SCP-049とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Plague Doctor (ペスト医師)』。本稿は改稿されたバージョンであり、旧バージョンの記事『SCP-049-ARC』に改稿の経緯を載せている。
SCP-049 | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Euclid |
収容場所 | サイト-19 |
著者 | Gabriel Jade, djkaktus (共著) |
作成日 | 2009年12月11日 |
改稿日 | 2018年5月10日 |
タグ | ペスト医師 人間型 伝染性 共著 化学 改稿 生物学 知性 自我 蘇生 触覚 音声添付 |
リンク | SCP-049 |
SCPテンプレート |
SCP-049は1.9mの身長がある、中世のペスト医師の外観を呈した実体である。ただしその職業を示すローブとセラミックマスクを着用しているようにみえるものの、その実態はそういう材質に見えるだけの生体組織であり、X線で調べたところSCP-049がその外層の下に人型の骨格構造を有していることが示されている。
SCP-049は様々な言語を話すが、基本的には英語や中世フランス語を話すことを好む。いわく、『非常に旅行を好む』らしい。そして情に厚くスタッフにも協力的ではあるものの、自身が『 悪疫 』と呼称するものに対して直面していると感じた際は苛立ち、攻撃的になる。この悪疫の性質は財団には知られていないが、SCP-049にとっては大きな関心事になる様子である。
SCP-049は、悪疫に冒されていると自身が見做した個人に対して敵対的になり、そのような個人を殺害しようとする。SCP-049が触れると触れた人物は例外なく生物学的機能を停止してしまう。これがどうして起きるのかは不明であり、犠牲者の検死解剖でも結論は得られていない。SCP-049自身はこれに対して、「悪疫から救うことはできなかった」と言った内容の落胆や悔恨の念を表明しており、その後黒い医師用バッグの中の道具群で荒削りな治療を試みる。たまに手術は成功し、「記憶・精神機能を保持していない運動能力と応答メカニズムだけをもった」ゾンビが完成する。このゾンビの生物学的機能は活動的ではあるが、人間の生理機能とは大いに異なっている。
SCP-049は収容から観察を通して財団の博士、Dr.ハムと対話を続けてきた。彼は『大絶滅』と呼ばれる悪疫を治療したいと、強く願い、様々な被検体を切り刻みながら、Dr.ハムを同志と認める。最終的にSCP-049は、紆余曲折合ってDr.ハムを「治療」してしまう。彼自身、悲しむ素振りを見せながらも「見識を得た。自身の治療はより効果的になる」と意気込みを見せる。他の博士から「君はがっかりすることになると思うよ」と言われても、不敵に笑ってみせるのだ。同志の死を乗り越えて。
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最終更新:2024/11/08(金) 01:00
最終更新:2024/11/08(金) 01:00
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