『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』 (英: The Legend of Zelda:Twilight Princess) とは、任天堂が開発・発売したゲームソフトである。略称はトワイライトプリンセス、トワプリ。
日本では2006年12月2日にWii版・GC版両方のハードで発売され、GC版はネットでのみ購入できる(GC版は公式サイトでの販売は終了)。直接の続編に「リンクのボウガントレーニング」がある。
元々はGC用として開発が進められていたタイトルだが、当時GCの売り上げ低迷・次世代機Wiiへの移行もあり、両ハードで販売された経緯がある。
Wii版とGC版の主な違いは、Wii版がGC版のミラーモードとなっている点である。Wii版でのミラーモードにおいては、リンクがシリーズ初の右利きとなっているが、これは剣をリモコンで操作するユーザーに配慮したためである(GC版では従来と同じ左利き)。
時代背景は『時のオカリナ』でガノンドロフを倒し、ゼルダの時の歌により7年前の子供時代に戻り、ゼルダと共にガノンの野望を砕いてから100年後の世界である、と本シリーズの開発者である青沼英二氏は『ニンテンドードリーム』の取材で語っている。
又、本シリーズ初のCERO-Bが付けられたことでも話題になった。これは、ゲーム内に登場する「窃盗・虐待行為」が犯罪に相当すると判断された為である(具体的には、トアルの剣入手時のイベント及び森の店での万引き行為のこと。後者の場合、店番の鳥に襲われる上に以降泥棒と言われてしまう。なお、序盤のリンクのサービスシーンは関係あるのだろうか?)。
リンクの声優は『時のオカリナ』の檜山修之から変更になり、笹沼晃となった。開発段階のE3の紹介ムービーではまだ檜山修之であった(下記の動画を参照)。ミドナは河本明子、ゼルダは水沢潤である。
(ちなみに、このムービーが発表された時の盛り上がりを伝えるべく海外ゲームサイトにて作成された写真が、かの有名な外人4コマでもある)
2015年11月13日のニンテンドーダイレクトでHD版がWiiUで2016年3月10日に発売されることが発表された。グラフィック向上のほかいくつかの新要素が追加されている。ゼルダシリーズのamiiboにも対応。
ハイラルの南部ラトアーヌ地方の人里離れた地にある、チーズや山羊が名産ののどかなトアル村に暮らす牧童のリンクは、剣士であるモイからハイラル城のゼルダに献上品の剣と盾を届ける大役に推薦される。
次の日、村の少年タロが悪戯好きの猿を発見し、捕まえるために猿を追って立ち入ることを禁じられていたフィローネの森に入ってしまったことを知ったリンクは、愛馬エポナに乗り、魔物に捕まっていたタロとサルを救出することに成功するが、結果エポナに怪我をさせてしまう。
ハイラル城に献上品を届けに行く当日、幼馴染みの少女イリアにエポナに怪我をさせたことを知られ、彼女がエポナの傷を癒すために泉へ連れて行ってしまったため、リンクはハイラル城に行くことができなくなってしまう。イリアに謝るために迂回し泉へ行くと魔物に襲われ、イリアと村の子供達がさらわれてしまう。助けようと魔物たちを追うが途中、タイトルにもなっている「トワイライト 英: Twilight」という影の世界に踏み込んでしまう。そのとき、魔力により狼に姿を変えられ気絶してしまう。目を覚ましたところ、「ミドナ」と名乗る魔物が現れ、ある人物に会ってほしいと頼まれる。
普通の人間は魂となる影の世界の侵食から光の世界を救うためにリンクは立ち上がる。
昼と夜、過去と未来、海と陸など伝統的に2つの世界を行き着するゼルダシリーズだが、今回は「光と影」の世界がキーとなり、この2つの世界を行き着する。ハイラル地方の各所は影の世界「トワイライト」と化しており、ここではリンクは狼の姿となってしまう。初めて訪れた場所ではその場所に光を取り戻すのが最初の目的。なお操作は人だった時となんら変わらないので安心。狼状態ならば動物と(猫やコッコ、さらには愛馬エポナなどとも)会話ができたり、「センス」を研ぎ澄まして匂いを辿ったり、人間では見えないものを見たりする事もできる。
ただしアイテムは使えず、人間には怖がられたり襲われたりするので人の多い所では人間になりましょう(物語が進めば、人間と狼の姿を自在に変えられるようになります)。
もちろん人間・リンクの動きも進化しており、普通の攻撃よりも威力の高い「奥義」を習得する事ができる。
各地に点在する風の像から聞こえるメロディを狼リンクで遠吠えし、現れた金色の狼の元へ行く事で謎の剣士から奥義を習得できる。
最初に習得する「とどめ」以外はクリアに必須の奥義ではないが、強力なのでぜひ習得すべし。
多分にネタバレを含んでいるので注意。
| ダンジョン名 | 概要 |
