首かためとは、スクウェアのSFCソフト、ライブ・ア・ライブにおける隠し状態異常である。
概要
ライブ・ア・ライブの状態異常(ステータス異常)は石化、酔い、眠り、マヒ、毒、腕かため、足かための七種類だと思われていたが、システム的には「首かため」という隠し状態異常が存在する(実際、システム内にそういう表記がある)。この状態異常はアイコン表示がない上に、その特有の症状が確認されていないために、実際にその異常にかかったかどうかを確認することが難しい。没仕様の可能性が考えられなくもないが、後述の通り、敵の行動パターンを特徴づけるための形式的状態異常であると思われる。
症状
先述の通り、首かため特有の症状は今の所明らかになっていないが、状態異常の一つであることから、次のような変化が起こる。
- 使用技の制限
- 敵の使用技傾向の変化
敵味方問わず、各技には使用不可能になる状態異常が設定されている。例えば、腕かため状態では、ほとんどの手技が使用できなくなる。一応、首かため時に使用できなくなる技としてスピニング・スターが挙げられるが、キャプテン・スクウェアプレイ中は首かためになるような状況がないので、実質無意味な仕様である。なお、チートで無理矢理首かため状態にすると、見た目ではまったく正常な状態であるのに、スピニング・スターが使えないという状況になる。
首かためによる効果として、最も顕著なのが敵の使用技傾向の変化である。ライブ・ア・ライブの敵の攻撃ルーチンとして、ある状態異常を発生させる技を使用するとき、対象が既にその状態異常になっている場合は、その技を使用する確率が極端に減るというものがある。つまり、対象が首かためになっている状態であれば、異常が治るまで首かためを発生させるような技を使用しない傾向にある。
例えば、マックスモーガンはGスープレックスで相手を麻痺にした後は、M・ボンバーなどを使用してきやすい。これは、麻痺効果の相手に対してはGスープレックスの使用確率が極端に減少するためである。
この仕様によって、意図したような敵の行動パターンが形成される。例えば、般若丸は一つ人の世悪の元を使用した後は二つ不敵なヤサ男を使用してきやすい。これは、一つ人の世悪の元は首かための追加効果があるためである(厳密には、般若丸の規則正しい攻撃パターンには、他の要素も関係している)。また、宮本 武蔵は奥義・心刀滅殺剣を一度使用するとしばらく違う技を使うようになる。これも、奥義・心刀滅殺剣に首かため効果があるためである。
この仕様によって、首かためを誘発する技は連続して使ってきにくくなるため、この追加効果は、バランス上、乱発をさせたくないような技に与えていると思われる。このように、首かためは敵の攻撃ルーチンを変化させるために儲けられた、形式的な状態異常という役割を担っている。
首かためを追加効果に持つ技
考えてみれば、あまり連発してこない技によく設定されている。
- インケイジ
- ホーリーイメージ
- アンチフィールド
- ノイズストリーム
- ヘルフレグランス
- カミツキ(青)
- するどいキバ
- なだれおこし
- ドラゴンフレーム
- 地震
- ブーメラン
- ライブイレイザー
- 石化球体
- ハードプロテクト
- 奥義・心刀滅殺剣
- 一つ人の世悪の元
- 水呼び
- 大旋風
- 大ふんか
関連項目
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