佐々井夕奈とは、現在の萌え属性の一種「ヤンデレ」の始祖とされるゲームキャラクター。
ファンからは「ねーちん」としても親しまれている。
概要
ゲームブランド「ねこねこソフト」が2000年に発売した同ブランド第2作目となる「銀色」の劇中、第3章『朝奈夕奈』に登場する。後に発売された「銀色 -完全版-」にてボイスが付いた(CV:藤沢智子)。
この章では大正と思しき時代を舞台とし、父母亡き後に残された洋食屋「佐々井亭」を継いだ佐々井夕奈・朝奈を中心にストーリーは進んでいく。
女手で父が遺した店を切り盛りする夕奈を手伝う妹の朝奈は、そんな日々に忙殺され女としての幸せ、即ち色恋に無縁になってしまっている姉を想うあまり母から託された「銀糸」に願いを掛けてしまう。
願い通りに、店に来客した青年、鍋島志郎を意中の人として夕奈は思慕を募らせていく。だがどんな願いも叶える「銀糸」の負の力により夕奈は豹変してしまい、姉妹の関係は取り返しの付かない結末へ向かっていくのだった・・・。
評価
ヤンデレという概念が勃興・市民権を得るようになるのは「School Days」における桂言葉やアニメ版「SHUFFLE!」における芙蓉楓(ex:空鍋事件)の凶行が業界を席巻した2005年頃とされる。
しかし、佐々井夕奈の登場はそれより5年も先駆けており、(諸説はあるが)「ヤンデレの始祖」として注目される存在となった。
ある者には夕奈を指して「時代がねーちんに追いついた!」とまで言わしめた伝説的キャラクターである。
後に大きな成功を収めることとなる声優や原画家を輩出したねこねこソフトの、もうひとつの偉大な功績であろう。
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