フリオ・フランコ単語

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フリオ・フランコ（Julio Franco、1958年8月23日（公称）-）とは、1978年～2008年まで31年間メジャーリーグなどで活躍した元プロ野球選手である。ポジションは内野手（主に遊撃手、一塁手、二塁手）。

概要

公称では1958年8月23日生まれといっているが、実はもっと年齢詐称してるのではないかと言われている。実際に日本に来日した際、1961年生まれと詐称していた。

MLB時代

1982年にメジャーデビューし、1983年以降クリーブランド・インディアンスの内野レギュラーとして活躍した。1984年にはシーズン658打席に出場し、リーグ最高を記録した。1986年に自身初のメジャー3割を記録。テキサス・レンジャーズ移籍後初年度の1989年まで4年連続でメジャーで3割打者として成績を残すなど、メジャーリーグで一躍スター選手となった。

1991年、打率.341で遂に自身初の首位打者を獲得。安打数も201安打と、200本安打に到達した。しかし、翌年は怪我に泣かされた。1994年シーズンはシカゴ・ホワイトソックスに移籍する。そして1995年、千葉ロッテマリーンズに移籍。

ロッテ時代

ロッテではメジャー時代さながらの結果を残し、打率.306と結果を残していたが、広岡達朗との確執があり、この年2位になったロッテを解雇されてしまう。

メジャー復帰後はインディアンスに復帰。1997年途中、ミルウォーキー・ブルワーズに移籍し、広岡がロッテにいなくなった瞬間、ロッテに復帰した。ロッテで外国人としては珍しく主将として選ばれた。しかし、1998年の1年だけでメジャーリーグに復帰した。

MLB復帰後

その後、メジャーに復帰し、一度韓国プロ野球に行くものの、再びメジャーに復帰している。ちなみに、メジャーでは2000年代でも現役を続け、最終的には49歳までメジャーリーガーとしてプレーした。彼がメジャーで最後に放ったホームランはメジャー最年長ホームラン記録（48歳254日）として残っている。その他にも、代打本塁打、満塁本塁打、1試合2盗塁などの最年長記録も保持している。

2008年に引退表明、50歳で華々しいプロ野球人生に幕を下ろした。その後はメキシカン・リーグのブエブラ・パロッツ監督に就任するなど、監督業を中心に野球界に関わっていくかに思われた。

2014年5月、アメリカ独立リーグで選手兼任監督としてまさかの現役復帰。

2015年2月、日本の独立リーグであるベースボール・チャレンジ・リーグ・石川ミリオンスターズの選手兼任監督への就任を発表。選手として25試合に出場し、24安打、16打点、打率.312を記録するが、同年10月に退団。

2016年からは韓国・ロッテジャイアンツの2軍打撃コーチに就任。今回はコーチ専任だが、選手としての引退は未だ表明していない。

内股になりながらバットを投手側に向けるといった独特なフォームで、本人によれば、このフォームは『神のお告げ』で改造したらしい。

MLB、米マイナーリーグ、NPB、KBO、メキシカンリーグ、ドミニカ・ウィンターリーグ、米独立リーグ(ユナイテッドリーグ)、日本独立リーグ(BCリーグ)の公式戦で放った通算安打数は4259本に及ぶ。

通算成績

通算:26年	試合	打席	打数	得点	安打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
MLB:23年	2527	9731	8667	1285	2586	173	1194	281	19	80	917	38	1341	312	.298	.365
NPB：2年	258	1102	961	138	286	28	135	18	0	6	128	7	213	31	.298	.382
KBO：1年	132	549	477	79	156	22	110	12	0	7	63	2	86	11	.327	.403

タイトル

MLB

• 首位打者：1回（1991年）

表彰

MLB

• シルバースラッガー賞：5回（1988年-1991年、1994年）
• メジャー最年長本塁打（48歳254日）

NPB

• ベストナイン：2回（1995年、1998年）
• ゴールデングラブ賞：1回（1995年）

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関連項目

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