Jリーグ・アンダー22選抜

Jリーグ・アンダー22選抜とは、2014年と2015年にJ3リーグに参加していたJ1リーグ及びJ2リーグに所属する22歳以下の選手で構成されたチームである。愛称は「J-22選抜」。

概要

かつて存在した日本のサッカーチーム Jリーグ・アンダー22選抜 基本情報 創設年 2014年 解散年 2015年 所属リーグ J3リーグ クラブカラー 白/赤 ホーム スタジアム なし ホームタウン なし サッカークラブ＆チームテンプレート

2014年にJ3リーグが創設された際、JリーグとJFAの間でJ3を若手選手の育成の場として活用しようという方策が検討されており、様々な案が出された中で最終的に特別参加枠として「J1とJ2のU-22（22歳以下）の選抜チームの参加」となった。

一般のJ3クラブとの違いは、毎回招集メンバーが決定するためメンバーが固定されないこと、J2リーグへの昇格は対象外であること、ホームタウン、ホームスタジアムは持たず、試合は全て相手クラブのホームスタジアムにおいてアウェー試合として開催されることなどが挙げられる。

チームスタッフはJFAから派遣されており、初代監督には元川崎フロンターレ監督で、U-17サッカー日本代表コーチの高畠勉が就任。2015年9月にはU-22サッカー日本代表（リオデジャネイロ五輪代表）監督の手倉森誠がコーチとして登録されている。

当時が2016年のリオデジャネイロオリンピックを目前に控えていた時期であったことから、招集メンバーはいわゆるリオ世代（1993年生まれ～1996年生まれ）の選手が中心となっていた。当然、それぞれの所属チームでの試合出場が優先されるため、遠藤航など当時すでに主力クラスだった選手はほぼ招集されなかった。

J3リーグでの成績は2014年は12チーム中10位、2015年は13チーム中12位となった。

2年間の活動において、「毎節試合直前に招集、試合後解散」という方式をとったこともあり、「試合前日までメンバーを確定できない」「選手のモチベーションを維持することが難しい」といった意見が挙がり、中には、はっきりと「行きたくない」と漏らす選手もいたほどだった。そのため、2015年11月17日に行われたJリーグ理事会で、2016年シーズンからは新たにJ1・J2に参戦するクラブが所属選手で結成した「U-23チーム」がJ3に参戦することが決定し、J-22の活動は2年間で終了となった。

招集された主な選手

選手名	招集年度	当時の所属チーム
植田直通	2014年、2015年	鹿島アントラーズ
関根貴大	2014年	浦和レッズ
矢島慎也	2014年	浦和レッズ
大山啓輔	2014年	大宮アルディージャ
秋野央樹	2014年	柏レイソル
小林裕介	2014年	柏レイソル
中村航輔	2014年	柏レイソル
中谷進之介	2014年、2015年	柏レイソル
熊谷アンドリュー	2014年	横浜F・マリノス
喜田拓也	2014年、2015年	横浜F・マリノス
鈴木武蔵	2014年、2015年	アルビレックス新潟
小泉慶	2014年、2015年	アルビレックス新潟
松原健	2014年、2015年	アルビレックス新潟
石毛秀樹	2014年、2015年	清水エスパルス
三浦弦太	2014年、2015年	清水エスパルス
井手口陽介	2014年、2015年	ガンバ大阪
野津田岳人	2014年、2015年	サンフレッチェ広島
浅野拓磨	2014年、2015年	サンフレッチェ広島
川辺駿	2014年	サンフレッチェ広島
山中亮輔	2014年、2015年	ジェフユナイテッド千葉
オナイウ阿道	2014年	ジェフユナイテッド千葉
畠中慎之輔	2014年、2015年	東京ヴェルディ
前田直輝	2014年、2015年	東京ヴェルディ（2014）、松本山雅FC（2015）
高木大輔	2014年	東京ヴェルディ
高丘陽平	2014年、2015年	横浜FC
中島翔哉	2014年、2015年	FC東京
原川力	2014年	京都サンガF.C.
西村拓真	2015年	ベガルタ仙台
鈴木優磨	2015年	鹿島アントラーズ
中山雄太	2015年	柏レイソル
橋本挙人	2015年	FC東京
板倉滉	2015年	川崎フロンターレ
三好康児	2015年	川崎フロンターレ
大島僚太	2015年	川崎フロンターレ
北川航也	2015年	清水エスパルス
岩波拓也	2015年	ヴィッセル神戸
鎌田大地	2015年	サガン鳥栖
奥川雅也	2015年	京都サンガF.C.

関連項目

• サッカー
• Jリーグ - Jリーグチーム一覧
• J3リーグ
• 日本サッカー協会 / JFA