サーヴァント(聖杯戦争) 単語


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サーヴァント

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サーヴァント(聖杯戦争)とは、Fate/stay nightおよびその関連作品に登場する、聖杯戦争のために召喚された7騎の英霊の事である。

以下、この記事ではサーヴァントと表記。

概要

サーヴァントは“人型(カタチ)”与えられることで元の人間性を取り戻した英霊で、分類的には使い魔になる。

このサーヴァントを魔術師がそれぞれ召喚して契約を結ぶことで“マスター”となり、七人のマスターと七騎のサーヴァントが聖杯を得るために競い合い戦い合う儀式が“冬木の聖杯戦争”である。

通常は聖堂教会により“聖杯”とみなされた物品の争奪戦を“聖杯戦争”と呼び、聖杯を何れかの者が手中に収める事により終結する。(文字通りルール無用の争奪戦である。)

一定のルールにのっとり(“神秘の秘匿”と言う最低限のルールだが)、決められた参加人数の中で行われる“冬木の聖杯戦争”は世界でも類を見ないとされる。

サーヴァントの召喚は、人の手に余る複雑な魔術儀式を必要とする。

冬木市における聖杯戦争では大元である“聖杯が英霊を召喚する”ことにより、人の手による召喚を実現している。

この際、魔術師が行う召喚の儀式は補助的な物で必須ではない。

ただし、決められた手順で行ったり、英霊と縁の強い物質を召喚の際に触媒とすることで、狙った英霊を召喚したり、狙ったクラスとしてサーヴァントに出来る可能性が上がるというメリットもあるので、無意味ではない。
触媒がない場合は、召喚するマスターに性質が似た英霊が呼び出される。

マスターにとっては強力な英霊を呼び出した方が当然聖杯戦争を勝ち抜く上で有利となるが、強力な英霊は知名度も高く、能力から弱点まで他のマスターやサーヴァントに知れ渡りやすいと言う弱点もある。そのため少しでも英霊の発覚を遅らせるために、英霊の“英雄としての名”である真名は隠し、この世での仮の名称であるクラス名で呼ぶのが基本。

サーヴァントは霊体であるが、依代と魔力さえあれば実体化が可能。逆に、何らかの方法で魔力を得ないとわずかな時間で消滅する。通常はマスターが依代と魔力供給の役割を行う。霊体であるサーヴァントは生き物でないため自分での魔力生成がほとんどできず、依代がない状態だと特に魔力の減少や能力の低下が激しい。そのためサーヴァントは契約を結んだ魔術師から魔力の供給を受けるか、霊体である彼らの食料である精神、あるいは魂を食らうことで魔力を得る必要がある。

実体化を解いて霊体となれば魔力の薄い無機物をすり抜けるため通常干渉を受け付けなくなる(ただし霊体状態では現世への干渉力も落ちる)。実体化していてもカテゴリー的には霊体であるため、通常武器の攻撃なら無効化することも可能。

この項の参考文献

Fate/complete material 3 World material. P4~13

サーヴァントと英霊の違い

偉大な功績を残したり人々の信仰を受けるなどした実在の英雄の魂。

神話や伝説により確かな知名度と信仰心を得た存在。(実在・架空を問わない)

世界と契約を結び代償として世界の要求をのんだ存在。

以上のモノがあらゆるカテゴリーから除外され、世界の法則から外れた存在に押し上げられたのモノが英霊である。

英霊は時間軸など、この世の法則から外れた“英霊の座”と呼ばれる領域に存在する。召喚されていない座にいる時点での英霊はあくまで人類史に記録された情報にすぎない。

その力は降霊魔術で力の一端を人間に借したり、人類の集合無意識が人類を存続させるために発動させる『抑止の守護者(カウンターガーディアン)』として現界する事により行使される。

この“英霊本体”を召喚出来るのは“世界”のみである。

人間では“英霊本体”を召喚する事は不可能であり、人の手に余る複雑な魔術儀式”を行使して召喚した“英霊の情報(英霊の最高純度の魂)を使用して作られた分身”が“サーヴァント”である。

