L字

L字(L字型画面)とは、選挙や大事故・大災害などの緊急時にテレビ画面の端に現れる字幕情報のことである。 概要 　選挙や大事故・大災害、また戦争が開始された時にはニュース速報や報道特番が組まれることが多いが、更に最新の情報を知らせるために、本来放送される映像を縮小し、常に画面の隅にL字または逆U字(主にNHK)などでニュースティッカーのように字幕で表示される。かつては上下左右がそれぞれ逆転したL字を表示をするものもあった。 選挙の場合、画面下部に政党毎の獲得議席の速報や当確情報が表示される。その際、自由民主党・民主党・公明党・社会民主党・日本共産党・みんなの党以外の政党については「その他・無所属」などの扱いにされることがある。 自然災害の場合、画面下部に台風の進路予測や地震の被災状況と共に交通情報や救援活動の詳細などが表示される。時に募金活動情報や(特別な措置としての)地上波放送のネット配信サイトの案内も流される。 　民放においてはCMの間はL字を隠すことが多い。またNHKで採用されている逆U字は地震速報においてでも用いられる。 　臨時にL字を表示する場合は報道特番が組まれていることが多い。しかし未曾有の大災害が発生した際には、数日後に通常の放送に復帰しても一週間程度はL字を表示することがある。 　一方、BS・CS放送やニュース番組においては、その番組の間だけL字を常時表示するものも多い。過去に「日テレニュース24(NNN24)」でL字を常時表示していた。その時は画面下部にニュースティッカーを、画面左に時刻と天気予報と為替情報を表示していた(2014年3月3日に再び表示されるようになった)。 　またニュースティッカーについても、日本の地上波放送においては2009年から1年間だけTBS系列の報道番組「NEWS23」で使われただけで、やはり珍しいものとなっている。しかし、海外ではBBCやCNNなどの報道番組で常用されている。 関連動画 関連項目 ニュース速報