ゼルダの伝説 大地の汽笛(英題:The Legend of Zelda:Spirit Tracks)とは、任天堂から発売されたニンテンドーDS専用ソフトである。
本作はゼルダの伝説シリーズの時系列的に「風のタクト」と「夢幻の砂時計」の流れを汲んでおり、前作「夢幻の砂時計」から100年後の世界、リンクとテトラたちが新天地に到達して建国されたハイラル王国が舞台。
故に風のタクトや夢幻の砂時計ではメインフィールドが海上であり船を操作し移動していたが、本作では陸上がメインフィールドとなり、汽車で移動するようになった。
リンクの操作に関しては基本的に前作のタッチペンでリンクを導くかたちが踏襲されている。
モヨリ村で平凡な生活を送っていた少年リンクは正式な機関士になるため任命式が行われるハイラル城へ出かける。
そこでゼルダ姫から手紙を受け取り、手紙の指示通り姫の部屋でゼルダ姫と密会。ハイラルで最近起きている数々の異変、消えていく線路の原因を調べるため神の塔に機関車で向かう。がその途中、ディーゴとキマロキに襲われゼルダ姫は肉体と魂に分割され肉体だけ攫われてしまう。
リンクと魂だけになったゼルダ姫は神の塔のシャリンから封印された魔王が復活しようとしていること、魔王の魂の器としてゼルダ姫の肉体が必要だということを聞く。
かくして、姫の肉体を取り戻すため、魔王の復活を阻止するため、リンクとゼルダ姫の冒険が始まる・・・
主人公(リンク)(CV:小平有希)
モヨリ村に住む見習い機関士。ゼルダ姫との密会を機にやや強引に冒険の旅に出ることになる。ちなみに前作までのリンク(風の勇者)との血のつながりはない。
ゼルダ姫(CV:大前茜)
序盤のみごくごく普通のお姫様。ストーリーが進行するに従い、きちが・・・お転婆な面が露わになってゆく。
歴代のゼルダ姫のなかには最終決戦において共闘してくれる方もいたが、ストーリーを通して共闘してくれる(ファントム憑依した状態ではあるが)ゼルダ姫は本作が初めてである。
ファントム
神の塔の守護者。ゼルダ姫を憑依させ操ることができる。このゼルダ憑依ファントムの動きやしぐさが妙にかわいいので、ファントムに愛着がわいたり、ときめいたりした人も多いことだろう・・・えっ!?筆者だけ?
ニコ
モヨリ村でリンクとともに暮らすおじいさん、絵心があり紙芝居が得意。風のタクト、夢幻の砂時計に登場したニコと同一人物であると思われる。もしそうであるなら、ゆうに100歳を超えておりこのハイラル国にとって生き字引のような存在であろう。
シャリン(CV:高橋里枝)
ロコモ族。神の塔を支える賢者。
キマロキ(CV:はらさわ晃綺)
悪代官。ハイラル国の大臣。ディーゴを唆し神の塔の崩落させ、ゼルダ姫の肉体を奪い魔王復活を目論む。
ディーゴ
神の力を超えるべく、魔王を復活させて取り込もうとしている。
ラインバック3世
前作に登場した伝説の船乗り(自称)・ラインバックの孫。『イヤッハ――!!』と高らかに叫ぶ癖は先祖から脈々と受け継がれている模様。彼が営むライバック商会では汽車のカスタマイズが可能。
大地の笛:重要アイテム。タッチペンで笛を操作しながら、マイクに息を吹きかけることで音色を出すことができる。いろいろな唄を習得し奏でることでゲーム中のギミックを発動させる。前述の操作はやや難しく、ロコモ族とのセッションを何度もやり直しする羽目になり、くたくたになったのは筆者だけだろうか。
ムチ:本作で初登場したアイテム。ゼルダ憑依ファントムをびしばし扱いて逆上させるため・・・じゃなくて遠くのスイッチを押したり、プロペラにつかまったり、敵を怯ませたり、遠くのアイテムを取ったりと何気に重宝するアイテム。
その他、シリーズで同じみのブーメランやバクダン、弓矢などがある。
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最終更新:2025/12/12(金) 23:00
最終更新:2025/12/12(金) 22:00
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