トーセンスターダムとは、2011年生まれの日本の競走馬である。牡・黒鹿毛。
父ディープインパクト、母アドマイヤキラメキ、母父エンドスウィープという血統で、姉にG12回出走のラシンティランテ、母母エグリウィスパーの産駒に2011年のG1天皇賞・秋など重賞4勝のトーセンジョーダン、2012年のG2京都新聞杯を勝ち、日本ダービー3着のトーセンホマレボシがいる。
2009年セレクトセールにおいて、 1億6250万円ジョーダン、ホマレボシを所有した島川隆哉に落札される。
2013年10月20日、京都5R メイクデビュー京都でデビュー。
落札額の通り前評判は高く、単勝オッズ1.6倍の圧倒的1番人気に推され、着差はクビながら、しっかり勝利。
11月23日、2戦目の京都2歳ステークス(OP特別)でも1.5倍の圧倒的1番人気に。
良発表ながら水分を含んで前が残りやすい馬場でも後方からクビ差だけ前を捕らえきる。
翌年2014年2月9日、きさらぎ賞(G3)で重賞初挑戦。
ここまでの2戦をどちらもクビ差と小さい着差で勝利してきたためか、 新馬、500万下を6馬身、5馬身とかなりの差を付けて勝ったバンドワゴンに1番人気(1.5倍)を譲り、自身は2番人気(2.5倍)。
レースはスタートで少しバランスを崩したバンドワゴンが強引にハナを奪いに行く中、スターダムはいつも通り中団後ろからレースを進める。
最後は粘るバンドワゴンをスターダムがゴール手前でアタマ差捕らえて勝利。
この時点で、目標をダービーにセットし、次走はトライアルを使わずに皐月賞へ直行することが陣営から発表される。
迎えた皐月賞、間隔が少し空いたことやディープインパクト産駒が中山の馬場を苦手としていることもあり、3番人気(5.4倍)。
前述の理由から、ネット上ではスターダムを馬券から外すと宣言した人も ちらほらいた。
レースでは好位5番手につけたものの、3コーナーで失速し11着。初めての敗戦となる。
レース後、鞍上の武豊は「スタートが良く思ったよりいいポジションにつけられたけど、3角の馬場が悪いところで馬がビックリした感じ。これがいい経験になれば」と語った。
巻き返しを図った6月1日の第81回日本ダービーでは、脚質などから東京の方が向いているのではないかと考えられ、5番人気(11.0倍)。
道中はいつもより前の2番手でレースを進めていたが、4コーナー手前で逃げていたエキマエが競走を中止し、押し出される形で先頭へ。
これできつくなったのか、残り300mあたりで内ラチに接触、そのまま後退し、完走馬16頭中の16着、15着とも9馬身離されてしまった。
武豊は「びっくりしました。直線で左手前に替わった後、内柵の継ぎ目に反応して触れてしまいました。こういう面を見せる馬ではないのですが、若さが出てしまいました。直線までいい形になっていて、叩き合いに持ち込めそうでしたが、まさかこんなことになるとは......。悔しいです」
また、管理する池江泰寿は、「馬が出口と勘違いしたんだろうね。これまでにはなかったこと」とそれぞれ語った。
その後は放牧に出され、9月の神戸新聞杯で再始動することになった。
京都でデビューから3連勝しているように、3歳牡馬クラシック3冠目の菊花賞で復活する、と見ている人もいる。 いたんだけどなあ…(8着)
年末のチャレンジCでエイシンヒカリ以下を破り重賞2勝目を挙げ、有力馬の一角として古馬を迎えることとなった。
しかしその後は重賞だと4歳春にトゥザワールドと出かけた豪州中距離遠征で出走したランヴェットステークスで2着に入ったのが最高成績。
伸び悩みを見せていた5歳の春、4歳時に出かけた豪州の馬主へトレードが決定し日本を離れることとなった。
父ディープインパクトの種牡馬が欲しいが、産駒は買おうとすると高いし種付けしに行こうにも料金が3000万~4000万のオーダーで空輸代もかかり、空打ちの危険性も考えれば
そこそこ走る産駒をトレードで買って、ややもすれば日本より中長距離の弱い豪州で走らせて箔をつけて種牡馬入りさせたいという意向があったのだろうか。
上述のランヴェットステークス、それに続いて出走したクイーンエリザベスS(春の豪州中距離最上級GⅠ)での好走も目を引いたようだ。
移籍後の適応は結構早かったものの、2着が最上位という日本時代と変わらない感じであったが2017年秋になって開花。
移籍7戦目、ハンデGⅠのトゥーラクHでGⅠ初制覇を達成。その後もエミレーツSを残り200mだけで差し切るパフォーマンスを見せて見事制覇しGⅠ2勝目を挙げるなどついに才能を開花させた。
トゥーラクHは格がそう高くないGⅠだったが、エミレーツSはホーリックスらも勝っている格の高いレースであるため価値ある勝利であったと言える。
現在はトレードされたその地のオーストラリアで種牡馬となっている。
| ディープインパクト 2002 鹿毛 |
サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
| Cosmah | |||
| Wishing Well | Understanding | ||
| Mountain Flower | |||
| ウインドインハーヘア 1991 鹿毛 |
Alzao | Lyphard | |
| Lady Rebecca | |||
| Burghclere | Busted | ||
| Highclere | |||
| アドマイヤキラメキ 2002 栗毛 FNo.9-a |
*エンドスウィープ 1991 鹿毛 |
*フォーティナイナー | Mr. Prospector |
| File | |||
| Broom Dance | Dance Spell | ||
| Witching Hour | |||
| エヴリウィスパー 1997 栗毛 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | |
| Lady Victoria | |||
| *クラフティワイフ | Crafty Prospector | ||
| Wife Minstress |
クロス:Mr. Prospector 4×5、Northern Dancer 4×5×5
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最終更新:2025/12/11(木) 16:00
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