森下卓(もりしたたく)とは、将棋棋士である。棋士番号161。段位は九段。(故)花村元司九段門下。
1966年生まれ、福岡県北九州市出身。1978年に奨励会6級入会。1983年に四段昇段(プロ入り)。
タイトル戦登場6回、棋戦優勝8回、竜王戦1組16期、順位戦A級10期の実績を持つ。
現在は竜王戦2組、順位戦B級2組に在籍。
師匠の花村元司に特に才能を見込まれ、「棋数は数えきれないぐらい、手取り足取り教えて頂いた」と本人が言うように、熱心に直接指導されたというプロ棋士界隈では珍しいエピソードを持つ(奨励会員は基本的に入門しても自主研鑽するのが当たり前で、師匠に直接教えて貰うことのほうが珍しく、一局も師匠と指さないままで終わる棋士も多い)。
居飛車党の正統派で受けの棋風。
森下システムを考案し、升田幸三賞特別賞を受賞している。
「駒得は裏切らない」という格言が有名で、「歩を5枚持つと『一森下』」などと言われる。
棋界の超大御所、大山康晴十五世名人に対し無類の強さを発揮し、通算成績は6勝0敗(衰えてもA級に居続けた大山が生涯一度も勝てなかった、ただ一人の強豪棋士である)。一方、羽生善治とは相性が悪かったため、タイトルに6回挑戦しながらも獲得経験がなく、「無冠の帝王」と呼ばれた。これは木村一基と並びタイ記録である。
非常に礼儀正しいことから付いたあだ名が「律儀先生」。
対局時計の秒読みにも「はい」と答えるという逸話がある。
解説は毒舌なことで有名だが、ニコ生で解説する際はやや控えめ。
2014年に行われた第3回電王戦へ副将として出場。ツツカナと戦い敗れた。
2014年12月31日に秒読み10分、継版ありという森下九段提案の特殊なルールでツツカナとリベンジマッチを行った。20時間以上の熱闘の結果、勝勢になるが、体力的な問題、運営スタッフの交代要員の準備不足などの為、運営提案で指掛けとなる。その後、指し掛けからコンピューター同士で対戦させたところ、森下九段側の100戦100勝となったことや、決着まで数百手をようしたことから、対局再開とせずに森下九段の勝ちとされた。
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最終更新:2025/12/06(土) 21:00
最終更新:2025/12/06(土) 21:00
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