大江健三郎(おおえ けんざぶろう)は、日本の小説家(1935年〜2023年)。川端康成に次ぐ日本人2番目のノーベル文学賞受賞者。
概要
1935年愛媛県生まれ。小学校に入学した年に太平洋戦争が始まった。9歳の頃に父親を失い、10歳で終戦。
青春時代は陰惨なものであったらしく、高校時代にいじめで転校している。転校先でのちに義理の兄となる伊丹十三と親交を結んだ。
予備校を経て1954年に東京大学に進学、短編小説や脚本を盛んに執筆する。
1957年、『死者の奢り』で学生作家としてプロデビューを飾る。同作は第38回芥川賞候補となる。『飼育』が第39回芥川賞受賞作となった。
1959年に大学卒業した翌年の1960年、伊丹十三の妹のゆかりと結婚。
1963年に誕生した長男の光は重い脳障害があり、この時に味わった苦悩が作家としての大きな転機となった。
また同年、部分的核実験停止条約の評価をめぐる対立に揺れる広島市を訪れ、反核平和運動に関わっていくこととなる。
1994年にノーベル賞を受賞。当時連載中だった『燃えあがる緑の木』を最後の作品として引退を表明していたが、1996年の『宙返り』で小説家に復帰。2010年代まで旺盛な執筆活動を展開した。
関連項目
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前から書こうとは思っていたが、今月亡くなられたとのことなので。小説家としての駆け出しの部分を書いたところで力尽きたので、後で加筆したい