The Decisive Collisionとは、英雄伝説 閃の軌跡の楽曲であり、ゲーム上のラストバトル曲である。どういうことかと言うと、シナリオ上のラスボスはロア・エレボニウスであり、その際に使われる「巨イナルチカラ」が実質ラスボス曲ではないかという意見が根強いためである。(実際、巨イナルチカラは歴代ラスボス曲では伝統のOPアレンジが盛り込まれている)
Collisionとは「衝突」という意味があるが、ネットワークに学のある方なら、TCP/IPのコリジョンドメインや、CSMA/CD方式がピンと来るかもしれない。
概要(閃の軌跡) ※完全ネタバレ
起動者(ライザー)であるクロウ・アームブラストが駆る『蒼の騎神<<オルディーネ>>』戦で使用される。クロウは表向きはVII組メンバーとして活動していたが、その真の姿は帝国解放戦線のリーダー、Cであった。比較的フレンドリーだったはずのクロウの裏切りと、その後の展開を表現したかのように、曲は激しくも悲壮な旋律で戦いを盛り上げ(下げ)る。騎神戦は簡単に言えばジャンケン方式であり、難易度がノーマルでも事前情報なしでは初見殺し要素が大きい。更に難易度を上げると、完全に法則を把握していたとしても、運が悪ければ即死、という非常に詰将棋並の難易度を誇るため、この曲がトラウマになった人もいるのではないだろうか。ちなみに、勝っても実質敗北展開は免れないため、やっとのことで倒しても鬱になるプレイヤーも多い。
概要(閃の軌跡II) ※完全ネタバレ
続編である本作でも続投。ラスボス戦が次作でも使われるのは軌跡シリーズでも初めてである(巨イナルチカラもそうだが)。ただ、今回はクロウとのシーンでよく流れることもあってか、クロウとの再戦時にはアレンジ版であるBlue Destination(蒼の軌跡)が使われている。この曲は初回版のミニアルバムに収録されている。
ラストバトルであるエンド・オブ・ヴァーミリオン戦では新曲が使われているが、クロウと共闘する最終戦(三戦目)で使われているのがこの曲なので、実質二作に渡ってラストバトルを務めた曲である。
そういったこともあってか、この曲はクロウのテーマ曲であると言っても差し支えない。また、エンディング曲も本曲のボーカルバージョンとなっている。
スーパーアレンジバージョン(SAV)
ラスボス曲では珍しくSAV版が存在する。ピアノの部分がヴァイオリンとなり、パートが追加された正統アレンジ。不協和音のようなイントロが特徴で、耳に残る。碧の軌跡よろしく、IIではこっちが流れても良かったかもしれない。
関連項目
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