“冬木の聖杯戦争”において召喚された“英霊の情報”はクラスという筐に吹き込まれる。

この筐に吹き込まれた不安定な存在は、マスターと言う依代と契約を結ぶことにより世界に固定される。

この過程において“冬木の聖杯戦争”に参戦する“サーヴァント”は、聖杯戦争を円滑に行うために聖杯戦争のルールやその土地の歴史や言語などの知識、クラスに応じた能力(クラス別スキル)などが“冬木の聖杯”から与えられる。

“サーヴァント”は聖杯戦争が終了すると、魂の情報となり“英霊本体”に届けられる。

“英霊本体”は、この魂の情報(サーヴァントとしてとった行動の記録)を“本”を読むかのように知る事が出来る。

この項の参考文献

Fate/complete material 3 World material. P4~13

サーヴァントの属性

英霊にはその存在がどのようなものであるかを表す「属性」が存在する。
例えばセイバーを例に挙げれば、「秩序・善」のように、秩序にあたる「社会的な方針」と善にあたる「個人的な方針」で分けられる。社会的な方針が秩序であれば、現代のルールや一般常識に肯定的であり、個人的な方針が善であるならば、自分なりの正義やルールを持ち、それを遵守する。

逆に混沌や悪を持ち合わせる英雄も存在し、自身が現代のルールに否定的である(逆に現代社会がその存在を否定することもある)ならば混沌、目的のためには手段を選ばないならば悪となる。
混沌の場合は討伐されたことによって名を馳せた英雄に多く、束縛からの解放や自由を肯定することであり、社会的なルールによらない感情的な部分においては、必ずしも邪悪であるということではない。
属性善を併せ持っているならば、英雄王ギルガメッシュのようにその価値観は現代社会と大きな隔たりがあるが、その器と力量を認めた相手には敬意を持って戦う(自分なりのルールを持つ)し、ライダー(Fate/stay night)のようにそれが社会秩序に合致せずとも、自身にとって大切な存在(間桐桜)を大切にするといった姿勢で表れる。
属性が悪の場合、その手段は往々にして血生臭いものになりがちである。

中立と中庸は、そもそも現代のルールなどどうでもよいと思っている者や、都合の良い部分は肯定し、悪い部分は否定するなどの方針に積極性のないサーヴァントに多い。
何かを受け入れる代わりに、何かを切り捨てることを肯定する性格。(例:アーチャー(Fate/stay night))

個人的な方針に「狂」があるのはバーサーカーのクラスのみであり、理性を失っているため人格による行動原理が存在しないことを指す。

守護者としての英霊

守護者は“世界が抑止力として使う英霊”である。

信仰の薄い英霊や、世界と何らかの契約を結ぶことにより、代償として英霊になった者が守護者になり易い。

守護者はサーヴァントのように自由意志を持たず、人間の世界が“人間の手による破滅”を起こしそうになった時に人類の集合無意識によりその土地に召喚、世界の力をバックアップとして受けた“戦うだけの現象”として誰にも認識されずにその場の人間を皆殺しにして事態を収拾させて消え去る殲滅兵器として扱われる。

サーヴァントシステムは降霊魔術を用いて英霊に呼びかけ、『守護者』のシステムを応用してこの世に英霊を召喚するというものだが、前述のように意志の有無や能力の点でサーヴァントと英霊(守護者)には大きな隔たりがあり、殻を被ることで人間性を取り戻したサーヴァントより、意思を持たない殲滅兵器としての純粋な英霊(抑止の守護者)の方がより強力。

