「極上パロディウス ~過去の栄光を求めて~」とは、1994年にコナミ(現:コナミデジタルエンタテインメント)がリリースしたSTGである。キャッチコピーは「極上でギャグ襲。」。通称は「極パロ」「極上」など。
概要

極上パロディウス
~過去の栄光を求めて~ |
| 基本情報 |
| ジャンル |
シューティングゲーム |
| 開発元 |
コナミ |
| 発売元 |
コナミ |
| 発売日 |
AC:1994年4月26日
SFC:1994年11月25日
PS:1994年12月3日
SS:1995年5月15日
PSP:2007年1月25日
iアプリ(3面ごとの分割販売)
(part1):2007年12月12日
(part2):2008年2月22日
(part3):2008年3月21日
S!アプリ:2009年9月1日
EZアプリ:2009年10月8日 |
| ゲームソフトテンプレート |
パロディウスシリーズの3作目として1994年4月26日に稼働開始。前作にあたる「パロディウスだ!」のシステムを引き継ぎつつ、ステージの楽しい演出や、プレイヤーキャラ、クラシック等をアレンジした音楽などを大幅にパワーアップさせている。
システム面では、前作から引き継いだベルパワーシステムに「みんなカプセル(紫ベル)」が新しく加えられ、これを利用した稼ぎテクニックがスコアラーの間で定着した。
「パロディウスだ!」は初のAC作品ということもありグラディウスシリーズの派生作という雰囲気に近く、グラディウスシリーズの第5段という扱いであったが、家庭用機への移植などにより幅広い人気を獲得。4年を経て発売された本作は、そのクオリティの高さから前作以上に人気を博し、パロディウスを一つのシリーズとして確立させた。
その高い人気から稼働半年ほどで家庭用機へと移植。PS、SSには前作の「パロディウスだ!」とのセット移植である「極上パロディウスだ!DELUXE PACK」として発売された。特にPS版はプレイステーションのローンチタイトルとして本体と同時発売されており、人気の高さが伺える。
アニメーションパターンの枚数がPS版に比べ多いなど、SS版はよりAC版に忠実な移植になっている。PSPの「パロディウスポータブル」収録版はタイトル画面の権利表記に「1995」とある点、オプション画面に背景画がある点などからSS版を基にしていると思われる。
ストーリー
むかしむかし、あるところに「過去の栄光」という、それはそれは素晴らしいものがありました……。
西暦1994年。全宇宙を巻き込んだ親子ゲンカから4年。悪の親玉タコベエを倒した4人の勇者たちのおかげで世界は再び平和を取り戻しつつありました。しかし、勇者たちは世間に歓迎されることなく、それぞれ寂しい生活を送っていました。
そんなある日のこと、先の大戦で最後に受けた傷がいまだ癒えず、自宅の蛸壺のまな板の上で臥していたMr.パロディウスことタコは、長男のタコスケにこう告げたのです。
――「過去の栄光」を探してきてくれないか。ワシにお迎えがきて料理される前に、もう一度あの古き好き時代が見てみたいのだ、と……。
ウワサによれば、ディスコ「パロディウス」にいるゆかりという名前のタコ(通称タコのA子)が隠し持っているらしいのです。それを聞いたタコスケは愛用のサンバイザーを手にタコ壺から「過去の栄光」を求めて飛び出して行きました。
プレイヤーキャラと装備
本作はグラディウスシリーズ初の2人同時プレイが可能となっており、1P・2P側で個別に同じ装備のキャラクターが用意されている。味方の機体を撃つと様々な台詞を発し、何度も撃ち続けると「怒りショット」を全方位に吐き出す。
SFC版の2人プレイは残機交代制になってしまったが、ゴエモン&エビス丸、ドラキュラくん&キッドドラキュラくん、ウパ&ルパがプレイヤーキャラとして追加されている。また一部キャラクターの装備が異なっている。
以下にプレイヤーキャラごとの装備と、SFC版(上段)、PS版(下段)の説明書にあるキャラ設定を引用して併記する。
| ビックバイパー(1P) |
ロードブリティッシュ(2P) |
| 正義の通り魔、無差別連続殺人犯。正義の名の下に大量殺戮を犯しておきながら、今はタイ焼き屋の親父をしている。 |
自称、どこかの星の王子様(?)。ビックバイパーの相棒で一緒に宇宙の危機を救ったことがあるらしい。 |
| 今でこそ、タイヤキ屋の親父におさまっているが、昔はブイブイいわせていたらしい。過去の栄光を最も真剣に求める。 |
ビックバイパーとともに昔は宇宙のそこここでハバを利かせていたらしい。過去の栄光を最も真剣に求める。 |
| SPEED UP |
MISSILE |
DOUBLE |
LASER |
OPTION |
OH! |
SHIELD |
|
スピードアップ(5段階)
|
地を這うミサイル
|
前方と斜め上へのショット
|
敵を貫通するレーザー
|
オプション(4つまで)
|
装備がリセットされる
