ドラゴンクエストV 天空の花嫁 単語


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ドラゴンクエストファイブテンクウノハナヨメ

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ドラゴンクエストV 天空の花嫁
基本情報
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 スーパーファミコン
プレイステーション2
ニンテンドーDS
iPhone/iPad/Android
開発元 SFC:チュンソフト
PS2・DS:スクウェア・エニックス
発売元 SFC:エニックス
PS2・DS:スクウェア・エニックス
発売日 SFC:1992年9月27日
PS2:2004年3月25日
DS:2008年7月17日
アプリ:2014年12月12日
価格 SFC:9,600円
PS2:8,190円
 アルティメットヒッツ:2,940円
DS:5,490円
 アルティメットヒッツ:2,940円
アプリ:1,800円
対応年齢 CERO:A(全年齢対応)
その他
  • DS版の北米版のタイトルは「Dragon Quest V: Hand of the Heavenly Bride」
    • 欧州では「Dragon Quest: The Hand of the Heavenly Bride」
  • DS:すれちがい通信対応
ゲームソフトテンプレート

ドラゴンクエストV 天空の花嫁』とは、エニックス(現スクウェア・エニックス)がスーパーファミコン向けに1992年に発売したゲームソフト。略称はドラクエ5、DQ5、DQV。 

ドラゴンクエストシリーズの本編第5作目。

概要

父、主人公、子供の3代にわたる壮大な大河ストーリー。「天空の花嫁」のサブタイトルのとおり、主人公の結婚イベントが存在する異色の作品。シリーズとしては初めて主人公が勇者ではない。

制作者の堀井氏が掲げるゲームコンセプト「もう一つの人生体験」が最も反映された作品でもあり、本作の魅力ともなっている。主人公が結婚したり、子供が生まれたりする為、結婚相手の選択では未だにファンの意見が分かれたりする。

前作「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」より数百年後を舞台としており、前作の勇者達の伝説、及びその子孫の存在、勇者達とエスタークとの死闘などが随所で語られている。また天空城やマスタードラゴンの再登場など、前作ファンの心を擽る内容となっている。

システム面では仲間モンスターシステムを初めて採用した。前作でも仲間モンスターは2匹のみ存在したが、モンスターが本格的に主人公の味方となってくれるのは本作から。後のDQ6でも採用され、6の外伝的作品、テリーのワンダーランドでは本格的に採用される等、仲間モンスターシステムの草分け的作品としても評価が高い。

リメイクや移植も行われ、2004年にはPS2版、2008年にはDS版が発売され、2014年にはアプリ版も配信された。北米ではSFC/PS2は発売されなかったもののDS版が発売された。

登場人物

主人公 主人公主人公百
父・パパスと世界を旅してきた幼い少年。紫色のターバンがトレードマークで羊飼いのような姿をしている。DQシリーズの主人公の中でも屈指の苦労人、かつ一番長い人生が描かれた主人公。この結果DQ至上おそらく最年少、かつ最年長の主人公であり、なおかつ(特殊な血筋こそ引いてはいるが)勇者ではない。リメイク版の公式サイトでは「アベル」。小説版などでは「リュカ」。
修得する攻撃呪文がバギ系のみ、最強装備がドラゴンの杖や王者のマント等の軽装である事など、僧侶のような特性を持つ。勿論、剣やブーメラン等も十二分に使いこなす事が出来、直接戦闘力も申し分ない。
魔物であっても心優しく接する事が出来、オラクルベリーでモンスター爺さんと出会った事が契機となって、多くのモンスターを仲間に加える事が出来るようになる。

苦労人と呼ばれる所以(ネタバレ反転)

まず生まれてすぐに母親が魔物に拉致されたため、幼子でありながらグランバニア王である父と共に途方もない旅に出かけることとなる。そして父を目の前で殺害され、10年もの長い間奴隷として扱き使われる。その後は紆余曲折あり結婚して子を授かるものの、自身の子の成長を見届けることなく策略に嵌り8年も石化されてしまう。その間、生きているかどうかも分からない自身の子の成長ではなく、全くの赤の他人の子供の成長を見続け、さらにはその子供が魔物に拉致されてしまうという親としては耐えがたき苦痛を味わう。そしてなんとか魔界で自身の母親を見つけ出すものの、またもや目の前で死んでしまうという地獄のような人生である。

