『THE WORLD END UMBRELLA』とは、2009年6月25日に投稿された、ハチ作詞作曲による初音ミクオリジナル曲である。
ハチによる通算3曲目となる初音ミクオリジナル曲。
テーマ(軸)は「疾走感」と「均衡」。
小さな頃に見たものは、思い出になって美化されると同時に、とても無関心に暖かい。(作者投稿コメントより)
何故、傘に覆われていたのか?
何故、人々は傘を盲信していたのか?
何故、白い影がいたのか?
ほんの些細な所まで。 ーー作者ブログ(https://yakari.blog17.fc2.com)より
2009年11月22日に通算5曲目となるVOCALOID殿堂入りを達成している。
地を覆う大きな傘。
中央に塔が一本建ち、それが機械の塊を支えている。
当然 真下にある集落には陽が当たらず、機械の隙間から漏れる「雨」に苛まれている。
人々は疑わない。
それが当たり前だったから。
何て事はない。
ただの「掟」なのだから。
あの傘は 泣いた 空を騙し屑の雨
街は盲目 誰も疑わぬ道化で
君はまた 唾を その傘に向けて吐いた
私は見ない 低持続音(ドローン)に乗せて流した
誰の声も聞かずに 彼は雨を掴み
私の手をとりあの塔へ
走るの
いつか見ていた絵本の空を
約束にして とじ込んだ小さな声は
刹那 雨さえも引き裂いて
もう 悲しむ事も 忘れたまま
降り頻る雨と共に、二人は傘の塔へとたどり着いた。
閉ざされていた両開きの扉は、押せば呆気なく開き、二人を拒みはしない。
誰も入ろうとはしないのだ。
鍵などあってもなくても同じだろう。
その扉の向こうの、
崩れ出し 何処へ行く 螺旋階段の先は
黒く煤けて 滴る雨の残響音
泣きそうな 私を そっと慰める様に
君は笑って また手を繋ぎ 走るの
白い影に追われて 逃げた先に檻の群
理由を探す暇もなく
気もなく
震えた手には 君の声が
私はそんな背中を ただ見守るの
闇に溶けた 歯車は笑う
ホラ 微かに風が 頬を撫でる
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36 ななしのよっしん
2016/11/22(火) 02:06:22 ID: N6b1a1a1fd
■小さな頃に見たものは、思い出になって美化されると同時に、とても無関心に暖かい。
37 ななしのよっしん
2016/11/22(火) 02:08:22 ID: N6b1a1a1fd
■小さな頃に見たものは、思い出になって美化されると同時に、とても無関心に暖かい。
もうずっと前からこんなに鋭い感性を持っていたのだと思う一言
38 ななしのよっしん
2017/06/20(火) 08:05:00 ID: b80zOzpPCw
リテイクの WORLD'S END UMBRELLA より好き
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最終更新:2025/12/28(日) 14:00
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