余談だが、冬木の聖杯戦争で呼ばれるサーヴァントが七騎なのは、“ガイアの怪物”を御するために守護者が七騎必要なところから来ているとされる。

サーヴァントのクラス

クラスとは聖杯によりあらかじめ用意された「役割」あるいは「殻」や「器」であり、これに“英霊の情報”を吹き込むことでサーヴァントとして現界させている。

いわば現代へのパスポートのようなもので、これに憑依させ「サーヴァント」としての形を成させることで、本来は“英霊の座”にある本体の触覚でしか無い「現世に現れる英霊」に本体そのものを映し出し、形や人格を取り戻させるともに、実体化させたり現代に繋ぎ止めたりすることが出来る。

それぞれのクラスに憑依するには『一定のステータス』や『そのクラスに分類される伝説・逸話』など、英霊にそのクラスに該当する属性があることが必要となり(時に本来該当しないクラスに無理やり当て嵌ることもあるが)、また、それぞれのクラスには特有のスキルが割り当てられおり、憑依した英霊をその能力を持ったサーヴァントとして形成する。
基本的なラインナップである7つのクラスとその特徴・条件・特性は以下の通り。絶対枠は三騎士の三つだけで、聖杯戦争のたびに一つや二つはクラスの変更はあるとされる。また、これにそれぞれの英霊が持つ固有スキルが加わる。

だが、このクラスというものは本来の英霊召喚の術式を人間が利用しやすいように型落ちさせたにすぎず、本来の英霊召喚において召喚されるサーヴァントのクラスには『グランド(王冠)』の名を冠させられ、グランドを冠するクラス(器)で召喚されたサーヴァントは通常のサーヴァントよりも行使できる力の権限が一段階上となっている。一段階とあるが、それでも力は絶大で通常では最弱とされるキャスターであっても通常のサーヴァント達を一瞬で塵屑のように屠れるほどの力を持つ。

セイバー
剣の騎士。『三騎士』の一角。最高の『対魔力』を誇る。最優の英霊。
条件:魔力以外のステータスが最高ランク。
クラススキル:『対魔力』『騎乗』
ランサー
槍の騎士。『三騎士』の一角。華やかさはないが、堅実。最速の英霊。
条件:敏捷のパラメータが最高値。それ以外のステータスもセイバーに次ぐもの。
クラススキル:『対魔力』『自害』
アーチャー
弓の騎士。『三騎士』の一角。宝具の強大さを特徴とする。
条件:能力値の大小ではなく、射撃に関する特殊能力や、強力な射撃武器の所持。
クラススキル:『対魔力』『単独行動』
ライダー
騎乗兵。高い機動性と強力な宝具。非常に高いレベルの『騎乗』スキルが与えられる。
条件:何らかの乗り物(生物とは限らない)と深い関係のある伝説を持つこと。
クラススキル:『対魔力』『騎乗』
バーサーカー
狂戦士。能力を本来のもの以上に強化する代わりに理性を失う『狂化』による破壊に特化したクラス。召喚の際に狙ってこのクラスを召喚する方法も存在する。
条件:戦いにおいて猛り狂った伝説を持つこと。
クラススキル:『狂化』
キャスター
魔術師。魔力に特化。他のクラスに「対魔力」スキルが多く用意されているため、サーヴァント中最弱とされる。
条件:魔術の能力値が最高ランク。
クラススキル:『陣地作成』『道具作成』
アサシン
暗殺者。アサシンのクラス自体が触媒となり、アサシンの語源となったイスラム教伝説の暗殺集団の歴代の長たちの中から選ばれる。英雄としての華々しい伝説を持たない為、能力は低めとなり、正面勝負ではキャスターにも劣るがマスター殺しに長ける。
条件:冬木の聖杯戦争においては歴代19名のハサン・サッバーハの誰か。それ以外では暗殺者や処刑人、殺人鬼といった戦争以外で人々を手にかけた逸話を持った存在など。
クラススキル:『気配遮断』

エクストラクラス

ただし、上記の7騎はあくまで基本であり、これを大きく逸脱するサーヴァントも存在している。
それがこのエクストラクラスであり、それぞれクラス名称が異なる。
イレギュラーなものばかりが召喚される傾向があり、「英霊」と呼べるかどうかも怪しい存在が召喚されることも有る。

