「この後スタッフがおいしく頂きました」とは、美徳もしくは偽善である。
概要
戦時中に物資や食料の不足にひどく悩まされた経験からか、日本では食べ物を粗末にするとバチがあたると親から子へ語り継がれてきている。しかし「もはや戦後ではない」といわれて久しく、社会の関心事は食糧難どころかダイエットなどに向けられている。
高度な技術を駆使した工業製品に比べて単価が安く、加工(調理)も一般家庭での技術で手軽に出来ることから、食材は「日本一長い巻き寿司」などの巨大料理を始めとして効率よく人目を引く手段として重宝されるようになってきた。
だが、食べ物を粗末にしてはいけないと教育されてきた人たちからの反発もある。主な主張としては以下のようなものがある。
そういった社会の批判に応えるため表示されるようになった注意書きが「この後スタッフがおいしく頂きました」である。たとえば、テレビ番組で大量に食材を使用する企画があったとしてもこのテロップさえあれば放送する側も視聴する側も上記のようなことを心配せずに済むのである。本当にスタッフが食べたかは視聴者にはわからないし、とりあえずテロップ出しておけば騙せると思ってる可能性g・・・おや、誰か来たようだ
しかし、こういった論理が定型化するに従ってその方向性に歪みが生じていないだろうか。確かに、その食材で飢餓に苦しむ子供を救うことはできるかもしれないが、捨てられていく食材があるのは今目にしている場合に限ったことではないのではないだろうか。「食べたならよし」果たしてそうだろうか、農家の人たちは食べたくないものを無理矢理口に押し込んでまで食べてもらうことを望んでいたのだろうか。
もちろん、真似をする人が出るかもしれない。しかし、これを見て好奇心を満足させ思いとどまる者だっているかもしれないのだから、比較検討しないで断罪してしまうのは尚早ではないだろうか。
食べ物には厳しいが飲み物には比較的甘い気がする。水に至っては飲み物という認識すらないのではなかろうか。
食べ物以外でも、物を粗末にしている動画にもこのタグがつけられることがある。
関連動画
関連項目
- テラ豚丼
- 料理
- 誰食動画
- 食べ物で遊んではいけません
- 食材の一覧
- ケミカルクッキング
- クッキングバカ
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- もったいないお化け
- MOTTAINAI
- スイカ割り
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