カルドセプトとは、カードで戦うボードゲームである。1作目との区別のため便宜上(3DS)とつけている。
概要
『初代』から『エキスパンション』『セカンド』『セカンドエキスパンション』『サーガ』『DS』と出て7作目の今作は3DSで任天堂から発売。セカンドのリメイクとなるが、ただのリメイクではなくさまざまな面で大幅に改良が加えられている。
2012年4月21日のニンテンドーダイレクトで早々と秋に全国大会を行うことや、2人で1本ずつソフトを買うとシリーズを遊んでいる人が今まで遊んだことのない人への布教説明のためのカードセットを発表している。公式サイトでは発売まで毎日Twitterでカードを1枚ずつ紹介しているのでちょくちょく見ておこう。
キャンペーン
新セプター応援カードセット(2012/6/28~2012/9/28 23:59)
クラブニンテンドーのためのシリアルナンバーを使う。方法等は公式サイト参照。方法の性質上、偶数人でないと損をするのが欠点。キャンペーン期間は長いので、1人で買っても発売後人に勧めるときはついでにこのカードセットももらおう。
もらえるカードセットは54枚のカードセット。カードの特徴などが書かれているので参考にしよう。
カルドセプト カードコレクション(2012/6/14~2012/8/31)
Twitterアカウントを使用して参加可能。毎日カードを3枚引くことができ、100枚集めると商品がもらえる。
Twitterのフォロワーでカードコレクションに参加している人がいれば、毎日3回とは別に、その人の引いているカードと同じものを手に入れることが可能(1日1人の参加者に対して1回のみ)。
引いたカードはカードデータと共にセプ子さんの読み上げ音声を聞くことが可能。
商品は「カードコンプリート賞」「Twitter用セプターアイコン」「カルド・セプ子オリジナル壁紙」。期間は長いので時間がかかっても大丈夫。
セカンドからの変更点
- カードリスト一新
- カード総数は480枚以上。今作で初登場の新カードの他、初代だけだったファイアードレイク、サーガのアスピドケロンなど、これまでのシリーズに登場したカードが登場する。もちろん既存カードのバランス調整もされている。
- 雪辱
- 本作で新たにできた新キーワード能力。雪辱能力を持つクリーチャーの攻撃が、無効化や反射で防がれてしまった場合に発動(ただし、反射に耐えられずにやられてしまうと不発する)。雪辱で発動する効果はどれもかなり強力。
今までは 通常攻撃 < 無効化アイテム・無効化能力 < 巻物・ダメージスペル < HP増加アイテム・HP増加能力 < 通常攻撃 のリング状の優劣があり、その中でも最も多く出る通常攻撃に強い無効化アイテムが鎧よりも圧倒的に使用率が高かった。 - 雪辱の登場により、無効化アイテムが盤石にならず、雪辱対策でHP増加アイテムにも光が当たることにもなった。
- 初心者向け機能
- 移動先までのマス数が出たり、次に何をすればいいかがわかるガイド機能。CPUが引いたカードを止めて読めるドローストップ、カードそのもののアドバイス機能など。「何をすればいいかわからない」「あのカードはなんなんだ?」という疑問を解決してくれる機能が多い。
- ダウンロードプレイ
- カルドセプトを知らない人に教えるために2人でできるダウンロードプレイ機能が搭載された。相手は作中に登場したキャラ相手で同盟戦をする形となる。ルール解説はゲーム内でやってくれるので説明が下手な人でも大丈夫。知ってる人は一人で突っ走らないように。
- 協力戦
- すでにルールを知っている人と遊ぶ時にはダウンロードプレイではなくこのモード。このモードだけの特別なシナリオで遊べる。相手は作中に登場したキャラ2人の同盟戦。最初のうちはそれほど難易度は高くないものの、後半からは熟練プレイヤーでもてこずる難易度となる。
- 同盟戦の仕様変更
