SCP-7025とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
SCP-7025 | |
基本情報 | |
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OC | Euclid |
収容場所 | N/A |
著者 | GreenWolf |
作成日 | 2022年9月6日 |
タグ | 乗り物 未収容 確率 |
リンク | SCP-7025 - SCP Foundation |
SCPテンプレート |
SCP-7025の特別収容プロトコルは以下の様なものだ。北米五大湖地域の全ての財団職員は、大量輸送に使用される運行中のバスから少なくとも100mの距離を置くように最大限努力することが求められている。この回避を支援するために解析部門はバスの位置と運行経路をリアルタイムで予測・監視して支援している。財団の監督評議会はロックフェラー財団を通じてSCP-7025影響範囲の公共バス路線の廃止または切り替えを目指す政治的なロビー活動を行っている。
なんでこのようなことになっているのか。――SCP-7025は北米五大湖作戦地域に影響を及ぼす統計的な異常である。五大湖というのは米加間の国境上に位置する5つのでっかい湖のことである。要は国境付近地域のなかでだけ起きる確率論的異常ということになる。雑に言えば、「財団職員は普通の人に比べて1000倍の確率でバス事故で死ぬ」というものである。
この地域では5万人にひとりの割合でバス関連死亡事故が起きる。しかしこれを財団職員に絞ると、何故か50人にひとりがバス事故で死んでいる。この結果、当該地域の財団職員全体の死因第1位が「老衰」でも「病死」でも「自殺」でも、ましてや「SCP-682のおやつになる」でもなく、まさかの「バス事故」になってしまったのだ。
このときのバスそのものには異常性は見られず、異常な力、現象、実体の関与は示されていない。このときの原因も全て平凡なものでしかない。にも関わらず、走行中のバスに近づいた財団職員はほぼ確実に死亡するのである。
ありがちなパターンは製造上の欠陥や故障によるブレーキ異常でバスに轢かれて死ぬもの。しかしこれにとどまらず「スクールバス8の字レース観戦中に部品が飛んできて直撃」「乗車していたバスがヘラジカに衝突したはずみでベーグルをのどに詰まらせて窒息死」「乗車しようとしたらすべって転んで死亡」「家にいたら泥酔した運転手による非番のバスが自宅の壁を突き破ってきた」「川で泳いでいたら橋からバスが墜落して頭上に」「前述のバスを川に潜水して調査していたら残骸に引っかかって溺れ死ぬ」「バス発着所を張り込み調査していたら一酸化炭素中毒に」「エンジンのバックファイアー音に驚いて心臓発作」と、財団がバスに嫌われているかのようにありとあらゆる理由でバスが財団職員を殺しにかかってくる。
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最終更新:2024/11/08(金) 01:00
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