ビアンカ ビアンカビアンカ百
花嫁候補の一人。宿屋の娘で主人公とは幼馴染。性格は活発的だが、その分自分の女性らしさに気を使う一面も見られる。主人公より2つ年上。公式上では彼女が主人公の花嫁となっている。
フローラフローラ百
花嫁候補の一人。サラボナの大きな屋敷の娘。その育ちから性格は清楚で大人しいが、精神的には強く、気丈な一面も見られる。原作では青年時代に初登場する人物だったが、PS2版のリメイクで、幼少期に主人公と出会うシーンが追加された。
デボラデボラ百(DS版から登場)
DS版から追加された花嫁候補の一人。フローラの姉。その育ちから性格は気が強くわがまま。自分を中心に物事を考える女王様気質だが、心の優しい一面も兼ね備えている。
パパスパパス百
主人公の父親。さらわれた妻を取り戻すために世界を旅している。勇猛な戦士であり、また優れた人格者である為にサンタローズの村人から敬われている。戦士として優秀だが、ホイミやベホイミ等の回復呪文の心得もある。
マーサ
主人公の母親。特殊な能力を持つが、その力ゆえに魔王にさらわれてしまう。
男の子男の子百
主人公の息子。伝説の勇者。デフォルト名はレックス(SFC版ではクーパー)。
女の子女の子百
主人公の娘。デフォルト名はタバサ(SFC版ではアニー)。
サンチョサンチョ百
召使い。パパス達が旅に出ている間、家を預かっていた。パパスを敬い、主人公の事を坊ちゃんと呼ぶ。青年時代後半からパーティに加えることが出来るようになる。
ベラベラ
妖精のひとり。とある事件解決のため少年時代の主人公とともに旅をすることになる。
ポワン
妖精の世界の女王。ベラを人間界に送り主人公を妖精の世界へ連れて来させる。
ヘンリーヘンリー百
ラインハット王国の第一王子。家庭の問題から捻くれて悪戯ばかりしていたが、とある事件を機に主人公の親友となる。
マリア
光の教団の一員だったが、教祖の皿を割り奴隷にされる。その後、主人公とともに脱出し修道女となる。
コリンズ
ヘンリーの息子。父親に似て悪戯好きの少年。
ルドマンルドマン百
サラボナの街の名士。嫁を選択する場面で彼を選ぶと予想外な反応が返ってくる為か、嫁に選ばれた回数は、ビアンカに次ぐほど(?)である。少々過保護な所はあるが、気の良い人物で、自分の娘と結婚したいと名乗り出た男が急に幼馴染を連れてきても快く結婚式を挙げる事を許可する人。
ピピンピピン百
グランバニアの兵士。初めて主人公と出会った際にはまだ少年であった。青年時代後半には兵士になっており、パーティに加えることが出来るようになる。
ベビーパンサー キラーパンサーベビーパンサー/キラーパンサー百
モンスターであるが、例外的な準固定メンバー。名前は選択肢の中から決める事が出来る。公式上の名前は「ゲレゲレ」、小説版での名前は「プックル」。「地獄の殺し屋」の異名を持ち、本来人間には懐かない凶暴なモンスターであるが、子供たちにいじめられていたところを助けたベビーパンサーが、主人公とビアンカに懐いて付いてくる。一度は離れ離れになってしまい、長い年月を経て野生に帰りかけ、村を襲っていたが、人や家畜には手を出していなかった。主人公との再会を通じて再び仲間に加わる。

ニコニコ大百科に記事のある登場モンスター

  • イブール
  • エスターク
  • ゲマ
  • ゴンズ
  • ジャミ
  • スライムナイト
  • ネクロマンサー(量産型ゲマ)
  • ブオーン
  • ミルドラース