- 同盟戦では同盟相手の土地のレベルアップ、クリーチャー交換ができるようになり、土地コストを要求するクリーチャーも2人で必要数を満たせば召喚可能になった。また同盟者の土地に攻め込んだりすることはできなくなった。この仕様変更で同盟戦は「2人で1人のセプターになる」という扱いが強くなった。
- さらに、同盟戦で魔力不足になった場合に同盟相手の土地を手放せるようになり、魔力枯渇(破産)時には自分の土地等はもちろんのこと、同盟相手のものも全て手放してしまう。高額領地には要注意。
- ネット機能強化
- ネットに接続するだけで1日1枚カードがもらえる「ソルティスの落とし物」、新キャラのアメリアに手持ちのカード3枚を別のカード2枚に変えてくれる「マーケット」が追加。
また、マナーの悪いプレイヤー(途中切断など)対策として、マナーが悪いと判定されると一部機能が使えなくなるペナルティが入る。 - カードトレード
- 人間セプター同士のトレードや『サーガ』の問題スペルではない。新キャラのアメリアとカードのトレードができ(自分:アメリア=3:2)、新しいカードに変えてくれる。これにより5枚以上あるカードは交換に出すことで、フルコンプ(全カード4枚)にするのが驚異的に早くなった。
またセプターポイントによるランクが上がるたびにレアリティが高いカードを必ず交換に出してくれたり、ランダムで特定カテゴリーのカードだけ出すフェア(またはセール)をやっていたりする。 - レベルアップステージ
- 発売前に言われた「ソロプレイ充実」の要素にあたる新要素。 ある条件を満たすとできる追加シナリオで各ステージで10段階の難易度で戦うことができる。特定レベルクリアでブックカバー・AIセプターが追加される。
最初のほうは楽だが、後半はハンデ(後述)のおかげで気が抜けないシビアな戦いとなる。特に狭いマップ。 - ハンデ
- 今作からAIが強化され魔力不足時に高額の土地から売るようになるなどしているが、それでも長年セプターとして戦い続けてきた人にはまだまだ弱く感じてしまうもの。それを補う要素として周回ボーナス・通行料が増加する、開始直後にクリーチャーが初期配置されているといったハンデを10段階でつけられるようになった(ハンデ無しも含めれば11段階)。ただし、マップサイズにかかわらずハンデ内容は一緒のため、狭いマップではハンデの影響が大きい点に注意。
- 人間セプターにつけられるようにもなっているので1 VS 2の同盟戦や経験者 VS 初心者でやるのにも使える。
- おまかせブック
- 毎回遊ぶたびにブックの内容が違ってくるブック。完全ランダムではなく、ある程度固定カードがあり残りのカードがバランスを考慮したうえで入ってくる。AIセプターはもちろん、人間セプターも属性別に用意されている。後にカードのカテゴリだけ決められて固定カードのないおまかせブックも配信された。
- ブックカバー
- 『サーガ』で出てきたブックカバーが今作で復活。『サーガ』のブックカバーは数が少なかったが、今作ははじめからすでに20以上あり、レベルアップステージの報酬分もあわせると40を超える。ネット対戦で高レベルのブックカバーをつけている人がいたら強敵なのかもしれない。
- 当たり前だが、ブックカバーによって性能に変化が出るなんていうことはない。
- AI作成・リプレイ削除
- パラメータとブックを持たせてセプターを作るAI作成・対戦モードやプレイ後にログを保存するリプレイは削除された。
- その他
- アバター増加(『DS』の1.5倍ほど)、布教紹介用のためのゲーム内スライド、オフライン・オンラインのセプターポイント分離、タイトル前のデモムービー削除などなど
カルド・セプ子
公式サイトにある動画「1から始めるカルドセプト」ではカルド・セプ子という大変わかりやすい名前の女性が簡単なルール紹介をしている。わかりやすさとネタを兼ね備えているので、ルールを知っている人も一度見てみるといいかもしれない。
1からはじめるカルドセプト
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt