ハートキャッチプリキュア!(通称:HCP!・ハトプリ・ハトキュア)とは、東映アニメーション製作のプリキュアシリーズ第7作目である。
「こころの大樹」の妖精シプレ・コフレとの出会いにより、
中学2年生の花咲つぼみと来海えりかは伝説の戦士プリキュアに変身。
「こころの大樹」と人々の「こころの花」を守るため、世界征服を企む悪の組織・"砂漠の使徒"との戦いを繰り広げる。
本作はかつておジャ魔女どれみシリーズを手がけた馬越嘉彦と山田隆司がメインスタッフとして起用されており
キャラクター達のコミカルな表情や年相応の悩みなどの心理描写が描かれる一方、
プリキュアらしい激しい肉弾戦も繰り広げる作品に仕上がっている。
各話はひとつの花言葉がテーマに作られているためこれらを気にとめておくとよりいっそう楽しめるだろう。
もっとも、馬越嘉彦氏のキャラデザインが「おジャ魔女どれみ」と「キャシャーンSins」に酷似しているため、通称「おジャ魔女キャシャーン(Sins)」と呼ばれることが少なくない。
ただしそれは本作開始以前から取り上げられていた話であり、それは歴代のプリキュアが新規開始前に受けてきた洗礼といえるもので、当作品もその例にもれなかったことを意味する。
少なくとも、玩具の市場、関連グッズの市場、視聴率面を考慮すれば、まず失敗であるとはいえないことから、この洗礼はすなわち、プリキュアの一員として認められた証明にもなっている。
本作品を手がけているのが元おジャ魔女スタッフだけあって、脇役への配慮はたとえ一話限りでも細かい。
また金朋先生によるデザトリアンの無駄に細かい迫真の演技は必見である。
本作の主人公の口癖とされる文句「私、堪忍袋の緒が切れました!」「海より広い私の心も、ここらが我慢の限界よ!」は、今までのプリキュアが理不尽な敵幹部に「絶対許さない!」と怒りをあらわにしてきた定番の状況を、コミカルに変換したものである。ゆえに、なにも彼女らばかりがキレやすいのではなく、プリキュアの伝統をただ守っているだけであり、その伝統を口癖化したものである。
特に後者を発言する来海えりか=キュアマリンがこの言葉を始めて本編で発したのは8話になってからであることや、発言機会そのものが花咲つぼみ=キュアブロッサムより少ない、また彼女に引っ張られるように発言することなどから、その言葉の通り彼女は言うほどキレやすいわけではないことが伺える。
(テレビ朝日系列の本放送のみ本作からのデータ放送連動となります)
◆OPテーマソング『Alright!ハートキャッチプリキュア!』
作詞:六ツ見純代、作曲:高取ヒデアキ、編曲:籠島裕昌、歌:池田彩
◆EDテーマソング『ハートキャッチ☆パラダイス!』
作詞:六ツ見純代、作曲:marty、編曲:久保田光太郎、歌:工藤真由
他→ハートキャッチプリキュア!商品一覧
BPOによる風当たりで、えりかのうざかわいさが抑えられたり、ココロの種を生み出す描写が変更されたり、おしりパンチが二度と放たれなくなる可能性がでてきている。
影響力の大きな機関における評価に、東映が当初の予定を曲げざるを得ない点は、メインターゲットが小さな女児向けであるが故の宿命であろうか。
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最終更新:2025/12/16(火) 06:00
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