リンク (ゼルダの伝説) 単語


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リンク

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リンク (ゼルダの伝説)とは、任天堂が開発・発売しているコンピューターゲーム「ゼルダの伝説シリーズ」に登場する主人公のデフォルトネームである。

概要

ゼルダの伝説の主人公(ただしゲーム内では主人公の名前を変更することができる)。ハイラルの地に「勇者」として度々登場する者の名である。

ゲームの題名が「ゼルダの伝説」であるため彼の名前をゼルダと間違える人もいるが、ゼルダとは同シリーズに登場する女性キャラクターの名前である。

シリーズで一貫してリンクという名前と共通の特徴を持つが、同一人物とは限らない。『時のオカリナ』を例にすると、『ムジュラの仮面』は「『時のオカリナ』のリンク」のその後を描いた作品だが、『風のタクト』は遥か昔の伝説に「時の勇者(恐らく『時のオカリナ』のリンク)」が存在した世界で、リンクと言う名前のある若者(『風のタクト』のリンク)がその伝説にあやかった風習で時の勇者そっくりな姿になった所からスタートする。

3D作品のリンクはあるところにいたリンクと言う男が旅立ち勇者となっていたという話が多いためキャラの生い立ちについての設定が細かくされているが、2D作品のリンクは大半が他の任天堂のキャラのように「たまたま通りかかった若者」程度の設定しかされていない。

特徴

緑色のとんがり帽子とチュニック(ワンピース状の一見スカートに見える服装)姿で、金髪とハイリア人特有の長い耳(エルフ耳)を持つ。顔つきや体格、服装の細部、生い立ちや性格は作品によって異なる。右イラストは通称ネコ目リンク、トゥーンリンクこと『風のタクト』版リンク。

顔はN64や『トワプリ』のリンクは二枚目と言われるが、表情を大きく変化させてもいいようにわざと少しイケメンから外した顔立ちになっているという。ネコ目リンクのほうはデフォルメが効いているため表情が解りやすく、様々なシーンでかなり大きく変化する。全シリーズかなり眉毛が太い。

『トワイライトプリンセス(Wii版)』『スカイウォードソード』以外のシリーズ作品では左利きである。これは初期作品の開発スタッフのミスによるもので、生みの親宮本茂と一緒なのは偶然。なお本来剣と盾で左利き(盾が右側)というのは心臓が空きやすい大変危険な戦闘スタイルである。

右利きである2作品はWiiリモコンで剣を操作するため、右利きが多いユーザーに合わせている(トワイライトプリンセスWii版とGC版はお互い左右反転したミラーモードになっている)。

特技は周囲全方位を攻撃する回転斬り。また、あらゆる道具を使いこなすことができる任天堂キャラ随一の器用さを誇る。騎乗や弓の腕前に優れ、魔法やマジックアイテムもある程度使用でき、さらにブーメランやパチンコなどの遊具、ハンマーのような鈍器、バクダンやフックショットなどの暗器も自在に使いこなし楽器も弾ける。

