水野沙苗(みずの さなえ)とは、小説・アニメ版『Another』の登場人物である。
榊原恒一が入院していた夜見山市立病院(漫画版では夕見ヶ丘市立病院)の新米看護婦。20歳。漫画版ではO型。二人の弟がおり、下の弟・水野猛は恒一と同じ夜見山北中学三年三組のクラスメイト。アニメ版のクレジットは“水野早苗”になっているが、これが意図的に変更されたものなのか、誤植なのかは不明(ピクシブ百科事典では水野早苗の方が記事になっている)。
スティーヴン・キング等のホラー小説が好きで、趣味を通じて恒一と親しくなる。気さくで明るい性格で、漫画版では壁に頭をぶつけたり、カートから手を離してオロオロしたりする等、中々のドジっ子でもある。恒一が見崎鳴の情報を知ろうとするのに協力し、藤岡未咲の存在などを教えた。
しかし、鳴がクラスに存在にしない疑惑が生じた時は、弟の猛に話を聴こうとするも、<いないもの>に関わる事を恐れた猛に拒絶される。その旨を恒一に話す最中、乗っていたエレベーターが落下。地面に顔面を強打したあげく、崩れ落ちた天井に潰されて圧死した。このエレベーターは、普段は職員も患者も使わない老朽化したものであり、何故この時に限って彼女が乗ったのかという疑問を残しつつ、最初の「六月の死者」となる。
年上のお姉さんキャラでありながら、童顔で可愛らしく、親切で優しい人物だっただけに、4話放送後にはその死を惜しむ声が多数見られた。また、このシーンがトラウマになって、しばらくエレベーターに乗れなくなったり、乗るのが恐くなった人が続出したらしい。
実写映画版では、佐藤寛子が演じた。エレベーターの落下事故を実写化するのは難しかったのか、エレベーターの振動時に備え付けの鏡が割れて、その破片が頭に突き刺さって死亡という筋書きに変わっている。大分地味になったが、目を見開いた死に顔はかなり怖い。
尚、原作者の綾辻行人氏によると、『Another』の物語を構想した当初は、彼女が恒一のアシスタント的な役割で、事件の解決を手助けするストーリーだったらしい。
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最終更新:2024/05/06(月) 02:00
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