東映版スパイダーマンに登場するメカは「レオパルドン」の記事へ
次鋒レオパルドン
行きます!!
レオパルドンとは、漫画・アニメ「キン肉マン」の登場人物である。
概要
(おそらく)覆面で、戦車の砲塔を背負い、左腕が銃身、なぜか裸足といった特徴を持つ超人。
砲塔部はランドセルのように背負っているのか、はたまた甲羅のように身体の一部として生えているものなのかは不明。
身長245cmのビッグボディの体重が215kgというデータからすると、レオパルドンの体重は砲塔部込みと思われる。
同様に左腕も生来のものなのか、コブラのサイコガンのような人工的なパーツなのかも不明。
必殺技は「地獄の砲弾」と名前だけが判明している。どのような技なのかは不明。
おそらく背中の戦車砲からの砲撃なのだろうが、超人プロレスでそこまで明確な武器攻撃っていいんだろうか。
最初期の怪獣退治編でなら活躍しそうな装備なのだが……。
ドイツ出身とされているが、東西ドイツ(※連載当時はドイツは東西に分かれていた)どちらの出身かも分からない。
マスクや左腕の銃、パンツにあしらわれている鉄十字のマークからすると西ドイツ側と推測され、西ドイツ出身であるブロッケン一族と交流があったとしてもおかしくはない。
後発のソシャゲなどでは覆面や砲塔などは緑色という解釈になっているが、アニメ版では赤色で、左腕も普通の腕、ブーツを履いているというキャラデザインになっていた。
実は強力チームの超人たちは全員正義超人という設定があり、つまりレオパルドンも正義超人の一員である。
正義超人で460万パワーというのは、ウォーズマンの100万パワーを大きく引き離しての上位という事になるのだが、それについて言及されることは少ない。まあ、それを言ったら喧嘩男(2800万パワー)が圧倒的一位だし……。
キン肉星王位争奪編
キン肉マンビッグボディ率いる強力チームの一員として登場。
会津若松城で行なわれたキン肉マンスーパー・フェニックス率いる知性チームとの一回戦で、先鋒ペンチマンが知性チームのマンモスマンに惨殺されてしまう。
ビッグボディ
「つ…つぎ
次鋒でろ!!」レオパルドン
「次鋒レオパルドン
行きます!!」
レオパルドン
「グオゴゴゴ」
雄叫びをあげながらリングに上がっていったレオパルドンだったが…
ビッグボディ
「…………」
マンモスマンがノーズ・フェンシングで不意打ちし、レオパルドンは胸を貫かれて瞬殺されてしまう。
この1ページ(レオパルドンが描かれているコマはたった3コマ)が王位争奪編におけるレオパルドンの試合内容であった。
もちろんこれが大会最短試合……と思いきや、実はゴングが鳴らされていないうちに瞬殺されたため試合は始まってすらいない。
レオパルドンは威勢良く走って行っただけで、ノーズ・フェンシングを受けているのも完全に無防備なまま走っている姿勢である。
試合開始前の一発がいいところに決まりすぎて重傷、戦闘不能になってしまったというアクシデントに近い事態だったのだ。
とっさに試合終了のゴングが鳴らされ、マンモスマンも両手を上げて勝利アピールをしたのでその場は何事も無く進んで行ったが、実は興行としては結構やばい事態だったのかも知れない。
大会委員会の裁定次第だが、負傷欠場か不戦敗といった記録になっていると思われる。
このため、王位争奪編公式の最短試合はラーメンマンvsモーターマン戦である。
あまりに早い退場であった(+ビッグボディの「…………」のコマが妙に味のある表情になっている)のが逆に印象に残り、レオパルドンはなんやかんやとネタに挙げられることになったのである。
ちなみに瞬殺瞬殺と記述しているものの、心臓を貫かれて即死したと思われたレオパルドンだが実は落命しておらず生き残っている。
あっという間にやられたため弱いという評価もあるが、前述のように試合前に不測の事態で倒れただけなので「評価不能」が正しいだろう。まあ、どうせマンモスマンには勝てなかっただろうが……。
キン肉マン二世 究極タッグ編
直接の登場は無いが、時間超人が伝説正義超人について語った時にレオパルドンの姿も想起されている。
そりゃまあ確かに伝説の試合ではあったが……。