|
前方をガードするシールド(SFC版は全体を包むフォースフィールド)
|
| 備考 |
- もちろん「グラディウス」「沙羅曼蛇」の自機が元ネタ。
- 本家譲りのオーソドックスな装備構成。多方向へのショットを備えたキャラが増えた今作以降では火力面でやや見劣りするか。
|
| タコスケ(1P) |
ベリアル(2P) |
| 前作の戦いではオプションとして参加していた、タコ4兄弟の長男。弟達の期待を一身に背負い、ついに念願の主役で登場。 |
タコスケにあこがれて黙ってついてきた。リボンをしているが男か女か性別は不明。 |
| Mr.パロディウスこと、タコの長男。以前はオプションの一人として活躍したが、今回は主役をつとめる |
タコスケに黙ってついてきた相棒。リボンをしているが、男か女か知られていない。それより黄色なのが気になる。 |
| SPEED UP |
2-WAY |
TAILGUN |
RIPPLE |
OPTION |
OH! |
O-TRAP |
|
スピードアップ(5段階)
|
上下に投下されるミサイル
|
前後へのショット
|
広がりながら飛ぶ輪っか型レーザー
|
オプション(4つまで)
|
装備がリセットされる
|
前方をガードするタコツボ
|
| 備考 |
- タコヒコは前作「パロディウスだ!」においてタコのオプションのうちの1人(1匹?)だったという設定である。
- 装備は「パロディウスだ!」のタコのものを踏襲している。
- 「セクシーパロディウス」では、年頃になり世俗に塗れたタコヒコが騒動の中心となる。
|
| ツインビー(1P) |
ウインビー(2P) |
| 王女誘拐犯。散歩の途中でフラリと立ち寄った惑星を悪の手から救ったはよいが、その後王女をさらって逃走。現在指名手配中。 |
元ツインビーと双子。最近、国民的アイドル化計画が進んでいるらしい。 |
| フラリと立ち寄った惑星を悪の手から救ったはいいが、その後王女を誘拐し逃走。ドンブリ島のラーメン屋で働いているところを保護される。 |
ツインビーの昔からの仲間。女の子ながらにロケットパンチを遠慮なくブッぱなす。足の生えたツインビーと共に飛び回る。 |
| SPEED UP |
ROCKET |
TAILGUN |
3-WAY |
OPTION |
OH! |
F-FIELD |
|
スピードアップ(5段階)
|
敵を貫通し、自機へ帰ってくるロケットパンチ
|
前後へのショット
|
前方3方向へのショット
|
収束型オプション(3つまで)
|
装備がリセットされる
|
全体を包むフォースフィールド
|
| 備考 |
- 元ネタはもちろん「ツインビー」。
- 装備は「パロディウスだ!」のものを踏襲しているが、3WAYショットの軌道が少し異なる。
- ウインビーの「国民的アイドル化計画」については「ツインビーPARADISE」の記事や、ピクシブ大百科の「ウインビー国民的アイドル化計画」を参照されたし。
- 「元ツインビーと双子」の記述は、93年ごろに前述のウインビー国民的アイドル化計画でツインビーやそのパイロットの設定が新たに固まりつつあったためだと思われる。(双子のパイロット→その息子と娘がパイロットという設定に変更された)
|
| ペン太郎(1P) |
お花ちゃん(2P) |
| 三国一の大たわけ者。最近戦国物に凝りはじめ付け髭をしてマゲを結った。愛馬ナス風にまたがり「伸長の野郎」を遊ぶのが日課。 |
ペン太郎の幼なじみでいいなずけ。前回はペン太郎の帰りを家で待っていたが、今回は心配でついてきた。 |
| エアガンマニアだった彼も前の戦争で受けた傷が元で、今は少し落ち着いて、パソコンの戦国ゲームにはまっている。 |
ペン太郎の幼なじみのいいなずけ。何の疑問もなく赤いペンギンだが、本人はそんなコトはケセラケセラなのだ。 |
| SPEED UP |
POTON |
DOUBLE |
S-GUN |
OPTION |
OH! |
BUBBLE |
|
スピードアップ(5段階)
|
地を這う鯨型ミサイル
|
前方と斜め上へのショット
|
着弾すると爆発するショット
|
収束型オプション(3つまで)
|
装備がリセットされる
|
装備がリセットされる
|
| 備考 |
- 元ネタは「けっきょく南極大冒険」。主人公の息子という設定である。
- 「パロディウスだ!」から引き続き登場。装備もそのまま。
- タコも同様の理由でまな板に臥せている「前の戦争で受けた傷」とは、おそらく「パロディウスだ!」のエンディングでカメラに激突する演出を指したものだと思われる。
|
| ひかるちゃん(1P) |
あかねちゃん(2P) |
| 前作では敵として出ていたが、もっと目立ちた~いとプレイヤーキャラの地位を手に入れる。兵器マニアとの噂あり。 |
ひかるの双子の妹で、マンションの同居人。いつもかわい子ぶってはいるが、男にはまったく興味がないらしい。 |
| 前作、敵として出演していたが、もっと目立つ役をやりたいとオーディションに参加。ついにプレイヤーキャラに。 |
ひかるの双子の妹で、ひかる同様の兵器マニア。パワフルな装備を隠してミサイルにまたがる。 |
| SPEED UP |
H-WIND |
S-BOMB |
CARROT |
OPTION |
OH! |
STAR |
|
スピードアップ(5段階)
|
地を這うミサイル。自機が上に居れば上に、下に居れば下に出る。
|
着弾すると爆発する投下型ミサイル。
|
前方への強力なショット。上下移動で慣性がつく。
|
自機の斜め後ろにつくフォーメーションオプション。(4つまで)
|
装備がリセットされる
|
全方位型バリア
|
| 備考 |
- 前作「パロディウスだ!」の7面に登場した敵キャラのバニーガールという設定である。
- 次作「実況おしゃべりパロディウス」では2面のボスに昇格。なぜか巨大化している。
- オプションを4つ装備した後は、パワーアップゲージがオプションの欄に合わさっているとき、パワーアップボタンを押しておくとオプションの間隔が広がる。このフォーメーションオプションはコナミのSTG「サンダークロス」が元ネタ。
- 他のキャラと異なり、ショットではなくミサイルが2種類用意されている。勿論どちらか一方しか装備できない。
- 二人が跨っているのは大陸間弾道ミサイルであり、それぞれ「フォルティシモ」「ピアニッシモ」と名づけている。
- パチンコ「CRパロディウスだ」では非常にけしからんリーチ演出に登場している。
- SFC版は装備が違うため以下に記す。ブーメランショットは同じく「サンダークロス」が元ネタ。
|
| SPEED UP |
H-WIND |
TAILGUN |
B-SHOT |
OPTION |
OH! |
SHIELD |
|
スピードアップ(5段階)
|
地を這うミサイル。自機が上に居れば上に、下に居れば下に出る。
|
前後へのショット
|
乱反射するブーメランショット
|
自機の斜め後ろにつくフォーメーションオプション。(4つまで)
|
装備がリセットされる
|
前方をガードするシールド
|
| マンボウ(1P) |
サンバ(2P) |
| ただの通りすがり。いつもぼーっとしているので、いつの間にか巻き込まれた。何が起こっているのかよく分かっていない大ボケ野郎。 |
マンボウのエキストラ仲間。総天然色大宇宙活劇「スペースマンボウ」撮影のとき知り合った。 |
| エキストラ歴20年。ただの通りすがりで、なぜココにいるのかも、なぜ暴れているのかも分かってないらしい。 |
マンボウのエキストラ仲間。いつもボッケーッとしている様子はマンボウにも負けない。しかしそれも分かってない。 |
| SPEED UP |
BUBBLE
MISSLE |
CONTROL
LASER |
SCREW
LASER |
SERCH
LASER |
OH! |
BARRIER |
|
スピードアップ(5段階)
|
地を這うミサイル。自機が上に居れば上に、下に居れば下に出る。
|
自機の前後移動で角度を調節できるレーザー
|
威力が高く、敵を貫通するレーザー
|
敵を追尾するレーザー
|
装備がリセットされる
|
全方位型バリア
|
| 備考 |
- パワーアップゲージに「オプション」の欄がなく、装備をつけていくと対応したフォーメーションオプションが1つずつ付く仕様。そのため複数の装備を併用することができるが、オプションが4つのときは装備すると全てのオプションが同じ装備に切り替わる。
- 元ネタはコナミのSTG「スペースマンボウ」だが、特に装備を踏襲しているわけではない。
- ドラマCD「究極パロディウス」では、「前世はマンボウ」を自称する井上喜久子(17歳)が声優を担当した。
- SFC版は装備が違うため以下に記す。SFC版の装備はアイレムのSTG「R-TYPE」が元ネタである。
|
| SPEED UP |
HOMING |
REFLECT |
SCREW |
GRADE UP |
OH! |
SHIELD |
|
スピードアップ(5段階)
|
敵を追尾するミサイル
|
壁に当たると跳ね返るショット
|
威力が高く、敵を貫通するレーザー
|
装備のパワーアップ(4段階)
|
装備がリセットされる
|
前方をガードするシールド
|
| 大天使ミカエル(1P) |
大天使ガブリエル(2P) |
| 天界の天使ブタ。たび重なる下界の乱れに心を悩ました神様によって使わされた。使命に燃える熱血ブタ。 |
ミカエルの相棒。ミカエルとまったく同じ日に産まれた。 |
| 度重なる下界の乱れに業を煮やした神様が送り込んだ神の使い。立派なマユ毛が自慢の237歳。 |
一匹でいいのに神様が遣わしたもう一匹のブタ。熱血野郎の彼はミカエルと同じ日に生まれた237歳。 |
| SPEED UP |
HOMING |
R-SHOT |
WAVE |
GRADE UP |
OH! |