| 森の神殿 | トアル村の北にあるフィローネの森に鎮座する神殿。 最初なので本作の中では一番楽なダンジョンのはず。 中ではサルたちを助けて力を借りて進むことになる。 親玉を正気に戻すとシリーズの伝統アイテムがパワーアップした疾風のブーメランを入手できる。 ボスは「覚醒寄生種ババラント」。ボム虫をエイムするのさえ慣れてしまえば雑魚のはずである。 |
| ゴロン鉱山 | ゴロンの住処デスマウンテンにある溶岩のダンジョン。 ダンジョン内にいる3人の長老を探し、3つに分かたれたボス部屋の鍵を探して進んでいく。 洞窟内には磁力を発してる岩場があり、靴底が鉄製のアイアンブーツを使えばその岩場を歩ける。 ここで手に入るのはシリーズの伝統中の伝統、勇者の弓。本作では爆弾と合成して 爆弾矢を放ったり、ホークアイと組み合わせてスナイプしたりする事もできる。 ボスはE3の体験版でもおなじみの「覚醒火炎獣マグドフレイモス」。 倒せば族長ダルボスを正気に戻すことができるだろう。 |
| 湖底の神殿 | その名の通り、ハイリア湖湖底にあるゾーラの神殿。 入るには「ゾーラの服」を着用する必要がある。 中央の部屋の水位が足りないので東西から水を供給してボス部屋へと向かう。 ここでのアイテムはこれまたシリーズの伝統、クローショット。 本作ではツタとかのぶら下がれる壁や天井に張り付くこともできる。 ボスは「覚醒多触類オクタイール」。倒した後、ミドナがデレる。 |
| 砂漠の処刑場 | かつてある悪人を影の世界に送ったという処刑場。 処刑場だけに怨念に満ち溢れており、シリーズ伝統のガイコツ兵や幽霊が出まくるが、 こちらもマスターソードを入手しているので十分対抗できるはず。 スピナーがこのダンジョンのアイテムになる。 ボスはザントが恐竜の化石に命を吹き込んだ「蘇生古代獣ハーラ・ジガント」。 スピンオフ作品『リンクのボウガントレーニング』のラスボスでもある。 |
| 雪山の廃墟 | 獣人おしどり夫婦の住む謎の廃墟。やけに武器やら甲冑やら大砲やらが揃っているが、 この廃墟の謎は最後まで不明である。 ここでは、病床にある妻マトーニャのために夫ドサンコフが作っているスープを作るのを手伝いながら 凍りついた廃墟の中を探索していく。スープは回復アイテムにもなるので体力には困らない、はず。 中ボスが振り回していたチェーンハンマーだが、中ボス撃破後リンクも使わせてもらうことになる。 ボスは妻マトーニャが"陰りの鏡"の魔力に冒されて変身した「覚醒大氷塊フリザーニャ」。 だが、正直言って素の奥さんのほうがはるかに強い(ミニゲームの難しさ的な意味で)。 |
| 時の神殿 | 数百年前の過去の時代の時の神殿。あの裏にあんな空間があったのかと色々と感慨深い。 ここでお馴染みの鎧モンスター「タートナック」が中ボスとして登場。 鎧が壊れると大剣から細剣に持ち替え、素早い動きで翻弄してくる。 この中ボスを倒して手に入るのはおばちゃんが探し求めているコピーロッド。 道中の鐘や石像の謎がこのアイテムで判明する。 ボスはパワーアップした(÷)もとい「覚醒甲殻眼シェルドゴーマ」。 一度倒したと思っても油断しないように。 |
| 天空都市 | おばちゃんの故郷の天空都市だが観光気分ではないらしい。 都市を襲う謎の竜を追い奥へと進んでいく。敵の首魁の根城を除けば最後のダンジョン。 ここで手に入るもう1本のクローショットにより「ダブルクローショット」にパワーアップ。 張り付きながら次の地点へ飛ぶことができるようになり、ターザン気分を味わえる。 ボスはこの謎の竜こと「覚醒炎翼竜ナルドブレア」。ヴァルバジアの縁者かどうかは不明である。 ちなみにクリアするまで地上に降りられない都合上、唯一ショップがダンジョン内に存在する。 |
| 影の宮殿 | 影の世界にあるザントの根城。今までの集大成その1である。 なんか序盤に比べザントがキャラ崩壊しているような気がするが、憑依していた真の黒幕が 分離して素が出たからだと信じたい。どのみち、僭王にはさっさと消えてもらうに越したことはない。 |
| ハイラル城 | 本作の最終ダンジョンで、シリーズ伝統の「敵に制圧された王国の城」、本作の集大成その2である。 多くの中ボスが勢揃いするが、中でもリンクの旅立ちの原因を作り、 作中4度も対決したキングブルブリンとの決着は必見。 真の黒幕が玉座の間に鎮座しているので、倒せば感動のエンディングである。 |
作中、世界のあらましを語るシーンに出てくる時のリンクの顔や、戦闘に入る時のフリザーニャの顔は「サムネバイバイ」として知られる。
普通にプレイするものと裏技やバグ技を利用してプレイするものの2種類がある。
どちらもGC版。
アレンジ動画や演奏した動画、バンブラで製作した動画などが数多く投稿されている。
その時々で流行した動画(ウマウマや男女など)にトワイライトプリンセスのキャラクターを出演させた動画もある。
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最終更新:2025/12/12(金) 21:00
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