【MEIKO】魔女ザルムホーファーの逃亡【オリジナル】 (sm18483455) [動画記事]

魔女は走り続け、逃げ続けた。
悪の限りを尽くした女は、何から逃げたのか？

―――Vocaloconnectionプロフィールページより

魔女ザルムホーファーの逃亡とは、悪ノP（mothy）によるMEIKOオリジナル曲である。

概要

ニコニコ動画に発表されている悪ノPの作品では「悪食娘コンチータ」以来となる、MEIKOがメインとなって歌う楽曲である。イラスト・動画担当は壱加。

（この動画が公開された地点では）悪ノシリーズの最初に位置する内容で、ストーリーはそのまま「moonlit bear」に続き、後に「置き去り月夜抄」へと繋がる。

コンピレーションアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Vocal oconnect ion feat. 初音ミク」・悪ノP 製作アルバム「原罪物語-第1幕-」収録曲。

歌詞

作詞/作曲：悪ノP(mothy)
歌唱：MEIKO

花散る森の道　駆け抜けた
赤い二つの果実
胸に抱いて　夜を走る逃亡者

父も知らず　母も知らず
一人ぼっちで育ってきた
二十歳の時　愛したのは
人殺しの犯罪者

悪に惹かれたならば
自らも染まっていく
そして人は私を『魔女』と呼んだ

花咲く悪の道　駆け抜けた
赤い鮮血を浴びて
背徳の愛に逃げ込んだ咎人

「子供たちがどこにもいない」
血まみれで泣き叫ぶ女
それを見下ろす私に突如
巻きつけられた鎖

罪はいつか裁かれるもの
牢獄は無機質で暗く
処刑椅子の前に立った
彼に似ている科学者

ここから出たい私
実験台が欲しい科学者
今　二人の利害が重なった

冷たい石の道　駆け抜けた
白い囚人服を脱いで
向かうその先には研究所

埋め込まれた神の種が
私の中で鼓動をたてた
産み落とした可愛い双子
 父のいない実験体

思い出した　思い出した
私もかつてこんなふうに
ビーカーの中で作り出された
人造体(ghoul child)だったことを

管に繋がれた我が子たち
身勝手なのはわかってる
この子たちを玩具にはさせやしない！

逃げてばかりの人生でした
私が得られなかった
ひとかけらの愛を
せめてこの子たちには

花散る森の道　駆け抜けた
愛する二人の赤子
胸に抱いて　夜を走る逃亡者

隣の国　隠れ暮らす
人目は避けなきゃいけないの
月夜の中　出かけるのは
子供たちと私が　お気に入りのエルドの森
楽しい散歩になるはずなのに
ほんの少し目を離したすきに

「子供たちがどこにもいないの」

―――カラオケファイルより