AURA |
|
スピードアップ(5段階)
|
敵を追尾するミサイル
|
最大9方向へのラウンドショット
|
上下に大きく広がるレーザー
|
装備のパワーアップ(4段階)
|
装備がリセットされる
|
全方位型バリア
|
| 備考 |
|
|
| こいつ(1P) |
あいつ(2P) |
| ??? |
??? |
| 謎に包まれた存在。分かっているのは生まれて3時間らしいというコト。性別:∞。 |
こいつに遅れること30分でこの世に現われたらしい。こいつ同様、紙飛行機に乗って進む。性別:¢。 |
| SPEED UP |
MISSILE |
K-WAY |
LASER |
GRADE UP |
OH! |
SHIELD |
|
スピードアップ(5段階)
|
地を這うこいつミサイル
|
前方の広い範囲へのショット
|
溜め撃ちレーザー
|
装備のパワーアップ(4段階)
|
装備がリセットされる
|
前方をガードするシールド
|
| 備考 |
- 紙飛行機に乗った棒人間としか形容できない、いかにも「パロディウス」らしいキャラ。その存在感からかアーケードゲーム専門誌「ゲーメスト」のゲーメスト賞ベストキャラクター賞を圧倒的な票数で獲得した。
- 次作の「実況おしゃべりパロディウス」には「そいつ」「どいつ」が登場している。
- 遊戯王にも「コイツ」「アイツ」「ソイツ」「ドイツ」の名前でモンスターカードになって登場した。なお遊戯王にはビックバイパーを始めとしたグラディウスシリーズの機体、キャラクターもカードになって登場している。
- 「こいつウェイ」は最大まで強化すると前方をほぼカバーする弾幕を張ることができるため非常に強力。
- 「こいつミサイル」はパワーアップ1段階目では自機から落下するのみだが、2段階目からはパラシュートで降下し、前方へ走る、浮き輪で浮く、扇子を持って踊る、などステージに応じ様々なアクションをする。
- 「こいつシールド」はどう見てもアレにしか見えないが、開発者のちちびんたつかさ曰く、あくまで「透明の柔らかいベル」。その耐久力は32とずば抜けている。
- シールドの件もあり「キース・ヘリングのエイズ撲滅キャンペーン」のキャラを基にしたと言われることが多いが、元は「小さなキャラが沢山出てきて色んなアクションをする」という狙いで作られているので、必然的に棒人間のようなキャラクターになるしかなく、似てしまったものと思われる。濁してるものの、シールドはアレを基にしているようなので、あえて向こう側に寄せていった可能性もあるが、少なくとも開発者は明言していない。
|
| ゴエモン(1P) |
エビス丸(2P) |
| ご存知天下の伊達男。怪しげな飛空術をエビス丸にかけ、様子を見てから飛んでいる。 |
自称、正義の忍者。ゴエモンに怪しげな飛空術をかけられ、訳の判らぬまま空を飛んでいる。 |
| SPEED UP |
S-BOMB |
DOUBLE |
TWIN |
OPTION |
OH! |
REDUCE |
|
スピードアップ(5段階)
|
着弾すると爆発する投下型ミサイル
|
前方と斜め上へのショット
|
敵を貫通するツインレーザー
|
自分を追尾するオプション(4つまで)
|
装備がリセットされる
|
自機が縮小し当たり判定が小さくなる。他のバリアと同じく被弾で解除
|
| 備考 |
- 元ネタはもちろん「がんばれゴエモン」。
- ゴエモンは第一作目のMSX版「パロディウス」に自機として登場しているため、16年ぶりの再登場となる。
- SFC版でのみプレイ可能。
|
| ドラキュラくん(1P) |
キッドドラキュラ(2P) |
| 「ぼくドラキュラくん」の主人公。最近、コウモリに変身しなくても空を飛べることに気がついた。推定年齢1万9歳。 |
ドラキュラ一族恒例の1万年の眠りにつく前で、とても眠くて機嫌が悪い。推定年齢9歳。 |
| SPEED UP |
MACRO |
ROUND |
NEEDLE |
GRADE UP |
OH! |
CHANGE |
|
スピードアップ(5段階)
|
前方に発射されるミサイル
|
ボタンを押すと前方へ、離すと後方へ飛ぶショット
|
敵をホーミングするショット
|
装備のパワーアップ(4段階)
|
装備がリセットされる
|
コウモリに変身する全方位型バリア
|
| 備考 |
- 元ネタは「悪魔城すぺしゃるぼくドラキュラくん」。
- PS・SS版の「実況おしゃべりパロディウス」でも隠し自機として登場している。
- 装備の元ネタはコナミのSTG「アクスレイ」である。
- SFC版でのみプレイ可能。
|
| ウパ(1P) |
ルパ(2P) |
| ルアクーヨ王国の王子。生まれて1ヶ月後にハイハイができるようになり、ついには歩くより先に空を飛んでしまった。 |
ウパの双子の妹と言われているが、本当は・・・。 |
| SPEED UP |
HOMING |
WIDE |
LASER |
GRADE UP |
