日産・シルビアとは、日産自動車が開発・製造・販売していたスポーツカーである。
名前の由来はギリシャ神話に登場する清楚な乙女の名前から。
もともとフェアレディのスペシャリティカーとして登場した車で、デートカーの位置づけであったが、ターボが積まれていたことから、走り屋に人気が高かった。
任意自動車保険の保険料率が国産車では一番高いのはそのためか、それとも・・・。
現在ニコニコ動画にアップロードされているのは5代目のS13以降の物が多い。
走り屋ブーム時代の日産の主力商品であったが、人気がコンパクトカーに移行するにつれ販売台数が減少してゆき、排ガス規制の波に飲まれスカイラインGT-Rと共に生産中止となった。
走り屋人気は今なお高く、駆動方式がFR(=ドリフトしやすい)なこともあって、現在でもドリフトの大会などで姿を見かける事が出来る。
1965年発売
フェアレディのシャーシにSUツインキャブ付R型1600ccOHVエンジンを載せ、クーペボディを架装して作られた。
デザインを優先したためか乗り心地は悪く、当然人気も出なかった。
そのまま1968年に生産を終了し、絶版となった。
一代目の絶版から7年経って1975年発売に発売。
3代目サニーがベースになっているため、初代とは全くの別物。
エンジンはL18型エンジンを搭載した。
が、デザインをアメリカ向けにしすぎてやはり人気は出なかった。
1979年発売。
エンジンは1800ccのZ18型を積んだものと2000ccのZ20型を積んだ二つのグレードで発売され、後のマイナーチェンジでFJ20E型を搭載したを積んだものが発売された。
このモデルから次のS12型モデルまで姉妹車のガゼールが販売されていた。
1983年発売。
エンジンは1800ccのCA18型3種(キャブレター/EGI/EGIターボ)とFJ20E型2種(ターボ有/無)のグレードが用意された。
マイナーチェンジでFJ20E型が廃止され、トップグレードに次のS13型で積まれることとなるCA18DETが追加された。
また、このときガゼールが廃止となったため、店では180SX登場まで代替としてシルビアを扱うことになった。
1988年発売。
歴代シルビアの中で最も販売台数が多い。
FF駆動車全盛期の当時にFRで発売されたため注目を集めた。
エンジンはCA18DE2種(ターボ有/無)。マイナーチェンジでSR20DE2種(ターボ有/無)。になった。
キャッチコピーの「アートフォース・シルビア(ART FORCE SILVIA)」が示す通りこの型のデザインに対する評価は高く、グッドデザイン大賞を受賞した。
このモデルから姉妹車の180SXが登場する。
S14モデルが3ナンバーサイズに肥大化し不評だったため、この型の生産が終了してもS13型に乗り続ける人が多かった。
1993年発売。
前述した通り3ナンバーサイズに肥大化した事や、丸々とした外観デザインが不評であまり人気がなかった車種。
エンジンはSR20DE2種(ターボ有/無)だが、S13後期に積まれたものより強化されている。
フロントのデザインが前期型と後期型で大幅に異なる。
キャッチコピーも前期型と後期型で異なり、前期型が「アイ・ハント・シルビア(eye hunt SILVIA)」。
後期型が「Ready Go FR」。
このモデルの販売終了と同時に姉妹車の180SXも販売終了となる。
1999年発売。このモデルでシルビア系の販売は終了となる。
キャッチコピーは「ドライブしよう」
大きさを5ナンバーサイズに戻し、6速MTミッションを搭載。
エンジンはS14と変わらずSR20DE2種(ターボ有/無)だが、S14のものよりさらに強化されている。
ターボ計の視認性は良いが、ブースト1kg以降針が動かないためスポーツ走行をする場合は追加のブースト計取り付けが必須。
2002年に生産終了。歴代シルビアのなかで最も販売期間が短かった。
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最終更新:2025/12/13(土) 13:00
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