三浦皇成 単語


ニコニコ動画で三浦皇成の動画を見に行く

ミウラコウセイ

2.9千文字の記事
これはリビジョン 3405725 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

三浦皇成(みうら こうせい)とは、JRA所属の騎手である。

妻はタレントのほしのあき。

概要

三浦皇成
みうら こうせい
基本情報
国籍 日本JPN
性別 男性
出身地 東京都
生年月日 1989年12月19日
身長 167.0cm
騎手情報
所属団体 日本中央競馬会(JRA)
所属厩舎 美浦・河野通文厩舎
(2008.3-2009.10)
→美浦・フリー
(2009.10-2012.2)
→美浦・鹿戸雄一厩舎
(2012.3-)
初免許年 2008年(16年目)
免許区分 平地
重賞勝利 28勝/GI級3勝/中央GI1勝
通算成績 中央11853戦1054勝
地方177戦18勝
(2024/08/07現在)
表彰・記録
JRA賞
最多勝利新人騎手(2008)
民放競馬記者クラブ賞
(2008)
東京競馬記者クラブ賞
(2008)
北海道競馬記者クラブ賞
函館リーディング(2014)
フェアプレー賞(関東)
(2021)
騎手テンプレート

2008年に美浦・河野通文厩舎所属として騎手デビュー。同年に中央デビューした騎手として内田博幸がいる。

同年8月10日には函館2歳ステークスで重賞初騎乗初勝利。その後も破竹の勢いで勝利を重ね、10月にはスプリンターズステークスでG1初騎乗、新人騎手年間最多騎乗回数新人年間最多勝記録など数々の記録を打ち立てた。
結果としてデビュー年の成績は709戦91勝。それまでの1位だった武豊の554戦64勝を更新したこの記録は、未だ破られていない。

2009年、通算100勝や海外初騎乗初勝利を経験する中、フリーに転向。

2010年1月11日、中山4Rに騎乗した際、三浦の騎乗するノボプロジェクトが斜行。その影響で9頭が落馬するという中央競馬では最多の落馬事故を起こし、4日間の騎乗停止処分を受ける。

2011年、結婚。翌年に長女が誕生している。

2012年、フリーから鹿戸雄一厩舎に所属。

2014年12月17日、ディアドムスで全日本2歳優駿を制覇。初のG1級勝利を果たす。

2019年にはデビュー以来のキャリアハイである102勝を達成。

2022年11月3日、ダンシングプリンスでJBCスプリントを制覇。8年ぶり2度目となるG1級勝利となった。

2023年6月24日、東京5Rをヴェロキラプトルで勝利。JRA通算1000勝を達成。

2024年6月5日、ラムジェットで東京ダービーを制覇。3度目のJpnⅠ勝利を果たす。

2025年9月28日、スプリンターズステークスをウインカーネリアンで制覇。JRA・GⅠ、127回目の挑戦で悲願の初勝利をあげた。

人物

騎乗スタイル

スタート技術や仕掛けどころに定評がある。どちらかというと芝レースよりダートレースの戦績が良い傾向にある。

デビュー以来年間2桁勝利をキープしており、重賞未勝利だった年も2012年だけ。トータルで見れば間違いなく「腕のいい騎手」と評してよい人物だが、「とにかくG1を勝てない人」というイメージのために過小評価されがちだった(後述)。

苦節

デビュー年の目覚ましい活躍の一方、テレビ番組内で「武豊さんの馬に乗れば僕も9回乗って9回武豊さんより先着する自信はあります」と発言したことが物議を醸した(本人は「騎手としては、全部勝つくらいの気持ちじゃないとダメ」ということを答えたつもりだったらしい)。こうした舌禍に加えて、競馬業界とは関わりのない家庭出身だったことや、度重なる落馬事故の影響もあって、新人時代に期待された程の活躍は見せられなかった。
河野調教師は「うちの厩舎にいては厳しさを知らないままになる。独り立ちした方が彼のためになるはずだ」としてフリー転向を促したという。ちなみに河野師はデビュー1年目の三浦と交際したほしのの配慮の無さに苦言を呈し、三浦を厳しく叱責したが、別件で「三浦の調教ミスがあった」と発表した調教師に対しては「三浦は指示通りに調教した」と反論するなど、三浦を厳しくも優しく鍛えていた。

2010年1月11日にはJRA史上最大数となる9頭落馬事故の加害馬(の騎手)となってしまったり、2011年には古巣の河野厩舎が解散を余儀なくされたり[1]、2016年には肋骨・骨盤を折った上に内蔵まで損傷する重傷を負い丸1年の休養を余儀なくされたり[2]しながらも、精力的かつ継続的に騎乗。結果として2021年8月22日、史上最速(13年5ヶ月22日)かつ最年少(31歳8ヶ月4日)で10000回騎乗を達成し、2023年6月24日には史上42人目、現役22人目となるJRA通算1000勝を達成した。

先述の通り、2024年までは「とにかくG1を勝てない人」というイメージばかりが先行する人物だった。「あれほど成績は良いのになぜか中央G1は勝てない」という現象は、彼がGⅠで善戦・惜敗[3]するたびに競馬ファンの間で不思議がられる話題だった。彼が期待馬に乗ると「天才外国人騎手コーセー・ミューラー緊急来日」と言われ、敗北すると「ミューラーは帰国済」と手のひらを返されるのもお決まりのネタだった。
ちなみに「グレード制導入以降に中央でデビューし、かつ中央での通算勝利数が1000勝を達成した時点で中央G1未勝利」だった騎手は三浦ただ一人。GⅠ初勝利までのGⅠ騎乗回数「127」も、2025年時点でぶっちぎりのトップである(2位は藤岡佑介の86)。

初めてGⅠに挑んだスプリンターズSでの騎乗馬・プレミアムボックスの死から6日後に開催された2025年度スプリンターズS。ここで、およそ4年間にわたって主戦を務めてきた「自厩舎所属」の「蹄葉炎から復帰した8歳馬」ウインカーネリアンと、「不利な大外16番枠」から発走してから「GⅠ級127勝の武豊」に競り勝つというドラマチックなGⅠ初制覇を成し遂げた際には、観客席からは割れんばかりの歓声と「コーセー・コール」が巻き起こった。

主な騎乗馬

G1級勝利馬または記事がある馬について記載

  • トーセンジョーダン(2010年アルゼンチン共和国杯)
  • ディアドムス(2014年全日本2歳優駿、北海道2歳優駿)
  • ダノンスマッシュ(2020年セントウルステークス)
  • ダンシングプリンス(2021年カペラステークス、2022年JBCスプリント)
  • ギルデッドミラー(2022年武蔵野ステークス)
  • ラムジェット(2024年東京ダービー、ユニコーンS)
  • ウインカーネリアン(2025年スプリンターズステークス、2022年関屋記念、2023年東京新聞杯)

関連動画

関連リンク

関連項目

  • 競馬
  • 騎手の一覧
  • ほしのあき
  • ダンシングプリンス

脚注

  1. *河野師が暴力団関係者とは知らずに某人物と交流しており、その責を問われ免許取り消し処分を受けたため。河野師は反論したが処分は覆らなかった。
  2. *2016年8月14日札幌7Rにおける騎乗馬故障からの落馬によるもの。後に2020年1月5日の中山7Rで落馬負傷した際、この時の手術で埋め込んだボルトを除去している(写真)。
  3. *2025年までは2014年NHKマイルCのタガノブルグ2着・2014年安田記念のグランプリボス2着がGⅠ最高成績であった。
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/06(土) 19:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/06(土) 19:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP