かつてあった幸せの形を忘れてしまったんだ。
壊れてしまった光ハブ - SCP財団
より,2022/09/27閲覧
SCP-2483とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Sad Swingset (悲しきブランコ)』。
『壊れてしまった光ハブ』の一作品である。
| SCP-2483 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Euclid |
| 収容場所 | サイト-24 外部環境ラボ(EEL) 隔離ゾーン3H |
| 著者 | trennerdios |
| 作成日 | 2014年8月26日 |
| タグ | メタ 強制力 時空間 玩具 金属 |
| リンク | SCP-2483
|
| SCPテンプレート | |
4つのプラスチックの座板が取り付けられていて、うち5つが破損していて、その真新しい表面には鳥の糞が実体化/非実体化し、ほとんど新品に見える、サビだらけの金属のみでできたブランコ。――ここまで矛盾だらけの文章であるのには理由がある。SCP-2483は常に、自らの大きさ、座板の数などのような自分自身に関する情報を含んでいる、音声・映像・写真・文書記録の内容を改変する現実歪曲効果を発生させている。影響もさまざまで、ちょっと視覚的に歪むこともあれば、記述の直接改変までありえる。物理的形状の変更を伴う事象は、周辺環境や生物に危害をもたらすこともある。
更に、周囲12~26m以内にいる人々に強い精神影響を及ぼす。この影響を受けるとSCP-2483が幸福にしているかどうかが次第に気になり始めるのだ。効果範囲から離れて48時間以上経つとこの感情は消えてしまうが、同時にSCP-2483に関する全てのことを忘れてしまう。範囲内に再び立ち入るか、SCP-2483について記録された文書を読むかするまでは、忘れてしまった知識は戻ってこない。記憶処理はSCP-2483の影響を受けた人物に効果を及ぼさない。なぜなら、いつかそれは誰からも思い出してもらえなくなるのだから。
最初に影響を経験したのはエージェント・ニーホルム。SCP-2483の一部が彼の体内に実体化したことで負傷し、治療可能だった傷で彼の左、もしくは右腕が失われた。SCP-2483は、Dクラスにアンダーダックをやってのけた。Dクラスが降りてくることはないだろう。研究員は清掃しようとして、泣きわめいた。職員たちが消えた。先述のDクラスはひどく幸せで恐れていて惨めな姿でブランコに乗っていた。時々揺れては座板が壊れている。壊れてしまった光のように。わたしはそれはおもいだしだされたくないよ。
要はこのブランコはブランコであることに疲れているのだ。誰かを楽しませることで体をきいきい酷使することで心もさびついてしまったのだ。もう、ひとりにしてあげてくれ。
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最終更新:2025/12/20(土) 00:00
最終更新:2025/12/20(土) 00:00
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