悪役令嬢転生おじさんとは、上山道郎による漫画作品である。『月刊ヤングキングアワーズGH』にて、2020年5月号より連載中。2024年1月現在、既刊6巻。
概要
公務員として真面目に働く日々を送っていた屯田林憲三郎(52歳)は、ある日、交通事故に遭ってしまう。気が付くと、娘がプレイしていた学園モノの乙女ゲーム「マジカル学園ラブ&ビースト」に登場する悪役令嬢グレイス・オーヴェルヌに転生してしまっていた。
見た目は若き令嬢グレイス、中身は公務員のおっさん(52歳)が、自身の人生で培ってきた知識と経験を活用しつつ、時には(主にヒロインのアンナに対して)親目線になったり、時には“令嬢”として事態の収拾を図ったりしながら、乙女ゲームの世界で生きていく異世界転生コメディ漫画である。
作者は、『怪奇警察サイポリス』『機獣新世紀ZOIDS』『ツマヌダ格闘街』などで知られる上山道郎。『サイポリス』『ゾイド』辺りは1990年代の『コロコロコミック』を読んでいた世代ならだいたい知っている(かもしれない)名前である。
詳しくはこちらを参照 → 上山道郎
連載までの経緯
元々は、上山が2019年11月20日にTwitter上にて投稿した単発漫画が始まりである。
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https://twitter.com/ueyamamichiro/status/1196835037993299969
当時、上山は『ツマヌダ格闘街』の連載終了後、続けて2作品を連載するもいずれもヒットに繋がらず、2~3巻で打ち切られているという状況であった。
こうしたことから上山は危機感を覚え、漫画界のトレンドを学ぶべく当時流行していた「異世界転生もの」を片っ端から読み漁るようになったという。色々と読み進めていくうちに「悪役令嬢もの」にハマり、今度は自分が読んでみたい悪役令嬢漫画を描きたくなった、というのが投稿のきっかけである[1]。
こうして投稿された「悪役令嬢転生おじさん」は自ら「人生最大のバズり」と言うほど大きな反響を呼び、Twitterやpixiv上で新作が投稿されるようになり、商業連載の現在に至っている。
余談・その他
関連静画
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
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