現時点で確認されているのは以下のクラス。

アヴェンジャー
復讐者。愛が憎しみを呼び、憎しみが愛を呼ぶあり方と揶揄される。最初のアヴェンジャーは冬木における第三次聖杯戦争にてアインツベルンの手で召喚されるものの、大した戦闘能力を持っていなかったため最初期に敗退し、大聖杯に収められる。しかし、これが原因で冬木の聖杯は「この世全ての悪」に汚染され変貌する。

ルーラー
裁定者。聖杯自身に召喚され、『聖杯戦争』という概念を守るために動く絶対的な管理者。
聖杯戦争の規約に反するものに注意を促し、場合によっては罰則を与え、聖杯戦争そのものが成立しなくなる事を防ぐためのサーヴァント。
そのため現界にはマスターを必要とせず、飽くまで中立の立場を貫き、どの陣営にも加担しない。
選定の条件はかなり厳しく、条件に合致するのは『聖人』として認定されている者が多い。

条件:現世に何の望みがない 特定の勢力に加担しない など。この他にも複雑な条件が存在する。
クラススキル:『真名看破』『知覚能力』『真名決裁』

セイヴァー
救世主。神霊をも超える力を持ったものが英霊の枠に収まったもの。
歴史や伝承に名の残る人物で該当するものは恐らく世界に3名しか存在しないと思われる。

ビースト
獣。東京地下の大聖杯で蠢く影。黙示録の獣。
そもそも「英霊」ではない。そして「人間」ですら無い。ぶっちぎりの「反英霊」。
上記のアヴェンジャーとは似通った存在。

シールダー
盾。盾を持つ騎士のクラス。
現時点で確認されている存在はその能力のみを受け継いだデミ・サーヴァント1名のみ。
そのためクラスの詳細は不明のままであるが、選定条件は「盾」に関する逸話の有る者だと思われる。

この他にも、撃墜王(ガンナー)、毒婦(ファニーヴァンプ)、従者(サーヴァント)などのクラスが存在することが語られている。
前2つはともかく最後はそこまでにしておけよ藤村。

宝具

人間の幻想を骨子にして作り上げられた武装のこと。簡単に言えば強力なマジックアイテム。
奇跡を願う人々の想いの結晶、『貴い幻想』(ノウブル・ファンタズム)とも呼ばれる固体化した神秘。

宝具は英霊にとってトレードマークにしてシンボルであり、彼らの半身とも言える。
多くの英霊が一つ以上自らの宝具を持ち、自らを英雄たらしめる『伝説』を宝具により再現する。
その力は「魔法」の域に近く、時には精霊などの英霊より格上の存在さえも打ち倒すほどの力を秘める。

宝具は英雄が生前使っていた剣や槍や弓などの武器や、指輪や盾といった補助的な武装が基本だが、中には生前の英雄が用いた魔術・奥義・技などが宝具扱いされている物、生前の伝説が具現化した物、生前打ち立てた伝説や絆が英霊の能力として宝具化したものなどもあり、非常に多種多様の宝具が存在する。

能力も当然宝具によって大きく異なるが、殆どの宝具は全力を開放するには魔力を注ぎ真名(しんめい)の詠唱による覚醒が必要なこと、その威力・効果範囲などによって、対人・対軍・対城の三つに大きく分けられることは共通している。
ただし、中には真名開放を必要としない常時発動タイプの宝具や、結界宝具・対魔術宝具・対界宝具のように上記の三つの分類に当てはまらない宝具などの例外はある。

