SCP-055とは、……そんなオブジェクトなんてなかったと思うけどなあ?……ああ、思い出した、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場する丸くないオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『[unknown] ([正体不明])』。
| SCP-055 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Keter |
| 収容場所 | サイト-19 |
| 著者 | qntm, CptBellman (共著) |
| 作成日 | 2008年7月26日 [1] |
| タグ | メタ 反ミーム 情報災害 注目記事 記憶影響 |
| リンク | SCP-055
|
| SCPテンプレート | |
SCP-055は項目名のとおり、正体不明なオブジェクト。その見た目を財団職員が文字・画像・映像・その他一切の方法で記述および記録ができず、かつ取得したデータからも性質の一切を説明不可能。つまりなんなのかさっぱりわからない上、サイト-19に収容されているが、いつ、何処で、誰が、何故、そしてどのようにサイト-19まで持ってきて収容したかは不明。更にこのオブジェクトについての記録は素早く失われてしまう。結果としてこのオブジェクトは忘却と『再発見』を繰り返すことになる。
報告書の筆者は何者かによって財団を監視するためのエージェントなのではないかと推測している。見つかってはいけないエージェントに対して逆説的に『見つかっても何も対策できない』特性を付与した、というわけだ。
こんなありさまなのでオブジェクトクラスは問答無用のKeter。収容こそされてはいるが、収容『できている』とは到底言えないからであろう。
類例たる反ミーム系オブジェクトの原点でもあり、このオブジェクトについて否定的な情報は記録可能なため(何ではない、何ができない、何が当てはまらない)、他のオブジェクトよりはまだ良心的な部類でもある。インタビュー記録で『丸くはありませんでした』と語られるため、通称は『丸くないやつ』である。
反ミーム部門でも基軸テーマに掲げられるなど、反ミームの中では(皮肉的にも)言及の回数は多い。また、SCP-579([データ削除済])とは何かと比較されがちであり、このふたつを合わせると世界に何かが起きることが示唆されていたりもする。例えばいまでこそ削除済だがロジェの提言(Keter任務)では、『丸い釘を四角い孔にはめ込むことは出来ない。』とされ、SCP-5000でもピエトロ・ウィルソンがSCP-055とSCP-579をあわせて使用しようとしている。
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最終更新:2025/12/16(火) 20:00
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