SCP-049 単語

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本記事は現在版の『ペスト医師』を扱っています。
過去バージョンは『SCP-049-ARC』を参照してください。

おおドクターそれはどうかな


SCP-049 - SCP財団exitより,2023/01/28閲覧

SCP-049とは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。

名は『Plague Doctor (ペスト医師)』。本稿は改稿されたバージョンであり、旧バージョンの記事『SCP-049-ARC』に改稿の経緯を載せている。

概要

SCP-049
基本情報
OC Euclid
収容場所 サイト-19
著者 Gabriel Jade, djkaktus (共著)
作成日 2009年12月11日
改稿日 2018年5月10日
タグ ペスト医師
人間
伝染性
共著
化学
改稿
生物
知性

蘇生
触覚
添付
リンク SCP-049exit
SCPテンプレート

SCP-049は1.9mの身長がある、中世ペスト医師の外観を呈した実体である。ただしその職業を示すローブとセラミックマスクを着用しているようにみえるものの、その実態はそういう材質に見えるだけの生体組織であり、X線で調べたところSCP-049がその外層の下に人格構造を有していることが示されている。

SCP-049は様々な言語を話すが、基本的には英語中世フランス語を話すことを好む。いわく、『非常に旅行を好む』らしい。そして情に厚くスタッフにも協力的ではあるものの、自身が『 悪疫 ( Pestilence )』と呼称するものに対して直面していると感じた際は苛立ち、攻撃的になる。この悪疫の性質は財団には知られていないが、SCP-049にとっては大きな関心事になる様子である。

SCP-049は、悪疫に冒されていると自身が見做した個人に対して敵対的になり、そのような個人を殺しようとする。SCP-049が触れると触れた人物は例外なく生物学的機を停止してしまう。これがどうして起きるのかは不明であり、犠牲者の検死解剖でも結論は得られていない。SCP-049自身はこれに対して、「悪疫から救うことはできなかった」と言った内容の落胆や悔恨の念を表明しており、その後医師用バッグの中の具群で荒削りな治療を試みる。たまに手術は成功し、「記憶・精神機を保持していない運動力と応答メカニズムだけをもった」ゾンビ完成する。このゾンビ生物学的機は活動的ではあるが、人間生理とは大いに異なっている。

SCP-049は収容から観察を通して財団の博士Dr.ハムと対話を続けてきた。彼は『大絶滅』と呼ばれる悪疫を治療したいと、強く願い、様々な被検体を切り刻みながら、Dr.ハム同志と認める。最終的にSCP-049は、紆余曲折合ってDr.ハムを「治療」してしまう。彼自身、悲しむ素振りを見せながらも「見識を得た。自身の治療はより効果的になる」と意気込みを見せる。他の博士から「君はがっかりすることになると思うよ」と言われても、不敵に笑ってみせるのだ。同志の死を乗り越えて。

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