令呪

令呪とは、本来なら人には制御することなど到底できないサーヴァントを使役するために作り出されたシステムである。

1800年頃に行われた第一次聖杯戦争の失敗を踏まえて、1860年頃の第二次聖杯戦争までに作り出された。

※第一次はルールもサーヴァントを従わせる術もなく、大失敗に終わった。

マスターに選ばれた人間は、聖杯の力により腕のどこかに三画の令呪が刻まれる。

これは聖杯戦争のマスターであることを示す証であり、同時に一画一画がサーヴァントに対する絶対命令権となる。

召喚の儀式により“英霊の座”にコンタクトを取った際に、選出された英霊は現界と引き換えに“令呪への絶対服従”を強制される。

この為、サーヴァントは令呪を使って命令されたことには逆らうことは出来ない。

大量虐殺や自害等、どの様な理不尽極まりなくサーヴァントの意思を無視した行為でも行わせる事が出来る。

また、令呪は聖杯からもたらされる強力な魔術刻印であり、“サーヴァントに対する絶対命令権”としての効果以外に下記の様な応用を利かせる事が出来る。

  • 一時的にサーヴァントの能力を本来の力を超えて強化。
  • 『ここに来い』と命令する事により空間を越えてサーヴァントをその場に呼び出す。

この事から、聖杯戦争の切り札のひとつとなっている。

余談であるが、使用されないままサーヴァントを失ったマスターの令呪は監督役によって回収され、保管されている。

この項の参考文献

Fate/complete material 3 World material. P4~13

EXTRAにおけるサーヴァント

1980年代で分岐した後、50年ほど経過した未来世界(2030年代)を舞台にしたFate/EXTRAでは、月の存在する太陽系最古の物体である自動書記装置「ムーンセル・オートマトン」によって、冬木の聖杯戦争の形式を模した聖杯戦争が霊子虚構世界で行われており、そちらの聖杯戦争でもサーヴァントが登場する。

大まかな形式である「英霊をクラスという役割に納めてサーヴァントにする」「サーヴァントはマスターを依代にし、マスターの魔力で存在を保つ」「三画の令呪がマスターの証でサーヴァントのブースターになる」などは共通しているが、相違点もある。

以下幾つか相違点を挙げる。

  • 英霊は基本的にムーンセルが観測・記録した「人類史」のデータベースから選抜された偉人・英雄の霊子情報であり、“英霊の座”とは直接関係ない。また、中には記録の元になった大本の人物がムーンセルと契約を結んだことで英霊としてムーンセルに使役される霊子情報も存在する。
  • 元からこの世の干渉できる性質のある本来の英霊とは異なるためか、霊子をサーヴァント(霊子生命体)化するにあたり「第三法(魂の物質化)」が使用されている(詳しい言及は避けるが、冬木の聖杯戦争の本来の目的を考えればトンデモ行為である)。
  • 触媒やマスターやクラスなどの物質的・霊的な縁が必要であった冬木の聖杯戦争と異なり、別に縁がなくてもサーヴァントがマスターの呼び声に応じれば召喚される。(そのため冬木の聖杯戦争よりも「召喚するマスターに性質の似た、相性のいい英霊を呼び出す」確率が比較的上がっている様子)
  • 英霊のカテゴリーにかすりもしない存在を、本人の願いから英霊カテゴリとして押し通して出すなどかなり融通が利いている模様。また、サーヴァント化していなくてもある程度自由があるらしく、他の英霊(といって良いか微妙な人外ではあるが)と「メル友」であるとの発言がある。
  • 基本的にマスターの願いを叶えるためにムーンセルはサーヴァントには自由にさせているが、どのサーヴァントも「マスターがムーンセルに仇なす時はマスターを討つ」という制約が課せられている。
  • サーヴァントとマスターは一蓮托生であり、サーヴァントが何らかの理由で死亡した場合、基本的にマスターも同じく死亡、消滅する。冬木の聖杯戦争のように、戦いの放棄やサーヴァントの譲渡などは認められない。
  • 令呪を3回全て使い切った場合、マスターは資格を失い死亡、消滅する。(ただし作中で令呪を全て使い切る描写は無い)

サーヴァントの一覧(大百科内に記事があるもの)