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
地球に襲来した新たな敵「オメガ・ケンタウリの六鎗客」に対してビッグボディたち運命の5王子とキン肉マンが立ち向かう展開となり、我らがビッグボディは中国の紫禁城でギヤマスターと対戦。ビッグボディは「強力」の名誉挽回となる激闘を見せた末に
チームメイトたちの姿を思い浮かべつつ、渾身のメイプルリーフクラッチでギヤマスターを撃破。
かつての仲間たちとの絆が健在であることが確認できる名場面である。
調和の神編(仮名)
”超神”ランペイジマンによって強力チームのキャノン・ボーラー、ペンチマン、ゴーレムマンがあっという間に倒され、いよいよ手負いのビッグボディがランペイジマンと戦おうとしたその時、「ビッグボディチームのしんがり」としてランペイジマンの前に立ちふさがる。3人が倒された姿を見たビッグボディは下がるように命じるが、王位争奪戦でマンモスマンに一秒も持たずに瞬殺されチームの名誉を傷つけてしまった自分を許せず、ランペイジマンと戦うことを懇願する。
ビッグボディ
「つぎ次鋒出ろ!」
レオパルドン
「次鋒レオパルドンいきます!!」
というあのときと同じ言葉を発し、悪意の煽り文を背にマンモスマンの数倍強いというランペイジマンに向かって突撃する。
なお、この回が配信された直後のツイッターのトレンドは、「半沢直樹」「安倍首相辞任」を抑えて「レオパルドン」が堂々の1位に輝いた。
かつての瞬殺劇を彷彿とさせる攻撃「パニッシュメントエングレイバー」を回避し、念願の必殺技「地獄の砲弾」を叩き込むなど健闘を見せ、その執念はランペイジマンにもある程度認めさせたものの、やはり実力の差は大きく、再度のパニッシュメントエングレイバーを受けて倒れる。だがリング外への転落は執念で持ちこたえ、リングの中で戦い続けるという念願を果たしきった。
胸に大きな穴を空けられてしまったが存命で、同じく胸を貫通されたペンチマン、必殺技で大きなダメージを受けたゴーレムマン、一人だけただの投げで昏倒したキャノン・ボーラーたちも生存している。超人の生命力って凄い……。
必殺技
- 地獄の砲弾
- 背中に背負った大砲から相手を砲撃するフィニッシュホールド。狙った敵の周囲も巻き込む強力な技。砲撃の弾は「ターンバックルクーゲル」によって外部から瓦礫などを吸収し砲身へと送り込む形となる。
とてもレスリングの技と言えるものではないため、対戦したランペイジマンからも呆れられている。
王位争奪編では、マンモスマンに瞬殺されたため披露されることがないまま終わり、長年技の存在だけが紹介され、学研の図鑑ではどのような技なのか誰も見たものはいないと記されていた。ビッグボディのメイプルリーフクラッチ同様ゲームで先に披露される形となり、2020年の再登場によってようやく本編で初披露となった。 - レオパルドンパンツァーショット
- 左腕の砲身から放つ、コブラのサイコガンを思わせるような射撃技。超神のランペイジマンからダウンを奪う程度の威力はある(ただしノーダメージ)。
- ターンバックルクーゲル
- 自ら石柱などの物質を壊し、その欠片を背中の大砲の砲身部分へと吸収していく地獄の砲弾を放つための弾丸を作り出すための技。
- タンクシューター
- 相手を抱え込みながら地獄の砲弾を逆噴射した勢いで空中高くへジャンプし、そのまま落下して相手を脳天から叩きつける切り札ともいえる大技。
余談
- 「水曜日のダウンタウン」の古今東西瞬殺ランキングでは0.9秒とされて2位にランクされている。これは刃牙シリーズの範馬刃牙vs郭春成の2秒やウルトラセブンvsクール星人の4.5秒より上である。ちなみに1位は大相撲の旭道山vs久島海の0.8秒。
- 2015年の超人総選挙のときキン肉マン作者のゆでたまご嶋田に「最近、TVで話題になったレオパルドンとかにあんまりふざけて入れないでくださいね(笑)」と名指しでネタ投票を注意されている。
関連動画
関連静画
関連項目
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