セガマークIIIとはセガが1985年に発売したビデオゲーム機である。
TMS9918をカスタム化し、同時発色数の大幅増加やスクロール機能などを追加したVDPを搭載することで、ファミコンに勝るグラフィック機能を得た、SG-1000IIの後継機である。1985年10月20日に発売された。同時発売ソフトは「テディボーイブルース」と「ハングオン」
サードパーティはサリオ社のみ。
周辺機器にはFMサウンドユニット、テレコンパック、ラピッドファイアユニットなどがある。
ファミリーコンピュータの圧倒的な市場独占を受けてグラフィック面・サウンド面を強化している。なお、この時点でのハードウェアの性能はファミリーコンピュータを上回っていた。
オプションで、ゲーム専用機としては初となるFMサウンドユニット(FM音源)を用意した。対応ソフトもそれなりに出たが、FM音源は仕様上CPU負荷が非常に高いため、使用すると処理落ちが頻発するようになるもろ刃の剣でもあった。
また下位ハード向けソフトを完全互換し、従来機の場合後付けが必要であったマイカードリーダ(カードキャッチャ)を本体に標準装備することでゲームユースにおいては必要十分なハードとなった。
前述の発色数増、FM音源対応にあわせたソフトを供給するため、マーク3発売から新たに下記形態のシリーズ展開を開始した。
上記にあげたシリーズ名を冠するソフトは「ロレッタの肖像」を除いてSG-1000II以前のハードでは起動できない。
上記のような事象が起きるのは当時ゲーム機というものが親の世代にそれほど認知されておらず、ゲーム機はすべて同じもので、平たく言えば「ファミコンとマーク3には互換性がある」くらいに考えられていたためと思われる。
またマーク3のある家庭には何故かファミコンがないという共通点があった。
マーク3には当時セガがアーケードで展開していた「体感ゲーム機」の移植が多くあったが、スペースハリアーを除きその多くが作品として失敗していた。そのような状況で他ハードに移植されなかった代表作を以下に挙げる。
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最終更新:2025/12/11(木) 07:00
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