各作品ごとの簡単な解説

シリーズ作品

※詳細はゼルダの伝説、及び各タイトルの記事を参考のこと。

ゼルダの伝説 (初代)、もしくはゼルダの伝説1
ハイラル地方を旅していたリンクは魔物に襲われていたゼルダ姫の乳母インパを助けた。インパの話によると魔王ガノンが王国を侵略し、力のトライフォースを奪った。ゼルダは、ガノンに捕まる直前に知恵のトライフォースを8つの地方に隠した。リンクは8つのトライフォースの探索とガノンの打倒を目指すことになる。
リンクの冒険
前作『ゼルダの伝説』でガノンを見事倒したリンクだったが、ガノンの負の影響でハイラルは荒れる一方だった。
16歳になったリンクの左手に突如「勇気のトライフォース」の紋章が現れた。それを見たインパがリンクを初代ゼルダ姫の元に連れて行きある王家の悲劇を話し出す。
「勇気のトライフォース」があれば、初代ゼルダ姫の目を覚ますことが出来ると聞いたリンクは、魔物たちがガノンを復活させる儀式に必要な「リンクの血」を手に入れようとする中「勇気のトライフォース」を探す旅に出ることを決意する。
神々のトライフォース
おじさんと2人で暮らしていたリンクはある嵐の夜、夢の中で助けを求める声を聞き突如眼を覚ます。声に導かれるようにハイラル城に行くとそこには捕らえられたゼルダがいた。ゼルダを助け教会に逃げ込むと、ゼルダからアグニムによりハイラルが危機に瀕していることを聞く。リンクはアグニムを倒すため立ち上がる。
夢をみる島、夢をみる島DX
『神々のトライフォース』の後日談となる。異国への武者修行帰りに船に乗りハイラルを目指していたリンク。ところが船は大嵐に遭難し沈没してしまう。見知らぬ家で目覚めたリンクは自分を介抱してくれた少女マリンから、「コホリント」と呼ばれる島に漂着した事を知る。無くしてしまった剣を探しに海岸へ向かうとそこに不思議なフクロウが。「全ては『風のさかな』が答えてくれる」島を出るためには『風のさかな』の目覚めが必要らしい。フクロウの言葉を信じたリンクはコホリント島の探索を始める。どろぼー
時のオカリナ、時のオカリナ3D
コキリ族で唯一妖精を持っていなかった少年リンクの元にある日、デクの樹の命令を受けた妖精ナビィがやって来た。デクの樹の中に宿っていた怪物ゴーマを倒したリンクはデクの樹からハイラルに起こっている危機の事を聞きハイラルを救う旅に出る。
少年時代と青年時代の7年を行き来する壮大なストーリーとなっている。
ムジュラの仮面
前作『時のオカリナ』で魔王ガノンドロフを倒し、元の7年前の世界へ戻ったリンクは旅の終わりに別れたある“友”を探す旅に出かけた。旅の途中、突如現れたスタルキッドに愛馬エポナを奪われたリンクは、スタルキッドを追いかけていくうちに不思議な世界へと迷い込む。迷い込んだ異世界「タルミナ」は3日後に滅びる世界だった…
ふしぎの木の実
大地の章
ホロドラム地方を訪れたリンクは、大地の巫女である踊り子のディンと出会う。
ディンに引っ張られるように踊りに参加し楽しいひと時を過ごしていた所に、闇の将軍ゴルゴンが現れディンを連れ去り、その力を封じて四季と大地の恵みを奪ってしまった。ゴルゴンの目的は荒れ果てた大地から「滅びの力」を集め、闇の世界を作ることであるという。ディン救出のため、ホロドラムの四季を取り戻すためリンクの冒険が始まる。
時空の章
ラブレンヌ地方を訪れたリンクは、ゼルダの乳母であるインパに出会う。
インパに頼まれるがまま、時空の巫女ネールに会うために聖域への道を塞ぐ結界の岩をどけてしまう。
