X2010とは、グランツーリスモ5に登場する架空のレーシングカーである。開発にはレッドブルが携わっている。
概要
正式名称はRed Bull X2010。
「もしレギュレーションを無視して地上最速のレーシングカーを作ったとしたら、いったいどんな形になるのか?」
というコンセプトから、グランツーリスモとレッドブルが協力して生まれたマシンがX2010である。
(登場当初はX1という名称だったがVer.1.05以降からはX2010に名称変更されている。)
特徴として、
- パッと見はフォーミュラマシンとプロトタイプを足したような形
- フォーミュラマシンと違い、タイヤをカウルとスパッツで覆ったりすることで空気抵抗を減らしている
- 最大出力1500馬力以上のV型6気筒ツインターボエンジンを積んでいる
- 洗練された形により高速域での高いダウンフォース、低い空気抵抗を発揮
と、最新テクノロジーを駆使していいとこだけを取ったようなマシンであるが、最大の特徴としては、シャパラル2JやブラバムBT46Bというクルマと同じファンカーだというところだろう。
ファンカーとは、ファンを車体後部に装備し車体下部の空気を強制的に排出してアンダーフロアの空気圧を下げることで車体を路面に吸着させ、速度に関係なく強力なダウンフォースを発生させる仕組みを持つクルマのことである。
このファンの装備、そしてもともとの性能の高さにより、最高時速450km/h以上、最大横加速度8.25Gという、とんでもない性能のクルマが生まれてしまった。(F1で大体4~4.5G程度、一般車で大体0.5~1G程度。8Gは戦闘機の最大加速時とほぼ同じ。)
具体的な速さとして、F1ドライバーのセバスチャン・ベッテルがニュルブルクリンクGPコースのテスト走行でいきなりF1マシンのコースレコードを20秒以上も縮めてしまったり、最終的に1分4秒853というタイムを出してしまうほど。
2011年10月18日に配信されたDLCより、新たにX2011というマシンが登場した。あらゆるレーシングカーは毎年変化を遂げるため、X2010も変化を止めてはならないという考えからX2010をさらに進化させたモデルである。
大きな変化はないが、ファンの動翼・静翼による二重構造化、フロントフェンダーの延長、リアウィングの拡幅等、細かな進化を遂げ、ファンの最適化によりX2010でのオイル交換+慣らし運転後の最大出力が1578馬力からX2011では1657馬力に向上している。
スペック(X2010)
全長 | 4.75m |
全幅 | 2.18m |
全高 | 0.98m |
乾燥重量 | 545kg |
エンジン | 3000cc V型6気筒ターボ |
最高出力 | 1458PS/15000rpm |
最大トルク | 70kgfm/12000rpm |
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関連項目
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