜かれたり、全く新しいオリジナルの構文に差し替えられる例も多い。

掲示の目的は様々だが、18歳でも81歳でも人生を笑ってポジティブに生きましょうという願いが込められていることは相違なく、今後も時代が変化するにつれて両者の違いをネタとした様々な構文が生まれてくるだろうと予想される。

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余談

• ケーシー高峰は81歳を超えても漫談家として自身の芸風を貫き、この放送から約4年後に85歳で逝去した。
• 正確には好楽が落語家として入門したのは1966年で19歳の時。4度目の申し出でようやく8代目林家正蔵から入門を許される。
• 当時、桂歌丸は78歳。ここから約半年後に笑点の司会を降りるが、生涯落語家として活動を続け奇しくも81歳で天寿を全うした。

18歳と81歳の違い検定

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外部リンク

• 放送内容 | 第2486回 笑点 | 日本テレビ

関連項目

• 笑点
• 大喜利
• 落語
• 18歳