クリティウスの牙とは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」で使用されたBGM及びカード、または遊戯王OCGのカードの名称である。
クリティウスの牙(アニメBGM)
クリティウスの牙 |
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クリティウスの牙は主にクライマックスで使用されるBGM。作曲者は光宗信吉。
「狂戦士の魂」の回で使用された事で一躍有名になり、組曲『ニコニコ動画』などでも使用されている。
このBGMが初めて使用されたのは147話「名も無き竜 ティマイオス」。以降、その盛り上がる曲調のためか、ドーマ編終了後も使用され続け、ドーマ編以降の遊戯王DMの代表的なBGMとなっている。
クリティウスの牙(アニメ版カード)
【種類】魔法
【効果】場の罠カードと合体し、モンスターを特殊召喚する。
このカードはアニメオリジナルストーリーのドーマ編にて、海馬瀬人の所持カードとして登場した。類似カードに遊戯が所持する「ティマイオスの眼」、城之内が所持する「ヘルモスの爪」がある。これら3枚のカードの正体は、選ばれたデュエリストのみが封印を解くことが出来る3体の伝説の龍である。
「クリティウスの牙」のカードが最初に登場したのは150話「目覚めよ!クリティウス」。クリティウスの封印解放時に「クリティウスの牙」のBGMが使用されている。
クリティウスの牙(OCG版カード)
通常魔法 このカードのカード名はルール上「伝説の竜 クリティウス」としても扱う。 「クリティウスの牙」は1ターンに1枚しか発動できない。 (1):「クリティウスの牙」の効果でのみ特殊召喚できる融合モンスターカードに記された罠カード1枚を 自分の手札・フィールドから墓地へ送る (そのカードがフィールドにセットされている場合、めくって確認する)。 その後、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
2015年5月16日発売の「コレクターズパック-運命の決闘者編-」で登場。
基本的にはこのカードと対応罠カードを使って擬似的に融合する形になるが、他の「伝説の竜」と異なり融合素材そのものを用意しなければならず、一部を除いてサーチが困難なため、発動自体が難しいのがどうしても評価を下げてしまう。
効果自体は非常に強力なものが多いが、モンスター効果として発動するため、無効にされやすい。基本的に元のカードを強化した効果になっているが、「何が伏せてあるか読めない」罠カード故の奇襲性が、融合モンスターとなることで犠牲となってしまう。
以下、このカードで呼べるカードを記す。いずれもアニメで瀬人がクリティウスと合体させることで誕生したカード。
それもあってか、全カードがドラゴン族である。
《デス・ウイルス・ドラゴン/Doom Virus Dragon》
融合・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守1500
このカードは「クリティウスの牙」の効果で
自分の手札・フィールドの「死のデッキ破壊ウイルス」を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手フィールドのモンスター、相手の手札、
相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、
その内の攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊する。
「死のデッキ破壊ウイルス」との融合体。アニメでは「瀬人vsアメルダ」1戦目で使用した。
ステータスこそ下級モンスター相当だが、一言で言えばエラッタ前の融合前カードと同様の威力を発揮する。
決まれば凄まじいが、現環境ではメインデッキの低攻撃力モンスターからエクストラデッキの高パワーモンスターにアクセスが容易なため、手札破壊はそれほど期待できない。
場に残ったこのカードは、場持ちは期待できないため、早々にS・X召喚の素材にしてしまいたい。
《タイラント・バースト・ドラゴン/Tyrant Burst Dragon》
融合・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2900/守2500
このカードは「クリティウスの牙」の効果で
自分の手札・フィールドの「タイラント・ウィング」を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードは相手モンスター全てに1度ずつ攻撃できる。
(2):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを攻撃力・守備力400アップの装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。
この効果で装備した場合、装備モンスターは1度のバトルフェイズ中に3回攻撃できる。《タイラント・ウィング/Tyrant Wing》
通常罠
(1):フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカードを攻撃力・守備力400アップの装備カード扱いとして、そのモンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターは、
1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。
(3):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが
相手モンスターを攻撃したターンのエンドフェイズに発動する。
このカードを破壊する。
「タイラント・ウィング」との融合体。アニメでは「瀬人vsアメルダ」2戦目で使用。
クリティウスとの融合素材の中で、唯一原作出身ではないカードであり、同罠カードはクリティウスと同じパックに収録されている。単語記事がないため同時に記載するが、元の罠カードはドラゴン族限定のサポートカードであり、平たく言えば使い切りの2回攻撃カード。諸々の違いはあるが、基本的に「アサルト・アーマー」のドラゴン族版と思っていい。
融合モンスター自体は、ステータスも良好であり、全体攻撃が可能と、手札2枚消費に釣りあう殲滅能力を誇る。「フォース」等で補佐をしてやれば、全体攻撃で盤面とライフをひっくり返すことも可能。
また、任意モンスターに装備することで、ステータスを微量ながら上げ、3回攻撃を可能とする。攻撃力の高いモンスターに装備すればそれだけで大きな痛手を浴びせることが可能だが、効果で装備を解除することができないため、実質このカードを手放すことになる。使うならば、ステータスが高いか、直接攻撃でライフを削れるモンスターに装備したい。幸い、ドラゴン族にはこの手の効果を生かせるカードが多く、手軽にX召喚できる「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」や、同じく融合ドラゴンである「スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン」にこのカードを装備することで、高い打点を生かしながら1ターンキルを狙うことすら可能。
《ミラーフォース・ドラゴン/Mirror Force Dragon》
融合・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守1200
このカードは「クリティウスの牙」の効果で自分の手札・フィールドの
「聖なるバリア -ミラーフォース-」を墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドのモンスターが攻撃対象に選択された時、
または相手の効果の対象になった時に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
おなじみミラフォとの融合体。アニメでは「遊戯&瀬人vsダーツ」戦で使用した。
元のカードと比べると、自分モンスターが効果対象になった時でも使用できるため発動範囲が広がり、除去対象も魔法・罠カードにまで広がり、かなり強化されている。
ただし、元カード同様効果自体は無効にならないため、対象を取らない効果で無効にされたり、そもそも破壊しても意味のない状態で効果を無効にされることもあるため注意したい。
同じミラーフォースサポート「ミラーフォース・ランチャー」との相性は良好。
ランチャーは様々な方法でミラーフォースを調達するため、単純に融合素材のサーチとして役に立つほか、奇襲性の落ちたミラーフォースをこのカードに利用できるようになる。
一方、相手にランチャーを使われた場合、このカードで全て破壊した後にランチャーの効果でミラーフォースが残るため、ミラーフォースが天敵の一つであるこのカードにとって好ましくない状態になってしまう。
関連動画
BGM「クリティウスの牙」が劇中で使用されたシーン。(追記募集中)
関連商品
関連項目
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