第四次聖杯戦争 第五次聖杯戦争 Fate/EXTRA
Fate/EXTRACCC Fate/Apocrypha書籍版 Fate/grand order
Fate/Prototype Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ 帝都聖杯奇譚(コハエース)
  • 桜セイバー
  • 魔人アーチャー

サーヴァントのステータス一覧

能力値の基本事項

  筋力 : 肉体的な力の強さ。
  耐久 : ダメージにどれだけ耐えられるか。
  敏捷 : 素早さ、反応の早さ。
  魔力 : どれだけの魔力を扱えるか。
  幸運 : 運の良さ。
  宝具 : 所有する宝具の強さ。

各ステータスの強さはA~Eまで存在し、EXは比較の意味が無いほどの強さを表す。★は不明。

  ランクに+表記がついた場合は瞬間的に数値を倍化出来る事を表す。(+は2倍、++は3倍、+++は4倍)
  この+(プラス)に関しては下記の様に定義されている。
   +(プラス)を持つ英霊は少ない。
   ++(ダブルプラス)をなんて言ったら破格。
   +++(トリプルプラス)は別格だコノヤロー。

ランクを数値で表すと下記の通りとなる。

数値一覧 強さ順 ※同数値は+(瞬間)より基本を上にしてあります
基本 + ++ +++ E 10 B 40 B++、C+++ 120
E 10 20 30 40 E+ 20 A 50 A++ 150
D 20 40 60 80 D 20 C+、D++ 60 B+++ 160
C 30 60 90 120 E++ 30 B+、D+++ 80 A+++ 200
B 40 80 120 160 C 30 C++ 90
A 50 100 150 200 D+、E+++ 40 A+ 100

ステータスを左右する要素

ステータスは土地、知名度、マスターの魔力の影響を受ける。

英霊の伝説の舞台となった土地に近く、知名度が高くなるほど、伝説に近い強さ・装備に近付くことが出来る。

この伝説に近い強さ・装備と言う恩恵により、宝具が追加されることもあり得る。

※クー・フー・リンが故国アイルランドで召喚された場合は、『城』、『戦車』、『不眠の加護』が付加される。

マスターの魔力が強い場合も、サーヴァントは伝説の強さに近付く。

下記のステータス一覧において、ネタバレとなる要素は反転されている。閲覧時は注意。

第四次聖杯戦争

クラス 真名 マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重 クラス別スキル
セイバー アルトリア 衛宮切嗣 B A A A D A++ 154 42 対魔力:A
騎乗:A
アーチャー ギルガメッシュ 遠坂時臣 B B B A A EX 182 68(62) 対魔力:C
単独行動:A
ランサー ディルムッド・オディナ ケイネス・エルメロイ・アーチボルト B C A+ D E B 184 85 対魔力:B
ライダー イスカンダル ウエイバー・ベルベット B A D C A+ A++ 212 130 対魔力:D
騎乗:A+
キャスター ジル・ド・レェ 雨生龍之介 D E D C E A+ 196 70 陣地作成:B
道具作成:-
アサシン ハサン・サッバーハ 言峰綺礼 C D A C E B - - 気配遮断:A+
バーサーカー ランスロット 間桐雁夜 A A A+ C B A 191 81 狂化:C

第五次聖杯戦争

クラス 真名 マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重
セイバー アルトリア 衛宮士郎 B C C B B C 154 42 対魔力:A
騎乗:B
ランサー クー・フーリン 言峰綺礼 B C A C E B 185 70 対魔力:C
アーチャー エミヤ 遠坂凛 D C C B E ?? 187 78 対魔力:D
単独行動:B
ライダー メデューサ 間桐桜 B D A B E A+ 172 57 対魔力:B
騎乗:A+
キャスター メディア 葛木宗一郎 E D C A+ B C 163 51 陣地作成:A
道具作成:A
アサシン 佐々木小次郎 キャスター(メディア) C E A+ E A ?? 176 63 気配遮断:D
バーサーカー ヘラクレス イリヤスフィール・フォン・アインツベルン A+ A A A B A 253 311 狂化:B
アーチャー ギルガメッシュ 言峰綺礼 B C C B A EX 182 68 対魔力:E
単独行動:A+
セイバー アルトリア 遠坂凛 A B B A A+ A++ 154 42 対魔力:A
騎乗:B
アサシン ハサン・サッバーハ 間桐臓現 B C A C E C 215 62 気配遮断:A+
セイバー アルトリア 間桐桜 A A D A++ C A++ 154 42 対魔力:B
騎乗:-