その時、インパに憑りついていた闇の魔道士べランが現れ、今度はネールに憑りついてどこかへ消え、ネールの力を悪用して過去とそしてそれに連なる現在を改変し始めた。べランの目的は時を渡りながら人々の「嘆きの力」を集め、闇の世界を作ることであるという。ネール救出のため、過去を取り戻すためリンクの冒険が始まる。
風のタクト、風のタクトHD
古の伝説によれば、ある王国に魔王が現れた時、どこからか勇者が現れ世界を救った。
その勇者の物語が伝説になったころ、再び魔王が復活したが、今度は勇者が現れる事はなかった…
窮地に立たされた人々は王国の運命を神に委ねることにしたが、その王国がどうなったかは誰も知らない…
プロロ島でおばあちゃんと妹と共に暮らす少年リンクは、伝説の勇者と同じ年になったお祝いに、村の風習に従って勇者とそっくりの服をもらう。妹から借りた望遠鏡で空を見ると、大きな鳥と海賊船が戦っている!リンクは、その大きな鳥から島の森に下に落ちた海賊のテトラを助けた。ところが、さっきの鳥に今度は妹がさらわれてしまう。
かくして、リンクはテトラの海賊船に乗り込み、妹の救出に向かう事を決意する。
妹をさらった黒幕に迫るうちに、かつての伝説の真実が判明していくことに…
神々のトライフォース&4つの剣
『神々のトライフォース』側のストーリーは変更なし。『4つの剣』では、風の魔神グフーにさらわれたゼルダ姫を助けるため、触れると体が最大4つに分身する剣「フォーソード」を手に大妖精(とルピー)を探す冒険に出る。
4つの剣+
ハイラルアドベンチャー
『4つの剣』からはるか後の時代、再び復活した魔神グフーからゼルダ姫を助けるため、フォーソードを手に冒険に出る。
ナビトラッカーズ
おそらく『風のタクト』の後日談。一人前の海賊を目指し、テトラの試験を受ける。
ふしぎのぼうし
ハイラルで刀鍛冶のスミスおじさんの家に住んでいる。年に一度のピッコル祭りの日、武術大会の景品の剣を幼馴染のゼルダ姫と共に城に届けに行くが、優勝者グフーによりゼルダ姫が石にされてしまう。呪いを解くため、リンクは子供にしか見えない妖精、ピッコル族が持つという聖剣を探す旅に出る。
トワイライトプリンセス
トアル村で愛馬エポナ(名前は変更可能)を駆る羊飼いとして働いており、ハイラル城に貢ぎ物を届けようと初めて村を出ようとした日にトワイライトを巡る争いに巻き込まれる。ハイラル城でミドナとゼルダ姫に出会い、ミドナに使われる形で旅に出ることになる。
おそらくゼルダ史上(というか任天堂ゲーム史上?)初めてであろう、上半身裸のサービスシーンがあったりする。
夢幻の砂時計
『風のタクト』の後日談にあたる。テトラや海賊達と共に航海を続けるリンクは幽霊船に遭遇し、テトラを石にされてしまい、自らも仲間とはぐれ、とある島に流れ着く。リンクはテトラを助けるため、記憶喪失の妖精シエラ、船乗りラインバックと共に航海に出かける。
大地の汽笛
『夢幻の砂時計』から100年後の世界が舞台。見習い機関士の少年だが、ひょんなことからゼルダ姫ととともにハイラル王国を救う旅に出かける。最初から最後までパートナーとしてゼルダと共に冒険する初めてのリンクであり、やたら暴走する相方にやや押され気味。
スカイウォードソード
現在のところ、歴史上最古のリンク。天空に浮かぶ島・スカイロフトで騎士学校に通う少年。敵の策謀により大地へとさらわれた幼馴染みのゼルダを救うために冒険の旅に出かけ、その中で勇者の使命に目覚めていく。
神々のトライフォース2
ハイラルの鍛冶屋見習いの少年で、寝坊癖がある。親方の手伝いでハイラル城の兵士長に忘れ物の剣を届けに行くが、道中で謎の男ユガの陰謀に巻き込まれ、ゼルダ姫を救うためハイラルともう一つの世界ロウラルを巡る冒険に出ることに。『神々のトライフォース』の後世が舞台であるが、そちらのリンクとの関係は不明。