OH! |
M-CRUSH |
| スピードアップ(5段階) |
敵を追尾するホーミングミサイル |
前方の広い範囲へのショット |
敵を貫通するレーザー |
装備のパワーアップ(4段階) |
装備がリセットされる |
画面内すべての敵にダメージを与え、敵弾を消す。 |
| 備考 |
- 元ネタは「バイオミラクルぼくってウパ」。
- 「実況おしゃべりパロディウス」でも自機として登場している。
- 装備の元ネタはセイブ開発のSTG「雷電」である。
- SFC版でのみプレイ可能。
|
ステージ
| ステージ1:クレーン |
|
![ボス:アンナ・パブロワ]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| イン・ザ・クレーンゲーム |
イン・ザ・ムード(ジョー・ガーランド) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| パンダ・ザ・ダンシング |
オペラ「カルメン」より「闘牛士の歌」(ジョルジュ・ビゼー) |
|
| 備考 |
- クレーンゲームの中が舞台。クレーンが下のぬいぐるみを釣り上げたり、景品ダクトに落下させるのが主なギミック。
- 背景の看板に書かれた「circo porto(チルコポルト)」はかつてコナミが経営していたゲームセンター、及びカフェの名前であり、ロゴはコナミの工場に近い神戸ハーバーランド店のもの。背景の夜景は神戸ハーバーランドと摩耶山と思われる。
- ステージ中のぬいぐるみは前作「パロディウスだ!」に登場したキャラクターや、「グラディウス」のテトラン、「ミスティックウォリアーズ」のユリなどが基になっている。
- ボスは「アンナ・パブロワ&めろーら」。パレリーナ姿のパンダがアンナ・パブロワ、頭についているアヒルのようなものがめろーら。回転しながら大量の雑魚敵を撒き散らして攻撃してくる。これは「グラディウス」1面の火山をイメージしたもの。
- アンナ・パブロワとは20世紀初頭、世界にバレエを広めたロシアのバレエダンサーの名前である。
- 名前の元ネタかは定かでないが、めろーらと同名の「メローラ姫」が91年の「出たな!!ツインビー」に登場している。
- めろーらは寄生する宇宙生物という設定らしく、続編の「実況おしゃべりパロディウス」にもジュディ・オングの格好をしたパンダに寄生(?)した「じゅでー&めろーら」が1面のボスとして登場する。戦略シミュレーションをパロディにした「パロウォーズ」ではパンダ茶会主義獣民共和国の最終兵器(極上ロボ)として登場する。
- PSPの「パロディウス ポータブル」収録版では道中BGMが「藁の中の七面鳥」(作曲者未詳)に差し替えられている。有名なフォークダンス「オクラホマミキサー」で使われるアメリカ民謡である。
|
| ステージ2:海ネコ |
|
![]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| ネコ戦艦よ永遠なれ |
星条旗よ永遠なれ(ジョン・フィリップ・スーザ) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| わたしはイライザ |
オリジナル |
|
| 備考 |
- 前作「パロディウスだ!」1面に登場したネコ戦艦を思わせるネコ潜水艦が全編にわたって登場する海のステージ。海上→海中→海上(夕暮れ)とステージ中を移動するのに合わせてBGMが展開するのに注目。
- 海中の背景には前作1面に登場したボスのキャプテンペンギンノフスキーIII世や宝箱型ハッチ、ネコ戦艦の残骸などが海の藻屑となって転がっている。
- 道中で登場するイーグル沙武Jr.(ベルを大量に持った敵)は、SFC版ではフグ型の敵にアレンジされている。
- ボスは「ニール&イライザ」。巨大な人魚がイライザ、頭上の舟盛りがニールである。イライザは高笑いと尾ひれによる水しぶき、ニールは泡で攻撃してくる。水しぶき攻撃はかなりの初見殺しであるが、画面左上やイライザの目の前に居れば避けられる。
- ニールとイライザは「キャンディ・キャンディ」に登場する意地悪兄妹の名前である。
- 頭に船を載せた髪型は18世紀のフランス宮廷内で流行したもの。アメリカ独立戦争でイギリス海軍をフランス海軍が破ったことを記念して流行したそう。
- 「オトメディウスG」ではイライザがボスとしてゲスト出演しているが、ニールは既に逝去したのか遺影になっている。
|
| ステージ3:おかし |
|
![ボス:デコレーションコアMk-II]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| お菓子の運動会 |
トリッチ・トラッチ・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| クッキングマンボ |