Fate/EXTRA

クラス 真名 マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重 クラス別スキル
セイバー ネロ・クラウディウス プレイヤー D D A B A B 150 42 対魔力:C
アーチャー 無銘 プレイヤー C C C B D 187 78 対魔力:D
単独行動:C
キャスター 玉藻の前 プレイヤー E E B A D B 163 49 陣地作成:C
ライダー フランシス・ドレイク 間桐慎二 D C B E EX A+ 162 55 対魔力:D
アーチャー ロビンフッド ダン・ブラックモア C C B B B D 175 65 対魔力:D
単独行動:A
キャスター ナーサリーライム ありす D~E D~E D~E D~E D~E EX 不定 不定 陣地作成:A
ランサー ヴラド三世 ランルーくん B A E A D C 191 90 対魔力:C
バーサーカー アルクェイド 臥藤門司 A+ B A C D E 167 53 狂化:A→C
アサシン 李書文 ユリウス・B・ハーウェイ B C A E E - 166 60 気配遮断:-
ランサー クー・フーリン 遠坂凛 B A A C E B 185 70 対魔力:C
バーサーカー 呂布奉先 ラニ=Ⅷ A+ A+ B+ C+ C+ A 225 153 狂化:A
セイバー ガウェイン レオナルド・B・ハーウェイ B+ B+ B A A A+ 180 78 対魔力:B
騎乗:B
セイヴァー 覚者 トワイス・H・ピースマン A A C B B A++ 不明 不明 カリスマ:A+
対英雄:B

Fate/ExtraCCC

当作品のサーヴァントは例外中の例外が存在する。以下その詳細である

  • アルターエゴ:サクラ型AIを雛形に複数の女神系列の英霊を組み合わせて合成された英霊複合体
  • ムーン・キャンサー:ムーンセルと一体化したサクラ型AI。正確には英霊ではないが便宜上英霊とする
  • ランチャー:ジナコのその場のノリでクラス名変更。(本人が承認した上、ご丁寧にマトリクス画面でもランサーからランチャーと変更されている)
  • 他作品ではクラス別スキルとして設定されていないスキルを特例として取得している場合がある。これが月の裏側ゆえの例外なのか、表の聖杯戦争でも起こりうることなのかは不明。
クラス 真名 マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重 クラス別スキル
なし ギルガメッシュ プレイヤー B B B A A EX 182 68 単独行動:EX
ランサー エリザベート=バートリー 複数 C D A E B D 154 44 陣地作成:B
戦闘続行:B
アルターエゴ(M) パッションリップ BB A+ A C B E C 156 1t トラッシュ&クラッシュ:EX
ランサー
ランチャー
カルナ ジナコ=カリギリ B A A B A+ A++ 178 75 対魔力:C
騎乗:B
バーサーカー エリザベート=バートリー 複数 A A B D C E- 154 44 狂化:E-
対魔力:A
アルターエゴ(S) メルトリリス BB E C A+ A B EX 190 33 メルトウイルス:EX
ムーン・キャンサー BB なし 156 46 百獣母胎:EX
キャスター ハンス・C・アンデルセン 殺生院キアラ E E E EX E C 146 39 高速詠唱:E
アイテム作成:C