仲間になるモンスター

S
F
C
イベントで仲間になる
ベビーパンサー キラーパンサー
戦って仲間にする
スライム ブラウニー ばくだんベビー くさったしたい ドラキー スライムナイト
ドラゴンキッズ ダンスニードル イエティ クックルー ホイミスライム まほうつかい
ビックアイ パペットマン キメラ ばくだんいわ おどるほうせき ベホマスライム
キングスライム ドラゴンマッド ミニデーモン メッサーラ はぐれメタル オークキング
アームライオン ネーレウス ゴーレム エリミネーター ケンタウラス ソルジャーブル
スライムベホマズン アンクルホーン メガザルロック ホークブリザード シュプリンガー グレイトドラゴン
キラーマシン ギガンテス ヘルバトラー ライオネック
P
S
2
イベントで仲間になる(追加)
ザイル プチターク ブオーン(プオーン)
戦って仲間にする(追加)
おばけキノコ メタルスライム エビルアップル エンプーサ さまようよろい ミステリードール
ドロヌーバ ほのおのせんし しびれくらげ ホークマン ゴースト おばけキャンドル
ブリザードマン プチヒーロー プチファイター プチマージ プチプリースト サターンヘルム
コロヒーロー コロファイター コロマージ コロプリースト ガップリン おおねずみ
エビルマスター
D
S
戦って仲間にする(追加)
プリズニャン アークデーモン

世界

城町村 ダンジョン その他 世界
  • サンタローズ
  • アルカパ
  • 妖精の村
  • ラインハット
  • オラクルベリー
  • ポートセルミ
  • カボチ
  • ルラフェン
  • サラボナ
  • 山奥の村
  • デルパドール
  • メダル王の城
  • チゾット
  • グランバニア
  • エルヘブン
  • 天空城
  • 妖精の城
  • ジャハンナ
  • サンタローズの洞窟
  • レヌール城
  • ドワーフの洞窟
  • 氷の館
  • 古代の遺跡
  • ラインハット地下洞窟
  • 神の塔
  • 魔物のすみか
  • ルラフェン南の洞窟
  • 死の火山
  • 滝の洞窟
  • チゾットの山道
  • グランバニア山の洞窟
  • 試練の洞窟
  • デモンズタワー
  • 海の神殿
  • 天空への塔
  • トロッコ洞窟(地下遺跡の洞窟)
  • 迷いの森
  • 封印の洞窟
  • ボブルの塔
  • 大神殿
  • エビルマウンテン
  • 謎の洞窟
  • ストレインジャー号
  • ビスタ港
  • ラインハットの関所
  • 海辺の修道院
  • カジノ船
  • 名産博物館
  • ネッドの宿屋
  • 見はらしの塔
  • すごろくの穴
  • 暗黒のすごろく場
  • 謎のすごろく場
  • 妖精の世界
  • 魔界