マンボNo.5(ペレス・プラード) |
|
| 備考 |
- 「グラディウスIII」の3面をモチーフにした、クッキーの岩盤を掘り進んでいくステージ。
- ボスは「食通大玉ロボ1号 デコレーションコア」。グラディウスIIIのビッグコアMk-IIIが元ネタで、上下のビーム砲門が生クリームの絞り袋になっている。元ネタにはない突進攻撃をしてくるため注意。
- 食通大玉とは、このステージの背景に描かれているタラコ唇の千手観音のようなキャラである(※腹に「玉」の文字がある)。「パロディウスだ!」3面ボス戦の背景にも似たキャラが描かれており、PCE版では隠しボス「食通大王まんじりクン」として登場するが、将棋の王と玉のように対になる別個体か、同キャラをモジって再登場させたのかは不明。
- 本ステージの背景は「パロディウスだ!」3面のお菓子城を思い起こさせるものとなっており、世界観の繋がりを感じさせる。また「実況おしゃべりパロディウス」ではグリコ看板をパロディにした食通大王の看板が登場するなど、マイナーながら食通大王はパロディウスにおいてお菓子に縁があるキャラクターとして描かれている。
- PSPの「パロディウス ポータブル」収録版ではボス戦のBGMが「おもちゃの兵隊の観兵式」(レオン・イェッセル)に差し替えられている。いわゆる「キユーピー3分クッキング」のテーマ曲である。
|
| ステージ4:交通標識 |
|
![ボス:クレイジーコア]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| 走れ!走れ!それ走れ! |
ウィリアム・テル序曲(ジョアキーノ・ロッシーニ) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| わたしの足をおなめ! |
Aircraft Carrier(コナミ矩形波倶楽部) |
|
| 備考 |
- 「グラディウスII」6面やSFC版「グラディウスIII」7面などでお馴染みの高速スクロール面をモチーフにした、ハイウェイ風ステージ。ひよこの暴走族や警察官(岡っ引き、保安官)が飛び交っている。
- 交通標識が表示され、地形の変化などを予告するのが特徴。この演出はカネコ開発のSTG「エアバスター」2面が元ネタである。
- 雑魚キャラも「追い越し禁止」「転回禁止」などの交通標識を律儀に守るため、追い越し禁止ゾーンでは自機の後ろに溜まった雑魚から弾を撃たれ続けることになる。菊一文字などで対処すべし。
- ボスは「交通整理ロボット クレイジーコア」。グラディウスIIIの要塞型コアのように信号機型の3つのコアを備えており、上下のハンマーとレンチのアームを伸ばしながらドリルミサイルで攻撃してくる。元々はSFC版「グラディウスIII」高速面ボスのビーコンに似た雰囲気のボスを考えていたが、開発の過程でどんどん変化していった結果この形に収まったそう。
- ボスBGMはビッグコア系ボスではお馴染み、「グラディウス」よりAircraft Carrierのアレンジ。ラスボス戦も同じ曲である。
- 背景に書かれている「ゲームセンター ハイテクYOGA」の看板はセガが経営するゲームセンター「ハイテクセガ」のパロディ。
|
| ステージ5:SDボス |
|
![ボス:カプセル怪獣「カプチーノ」]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| スペースヒットパレード |
アルプス一万尺(アメリカ民謡)
おお牧場はみどり(スロバキア民謡)
メリーさんの羊(サラ・ヘイル)
ねこふんじゃった(作曲者不詳)
ロンドン橋落ちた(イギリス民謡)
ピクニック(イギリス民謡) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| カプセル怪獣「カプチーノ」 |
トルコ行進曲(アマデウス・モーツァルト) |
|
| 備考 |
- SD化された「グラディウス」シリーズのビッグコア系ボスやテトランが雑魚敵として大量に登場するステージ。登場するのはビッグコア、ビッグコアMk-II、クリスタルコア、カバードコア、テトラン。
- 雑魚敵の飛行パターンはナムコの「ギャラクシアン」「ギャラガ」「ギャプラス」「ゼビウス」タイトーの「スペースインベーダー」をパロディにしたもの。ゼビウスの有名な敵キャラ「バキュラ」を模した「カラー板夫」という敵キャラは、撃つと吹き出しが現れ、255→254...と耐久値がカウントダウンされる。これは「バキュラに弾を256発撃ちこむと破壊できる」という都市伝説が元ネタ。詳しくは「バキュラ」の単語記事を参照。
- 「グラディウス」シリーズおなじみのオプションハンターが出現し、オプションを掻っ払ったり装備をパワーダウンさせるので注意。
- ボスは「カプセル怪獣「カプチーノ」」。カプセル型をしたボスで、パワーアップカプセルやルーレットカプセルを大量に飛ばしてくるが、ランクが上がっていると鉄球を混ぜて飛ばしてくる。
