オーバーボディとは、漫画『キン肉マン』に登場するギミックである。
初出時では「オーバー体(ボディ)」という表記も。
概要
登場前のキャラクターの容姿を読者から隠しておく、他の漫画で言えばシルエットで描かれた犯人とか黒い人とかと同じ効果を持つ仮の姿。フード付きのマントで姿を隠しただけの場合もある。
だが、この漫画では単なる仮の姿というだけにとどまらず、以下のような異常な要素がある。
- 外側が壊れると、明らかに中身のほうがでかい奴が出てくる。レオパルドンの背中の戦車砲など、中に入るはずが無い大きさの物が装着されている。
- 普通に姿を見せた超人として戦いが始まった後、試合中に「実はオーバーボディだった」という事になって超人のデザインが変更される場合がある。
- オーバーボディに攻撃すると、攻撃した者が逆に粉々に粉砕された事がある。理由は不明。
- オーバーボディの中に別のマスクをかぶっている事があり、多重に使用することもできるらしい。
ヘル・ミッショネル2号 → マイルドマン → ビッグ・ザ・武道 → ネプチューン・キング → 素顔
の多重構造は有名。
突っ込みどころの塊だが、便利なギミックとして作中では多用される。特に敵の軍団が登場した時はとりあえずフード付きマントで容姿を不確定にしておき、試合が始まる時に姿を現す展開が多い。それだけならただのフード姿でいいのだが、やはり「明らかに中身の方がでかい」という点はこの作品の持ち味のひとつであろう。
また、悪魔将軍やガンマンの容姿が初登場から翌週には突然変貌していた事があるが、こちらは単なるデザイン変更でオーバーボディでは無い。私は変身などしなーい!!
オーバーボディの例
マントで体を隠しただけの者は除く。(王位編の敵チームや超神全員が該当するので多すぎる)
「外側が壊れて中から別物が出てきた」という者を記載。
- ゴールドマン(悪魔将軍 → 本体)
- スーパーマンロードの神(シャイアン酋長 → 本体)
- ネプチューン・キング(マイルドマン → ビッグ・ザ・武道 → 本体)
- サタンクロス(登場初期デザイン → 本体)
- アビスマン(墓守鬼 → 本体)
- サイコマン(グリムリパー → 本体)
- ジャスティスマン(ラーメンマン風のシルエット → 本体)
- ザ・マン(ストロング・ザ・武道 → 本体)
- リヴァイアサン(発心の鎧 → 本体)
- アナコンダ(スペシャルマンJr. → 本体)
- スカーフェイス(マフィアのような巨漢 → 本体)
- ヒカルド(関節技アーティスト → 暗黒の主)
- ライトニング(登場初期デザイン → 本体)
- サンダー(登場初期デザイン → 本体)
関連項目
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