裏技・バグ技

  • 強制レベルアップ
    SFC版にある技。同じモンスターを2匹以上仲間にし(仮にスライムA、スライムBとする)、その2匹を馬車に入れ、馬車外メンバーは別のキャラ3人(匹)で埋めておく。この状態でモンスターじいさんに会いに行き、スライムAを預ける→すぐ引き取る(馬車に行く)とすると、スライムAの現在経験値量に関係なく、次のレベルまでの経験値が0になる(次の戦闘で必ずレベルアップする)。
  • ひとしこのみ
    該当記事を参照。
  • モンスターHP無限化
    ひとしこのみと同じく、発売からかなり経ってから解析によって存在が明らかになったSFC版に存在する現象。
    恐らくは開発中データの消し忘れによるもの。ドラクエはシステム的に無限と言う設定ができないため、HPやMPなどの戦闘中に増減する値を無限にしたい場合、ある特定の数字に「現在値がこの値である場合、絶対に減らなくなる」と言うシステムを与える。
    SFC版DQ5のHPにおいてこのシステムを与えられている値とは「2047」であり、2047以上のHPを持ってスタートする敵はブオーン、ゲマ(2回戦目)、イブール、ミルドラース(第2形態)、エスタークの5匹。こいつらに攻撃してダメージを与え、HP残量が偶然「2047」になってしまったらもう倒せない。一応ミルドラースは瞑想を使ってHPを回復するためハマる事は無いが、他の4匹はそういう事をしないので、発生したら全滅して死に戻りするかリセットするしか無くなる。
    「イブールの本を取っていないとイブールが倒せない」と言うデマが流れた原因。
    同種のバグとして、DQ6のMP無限バグがある。
  • 袋増殖バグ(PS2版)※
  • 袋の中の増やしたいアイテムを最後のページの最後尾にセットし、その状態で1つ前のページに移動。その中の一番下にあるアイテムにカーソルを合わせて右+○ボタンを押すと、増殖したいアイテムにカーソルが移動するのでその状態でパーティの誰かに渡すとアイテムは減っていないのに渡す処理が行われる。
  • Y軸変動バグ(PS2版)※
  • 街やダンジョン内でR3スティックを押し込んだ状態でL3スティックを上下すると操作キャラクターが浮かび上がったり沈んだりする。この状態の間はエンカウント判定もなくなり壁などもすり抜けられる状態になる。PS2版の移動判定やイベント判定などは全て床に設置されているため、この技を使う事で幼少期にデバッグルームに飛んだり、カギのかかった扉やイベントを使わないと通れない道などを強引に抜ける事ができる。
  • オープントレイ(PS2版)※
  • PS2版のフィールド描写の穴をついたバグ技。フィールドを移動中にトレイを開けておよそ2画面ほど歩くとディスクが読み取れないために真っ黒いフィールドが出現する。その部分は主人公達が移動する直前にいた場所の判定を引き継ぐため幼少期から世界中どこにでも移動でき、オラクルベリーで馬車を買いモンスターを仲間にする事もできる。デメリットとしてエンカウント判定が継続している事が挙げられるが、幼少期はアルカパ~サンタローズ西部の関所までしかエンカウントテーブルが設定されていないため、ポートセルミを経由する事でエンカウント判定を無効化する事が可能。発売から1週間経たずに発覚し、当時の攻略スレが祭状態になった。
※BEST版では不可能。

関連作品

  • 小説ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁(久美沙織)
    Ⅳに続く、久美沙織によるノベライズ。全3巻。ベビーパンサーの名前は「プックル」、男の子は「ティミー」、女の子は「ポピー」。ⅣやⅥの小説版同様、著者による独自設定が多い。スライムナイトのピエールが物語上重要なポジションを占め、他にも個性的な仲間モンスターたちが多数登場するが、その多くが青年時代前半の終盤に戦いの中で壮絶な死を遂げる。また、ゲマに関する小説版の設定はのちにPS2版で採用された。
  • ドラゴンクエスト 天空物語(幸宮チノ)
    男の子「テン」と女の子「ソラ」が、行方不明の父を捜して旅をする、青年時代前半と後半の間を補完するコミック。月刊少年ギャグ王で連載が開始され、雑誌の休刊などの理由で掲載誌を転々とするが、7年がかりで完結した。全11巻。

関連動画

動画のタグはドラクエ5が使われる。

ニコニコ動画においては、マイナーモンスターズ(ダニーの奇妙な冒険シリーズ)が契機となり、モンスターを仲間に出来るようになる青年期前半からの縛りプレイが多く投稿されている。

関連商品

ゲーム

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CD関連

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書籍関連

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関連コミュニティ

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • ドラゴンクエスト関連用語の一覧
  • ぬわーーっっ!!
  • ひとしこのみ
  • 高貴なるレクイエム
  • 戦火を交えて
  • ドラゴンクエスト天空物語
  • ドラゴンクエスト ユア・ストーリー (CG映画)
  • 勇者ヨシヒコシリーズ

ドラゴンクエストシリーズ
ナンバリング作品 I / II(悪霊の神々) / III(そして伝説へ…)
IV(導かれし者たち) / V(天空の花嫁) / VI(幻の大地)
VII(エデンの戦士たち) / VIII(空と海と大地と呪われし姫君) / IX(星空の守り人)
X(目覚めし五つの種族) / XI(過ぎ去りし時を求めて)

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