- 「カプセル怪獣」は「ウルトラセブン」に登場するウルトラ戦士の味方怪獣の名称である。
- カプチーノは「実況おしゃべりパロディウス」にもサイズダウンして登場。触るとルーレットカプセルと同じ効果が得られる。
- 背景にはクリスタルコア、ビッグコアMk-II、テトランの星座が写っている。クリスタルコアは何故か触手で揉み手をしている。
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| ステージ6:月面 |
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![ボス:かぐや姫]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| なにみてはねる? |
うさぎ(日本民謡)
かごめかごめ(日本民謡)
さくらさくら(日本民謡)
お江戸日本橋(日本民謡)
通りゃんせ(日本民謡)
花嫁人形(杉山長谷夫) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ああっ、かぐや姫 |
ずいずいずっころばし(日本民謡) |
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| 備考 |
- 竹取物語をパロディにしたステージ。餅つきマシンの巨大な臼と杵に注意。ちなみに開発者曰く、「グラディウス」の火山や逆火山をイメージしたものらしい。
- 通常ステージで編隊を組んで飛行してくるニワトリとヒヨコが、この面ではツルとスズメ(?)に変わる。
- ステージ序盤で背景に見える2連星は「宇宙戦艦ヤマト」のガミラス星とイスカンダル星のパロディ。また、月面にはアポロ11号の着陸船イーグルと宇宙飛行士、「2001年宇宙の旅」のモノリスなどが描かれている。
- 序盤で飛来するうさぎ型ロケットは「うサタンロケット」という名前で、NASAの「サターンロケット」にひっかけたダジャレである。
- ステージ中にはピンクや緑などカラフルなうさぎが登場するが、白いうさぎは1体だけなので探してみよう。
- 道中で登場するイーグル沙武Jr.は、SFC版ではうさぎ型の敵キャラにアレンジされている。
- 後半の橋部分では大量のうさぎが弾を撃ちながら後方からやってくる。菊一文字やスーパーボムなどのベルパワーを駆使すべし。ちなみに前作「パロディウスだ!」8面の魚ラッシュ地帯をイメージしたものらしい。
- ボスは「かぐや姫」。枕草子の一節を読み上げながら鳥獣戯画のうさぎを飛ばして攻撃してくる。源平討魔伝に登場する琵琶法師のパロディとよく言われるが、開発者曰く「縦に伸びる障害物を避ける」というコンセプトで作り始め、面のイメージがうさぎだったためうさぎの形にしたら「偶然似てしまった」そうである。
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| 乱入:モアイ戦艦 |
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![中ボス:モアイ艦長]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| またまた、兄弟船は行く |
ワルキューレの騎行(リヒャルト・ワーグナー)
The Old Stone Age(コナミ矩形波倶楽部) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| よし子とよし夫の愛の・・・ |
ツィゴイネルワイゼン(パブロ・デ・サラサーテ)
交響曲第25番 第一楽章(アマデウス・モーツァルト) |
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| 備考 |
- 前作「パロディウスだ!」5面に登場したモアイ戦艦がツギハギだらけの姿で復活し再登場。道中BGMの後半が「グラディウスII」のモアイ面なのも前作同様である。
- 2面以降、点数の100桁めが特定の値だと出現する。基本条件は以下のとおりで、難易度のランクが高いと出現する値の幅が広くなる。
| 2面 |
3面 |
4面 |
5面 |
6面 |
| 8、9 |
6、7 |
4、5 |
1、2、3 |
すべて |
- このステージで死ぬと「YOU LOSE」の文字が表示され、強制的に次のステージに進んでしまう。コンシューマ版はオプションで「REVIVAL」(その場復活)をONにしておけば、そのままステージを続行してプレイできる。
- 艦首のモアイ「よしだ君」が突っ込んできたり、破壊された戦艦が跳ねまわるなど初見殺しが多いため注意。跳ねまわる戦艦は画面左下が安全地帯である。
