ウード(ファイアーエムブレム)は、ニンテンドー3DS専用ソフト『ファイアーエムブレム 覚醒』の登場人物である。
※ネタバレ要素を含むので観覧注意!※
強大な力を持つ敵軍相手に、徐々に追い詰められていくクロム率いるイーリス聖王国軍…。窮地に立たされし彼らの前に、黒き風をまとい颯爽と駆けつけた一人の剣士…その人物こそがウードである。人は彼を「漆黒のウード」と呼ぶ。彼の多くは未だ謎に包まれているが、伝説に刻まれし彼の軌跡から判明していることをここでは紹介していこう…。
まず彼には伝説の英雄の血が流れている。その血は彼に絶大たる力を与えるが、時に暴走し獲物を求め騒ぎ出すのだ。そうなると例え相手が肉親であろうとも手加減をすることができなくなる。だがしかしウードにとってこのような事は慣れたもの。この程度の体の疼きなど数刻もすれば消え去るものであり、彼はその間強力な精神力で暴走を抑えつけることが可能なのだ。
またこの血は危険がせまると騒ぎ出し、力の一部を開放する。このとき瞳の色に変化が現れる。そして彼の目の前で仲間が倒れたとき、その真の力が解放されるのだ。怒りの炎を身にまとい「鬼人化」した彼は一撃必殺で敵将をなぎ倒す…!だが鬼人化した彼はもはや誰にも手がつけられない。敵味方関係なく血を欲し、その殺戮衝動のままに破壊を続ける悪魔と化すのだ…!だが怒りのままに殺戮を続ける彼の前に、身を盾にして暴走を止める一人の少女が現れた!少女はその身を犠牲にしながらも、俺の暴走を止めることに成功する…。そしてその犠牲を糧として、俺は鬼人化をコントロールすることができるようになった。そしてその力を制御することで、強大な力を持ち、正義の心を持ちながら敵を倒していくことになった。これがダークヒーローウード様の物語の序章である!
………
ウード『こうして大切な者の命と引き換えに強大な力を得た俺は…』
リズ『あー!こんなところにいた!』
ウード『決して消えぬ悲しみを胸に抱いたまま…って、母さん!?ちょ!それ返して!!』
リズ『もー!せっかくみんなに自慢の息子を紹介しようと思ったのに、どっかいっちゃうんだもん。ところでなにこれ?』
ウード『いや、だからこうやって俺の活躍をわかりやすく文章にまとめてだな…』
リズ『むー!こんなものなくってもルフレさんがちゃんとウードのこと紹介してくれるよ!さ、いこ!』
ウード『いやでも今いいところだから…ってちょっと母さん!わかったから手にしがみつくな!ちゃんとついていくって!』
…
……
………
ルフレ『なんだこれ?ウードにこれで紹介してくれって言われて紙束を渡されたけど、何とも珍妙な演劇の本みたいだな…。とりあえず、気を取り直して普通に紹介しておくか…』
ルキナと同じく、未来からやってきた子世代の戦士達の一人。母親はリズ。れっきとしたイーリス王家の血縁者である。
初期クラスは剣士。CVは高橋英則。外伝5章で仲間になる。
間違いなく今作でTOP3に入るネタキャラの一人。彼を表現するならズバリ、「厨ニ病」の一言に尽きる。「ちっ…血が騒いできやがった…」とか「くっ…静まれ!俺の血よ…!」といった邪気眼そのもののセリフをところかまわず放ちまくる。基本こういったファンタジーの世界にいる人物は本当に特別な力をもってたりするのだが、彼の場合(イーリス王国の血縁者ではあるものの)別に何か特殊な力があるわけではなくただの演技である。正真正銘の厨二病患者。だが周りから散々呆れられながらもその言動を貫き通す姿にはある意味尊敬させられる。ちなみに何故かルキナはこの言動を気に入っている。その結果が封魔剣エクスブレード。
今作のキャラ解説には必ず「軍で一番○○」というのがあるのだが、彼の場合は「軍の中で一番、よく血が騒ぐ」。っていうか他に該当者いるのか。
ウードが仲間になる章で、彼で特定の村人に話しかけると専用の武器「ミステルトィン」が手に入る。繰り返すが「ミステルトィン」である。聖戦の系譜に登場する「ミストルティン」ではなく「ミステルトィン」であり、所謂「エクスカリパー」であるが威力はそこそこあり、必殺10、技+1、錬成可能とそれなりに使い勝手は良い。「ミストルティン」のほうは追加DLCの無限の神器で入手可能。「ミステルトィン」を一回り強化した性能を持つ。
そんなネタまみれの彼だが、根っこの部分は優しく面倒見のいい少年である。また非常に親想いで、彼らの血が流れていることを何よりの誇りとしている。彼がよく血がどうたらこうたら言ってるのはこれが原因。誇りすぎてとんでもない方向にぶっ飛んだが。(ちなみに父親がマイユニの場合、血が騒ぐ発言は若干洒落にならない)
また基本的には厨二セリフで会話をしているが、テンパったり相手が本気で嫌がったりすると普通の喋り方になる。特にアズールやブレディといった同年代の同性相手には年相応の少年らしい会話をみることができる。恋愛に関しても非常にまじめで、マイユニ女との会話では「好き」という感情に自分で気づいていないというウブさも見せた。
他にも料理や武具の手入れもそつなくこなしてみせたり、子どもの面倒を見るのが得意だったりなど、厨二病さえ気にしなければ結構な好青年である。
というか、本人に厨二病の自覚がないわけではないため、実際のところ子世代としてはブレディと並びかなり常識的な性格をしている。それでもうちのマークは嫁にはやれないね!
ウードは厨ニ病らしく武器や必殺技にやたらとアレな名前を付けたがる。そこでここではその素晴らしすぎるネーミングを一覧にしてみることにした。ただこれらの名前を練成武器に採用しようとしても、大抵文字数制限(8文字)に引っ掛かってしまうのは残念。ちなみに見出しの書名は彼が持ってる黒歴史ノートの名前。必殺技の名前は現在合計で50個に到達した。
そんな彼が一番かっこいいと思う武器は「リズ」。絶望の未来でリズが最期に使っていた杖で、今はもう壊れてしまっているが、ウードは今でも宝物として大切に持っている。
ついでに言うと彼が武器に名前を彫りだしたのは父親の影響らしく、彼はいつも「リズ ラブ」と入れていたらしい。
ぶっちゃけただの余談。初期設定のウードは英雄を目指す普通の主人公っぽかったのだが、正当派ヒーローのシンシアとキャラ被りを起こすというのと、子世代は後半加入のため空気になってしまいやすいとの懸念から「出オチ」とも言える強烈なインパクトを持たせようとした結果こうなってしまったらしい。
また、誕生日の7月15日は2010年に発売された「新・紋章の謎」の発売日と一緒。
本人は冒頭のように「漆黒のウード」と呼ばれたいようだが、彼に用意されている専用グラのカラーリング(剣士、ソードマスター、アサシン時)は黄色メインであるため、多分どう頑張っても漆黒のウードと呼ばれることはないだろう。
母親のリズがシスターであるため剣士だがステータスが魔法側に寄っており、普通の剣よりサンダーソードのほうが強い場合もけっこうある。そのかわり、通例伸びにくい魔防がかなり伸びる(体感的に)ので、力をカバーするか開き直って魔道士系にするかは父親次第。
DLC限定だが、剣斧魔法が使用できる魔戦士と相性が良い、見た目的にも。
▶もっと見る
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
最終更新:2025/12/07(日) 02:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。