Fate/Apocrypha

お蔵入りになった企画であり、下記の2点に注意して参照する事。

  • 最終段階まで詰められた設定ではない。
  • オンラインゲームとして聖杯戦争のシステムを楽しむ為に作られていた。
クラス 真名 設定制作 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重
セイバー(ライダー) ジークフリード TYPE-MOON B+ A B C E A 190 70
ランサー(アーチャー、ライダー) カルナ 奈須きのこ B C A B D EX 178 65
ランサー ヴラド三世 虚淵玄(ニトロプラス) C C B A D B 190後半 80台
ランサー 武蔵坊弁慶 茗荷屋甚六 A B+ C D C C 199 88
アーチャー ダビデ 星空めてお(TYPE-MOON) C D B C A B 171 62
アーチャー アタランテ 茗荷屋甚六 D E A B C C 166 57
ライダー ゲオルギウス 三輪清宗 D A+ C++ D A+ C 180 95
ライダー アストルフォ 近衛乙嗣・星空めてお(TYPE-MOON) D D B C A+ C 160台 50台
キャスター シェイクスピア 賀東招二 E E D C++ B C+ 180 75
アサシン(バーサーカー) ジャック・ザ・リッパー 東出祐一郎 C C A C E C 150 45
アサシン(キャスター) セミラミス TYPE-MOON E D D A A B 160台 50台
バーサーカー フランケンシュタイン 星空めてお(TYPE-MOON) C B D D B C 170台 40台
バーサーカー スパルタクス 虚淵玄(ニトロプラス) A EX D E D C 220後半 160台
バーサーカー 坂田金時 鋼屋ジン(ニトロプラス) A+ B B C C C 190 88
ルーラー(セイバー) ジャンヌ・ダルク 奈須きのこ B B A A C A++ 159 44

Fate/Apocrypha(書籍版)

クラス 真名 マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重 クラス別スキル
セイバー ジークフリート ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア B+ A B C E A 190 80 対魔力:-
騎乗:B
ランサー ヴラド3世 ダーニック・プレストーン・ユグドミレニア B B A A D A 191 86 対魔力:B
アーチャー ケイローン フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア B B A+ B C A 179 81 対魔力:B
単独行動:A
ライダー アストルフォ セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア D D B C A+ C 164 56 対魔力:A(D)
騎乗:A+
キャスター アヴィケブロン ロシェ・フレイン・ユグドミレニア E E D A B A+ 161 52 陣地作成:B
道具作成:B+
アサシン ジャック・ザ・リッパー 六導玲霞 C C A C E C 150 45 気配遮断:A+
バーサーカー フランケンシュタイン カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア C B D D B C 172 48 狂化:D
セイバー モードレッド 獅子劫界離 B+ A B B 154 42 対魔力:B
騎乗:B
ランサー カルナ
アーチャー アタランテ 166 57
ライダー アキレウス 185 97
キャスター シャイクスピア 180 75
アサシン セミラミス シロウ・コトミネ 167 51
バーサーカー スパルタクス 221 165 狂化:EX
ルーラー ジャンヌダルク なし 159 44 対魔力:EX
ルーラー 天草四郎時貞 なし 169 59

Fate/grand order

クラス 真名 マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 身長 体重 クラス別スキル
シールダー マシュ・キリエライト プレイヤー C A D B C 158 46 対魔力:A
騎乗:C
この項の参考文献

Fate/EXTRA パーフェクトガイド P202~213

Fate/Zero material P19~24

Fate/complete material 3 World material. P14,20~38

Fate/complete material 4 Extra material. P259,266,296~343

Fate/EXTRA material P6~25

Fate/Apocrypha 各巻

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関連項目

  • Fate/stay night
  • Fate/hollow ataraxia
  • Fate/Zero
  • Fate/EXTRA
  • Fate/EXTRA CCC
  • Fate/Apocrypha
  • Fate/Prototype
  • Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
  • Fate/Grand Order
  • 聖杯戦争
  • 宝具
  • TYPE-MOON
  • TYPE-MOON関連の一覧
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