- ボスは前作にも登場した「よしこ&よしお」。女性型モアイのよしこの口から横長のモアイ型障害物(よしお)を出して攻撃してくる。時おり長いよしおを出しながら画面を上下になぎ払うが、最上部か最下部に居れば当たらない。また画面右下は安全地帯になっている。
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| ステージ7:ディスコ |
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![ボス:ちちびんたリカ]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
| パロパロダンシング! |
交響曲第9番「新世界より」(アントニン・ドヴォルザーク) |
| 中ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| リカ・オン・ザ・ビート |
The Final Enemy(コナミ矩形波倶楽部) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| わたしの足をおなめ! |
Aircraft Carrier(コナミ矩形波倶楽部) |
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| 備考 |
- 「グラディウスII」最終面をパロディにしたステージ。前作「パロディウスだ!」が「グラディウス」最終面と同じ構造だったため、それを踏襲したもの。ちなみに次回作の「実況おしゃべりパロディウス」最終面は、SFC版「グラディウスIII」最終面をパロディにしている。
- 後半では、前作2面にも登場した「ちちびんたリカ」が巨大になって再登場。元々「グラディウスII」最終面の要塞防衛用多脚ロボット「CRAB」をパロディにしたキャラクターのため、然るべき場所に帰ってきたかたちである。元ネタ同様破壊できないため手足の間を避けるしかない。
- ラスボスは「タコのA子」。グラディウス伝統の「何もしてこないボス」のため弾を撃ち込んでいれば倒すことができる。
- 「タコのA子」は「過去の栄光」とひっかけたダジャレである。
- エンディング曲「愛のフェアウエル」は「グラディウスII」エンディング曲「FAREWELL」のアレンジ。
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| SPステージ |
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![ボス:ペンタロウX]()
| 道中BGM |
原曲(作曲者名) |
メモリー・オブ・
シューティング |
「グラディウス」より Challenger 1985
「ツインビー」より Power up
「沙羅曼蛇」より Power of Anger
「A-JAX」より Command 770
「グラディウスIII」より Aqua Illusion
「サンダークロス」より Skywalker
「グラディウスII」より Burning Heat
(いずれもコナミ矩形波倶楽部作曲) |
| ボスBGM |
原曲(作曲者名) |
| ペンタロウXのテーマ |
熊蜂の飛行(リムスキー=コルサコフ) |
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| 備考 |
- 最終面クリア後に入ることができるSPステージ。膨大な敵と弾幕がプレイヤーを襲う。難易度は非常に高いが、パターンを構築していけばクリアは決して不可能ではない。
- 道中BGMは歴代コナミシューティングの名曲をメドレーにしたもので人気が高い。kinectを利用したコナミの音ゲー「ミライダガッキ」にも収録されており、プレイすると画面に映るプレイヤーの顔にコナミ矩形波倶楽部のロゴがお面として被さる。ただし、楽曲は尺の都合で「Aqua Illusion」パートが丸々カットされ、「Burning Heat」の後に追加された「グラディウスIII」のGame Overが楽曲のトリを飾っている。
- 「沙羅曼蛇」の細胞面BGMの場面では蛸化細胞Xという細胞型の敵が、「グラディウスIII」の泡面BGMの場面では泡の敵が現れるなど、元ネタの演出をパロディにした展開となっている。
- 4面で登場した「カラー板夫」よりも大きな「16bit板夫」がラストに現れる。弾を撃ち込むと65535→65534...と耐久値のカウントダウンが表示されるが、これは16ビット符号なし整数型の最大値が65535であるため。
- ボスは「ペンタロウX」。誘導ミサイルとレーザーにさえ気をつけていれば倒すのは難しくない。
- 「熊蜂の飛行」は前作「パロディウスだ!」でボスBGMとして使われた楽曲である。
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