派生作品

リンクのボウガントレーニング
主人公は『トワイライトプリンセス』のリンクである。

シリーズ以外の出演作品

スーパーマリオRPG
チョイ役で登場。ユミンパを倒した後ローズタウンの宿屋へ行くと、2階の部屋でリンクが寝ている。話しかけると返事では無く「仕掛けが解けたときのあの音楽」が鳴る。
ゲームが進行すると旅へ出発したのかいなくなってしまう期間限定キャラ。 
スーパードンキーコング2
チョイ役で登場。DKコインの収集率を示す人気ランキングがあり、第3位(GBAでは第2位)になっている。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
初代、DXでは「リンク」として時のオカリナの大人時代に近い姿で、Xではトワイライドプリンセスに近い姿で参戦している。また、DXでは「こどもリンク」(時のオカリナ版)が、Xでは「トゥーンリンク」(風のタクト版)がそれぞれ隠しキャラとして参戦(このように呼ぶのは上記の「リンク」と区別するための設定であると考えられる)。開発者によると、トゥーンリンクのトゥーンはトゥーンレンダリングではなくカートゥーンを意味する。
こどもやトゥーンと対比して語るときにリンクを「大人リンク」と呼ぶ人も多い。

他社の作品

ソウルキャリバーII
GC(任天堂) / PS2(ソニー) / Xbox(MS) の3ハードでマルチ展開された作品で、各々のハードメーカーに縁のあるキャラクターがハード別にゲスト出場する。GC版にはリンク(『時のオカリナ』の青年時代)が出演した。当時、3ハードでの世界普及率が最下位だったGC版が最も売れたことより北米でのリンクの人気がうかがい知れる。
ここでも剣技だけでなく、バクダンや弓矢なども使用するキャラクターになっている。
モンスターハンター4
リンク本人は登場しないが、『スカイウォードソード』のリンクの装備が登場。
片手剣としてマスターソード(+ハイリアの盾)、弓として勇者の弓が使用できる。防具は男女共に用意されているため、女性ハンターでも防具は使用可能。
なお、モンスターハンターシリーズの片手剣は右手に盾、左手に剣を持つというスタイルのため、偶然ながらリンクの左利き設定まで再現されることになった。
CD-i作品
ナニソレ。任天堂から使用権を得た海外企業がゼルダキャラを借りて作った作品で日本未発売。任天堂は開発に関与せず、海外でも酷評・ネタ扱い。ゼルダ大全にも記載されない正真正銘、非公式ゼルダ。

担当声優

リンクはプレイヤーの分身であり、基本的に台詞をしゃべることはないが、『時のオカリナ』以降は掛け声や笑い声などの簡単なキャラクターボイスが入るようになった。ただし「全てのリンクは基本的に別人である」というシリーズの設定に従い、声優は作品ごとにバラバラである。

緑川光
『神々のトライフォース』のドラマCD担当。あまり知られていないが、初代リンク声優はグリリバなのである。
瀧本富士子
『時のオカリナ(および3D)』の少年時代を担当した、ゲームにおけるリンクの初代声優。ほかにも『ムジュラの仮面』や、『神々のトライフォース&4つの剣』の『神々のトライフォース』側、および『ふしぎのぼうし』を担当し、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のこどもリンクも彼女の声である。そのため『神トラ』のリンクは都合1人に対して2人の声優がいることになる。
檜山修之
『時のオカリナ(および3D)』の青年時代を担当した、瀧本同様ゲームの初代声優。『ムジュラの仮面』の鬼神リンク、『スマブラ』第1・2作のリンクも担当し、ニコニコではリンクといえば檜山というイメージを持つ人も多い。
松本さち
『風のタクト(およびHD)』、『神々のトライフォース&4つの剣(4つの剣側)』、『4つの剣+』、『夢幻の砂時計』を担当。いわゆるネコ目リンク、トゥーンリンクの声と言えばこの人で、『スマブラX』のトゥーンリンクも彼女。『4つの剣』のリンクは『風タク』、『砂時計』のリンクとは別人であり、「異なる2人のリンク」を演じた数少ない声優でもある。また、リンクではないが『ムジュラの仮面』でボンバーズや海賊の声も担当していた。
笹沼晃(現・笹沼尭羅)
『トワイライトプリンセス』および『スマブラX』のリンクを担当。
小平有希
『大地の汽笛』を担当。『風タク』のリンクの子孫であり、トゥーンリンクの中では唯一声優が違う。
大原崇
『スカイウォードソード』を担当。
斎賀みつき
『神々のトライフォース2』を担当。

ニコニコ動画でのリンク



その時々で流行した動画(ウマウマ、男女など)にリンクを出演させた動画がある。

MMDによる3Dモデルもついに作成された。

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ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • ゼルダ
  • ガノンドロフ
  • トゥーンリンク
  • 勇者
  • ゼルダの伝説
  • ゼルダの伝説関連項目一覧
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