ニコニコ大百科

クロプシュトック事件までは双璧揃ってブラウンシュヴァイク公の派閥だったのかもしれない。
命令系統上の直接の上官が、ブラウンシュヴァイク公の従兄弟の奥さんの3番目の妹の旦那とかだったとかで。
それにしても将官まで昇進というのはなかなかだて思うけど、アンスバッハやシュトライトあたりが推薦もしてたかな。

>>150
ミッターマイヤーの出世ぶりって本人も非凡なんだろうけど、士官学校ルートで本人が
有能なら平民でも佐官クラスまではそれなりの速度で出世できる印象があるね。
貴族士官は安全な後方勤務希望が多いだろうから平民士官は必然前線に向かい
分かりやすい武勲に恵まれる機会がある（戦死率は高いけど）から。
ただ将官以上の話となると帝国は貴族への政治配慮という独特の論理が作用するから
爵位による抑えが利くという点で貴族が優先されるのはある意味正しいのかなあとも思う。

貴族でないから昇進できなかった、（第二次ティアマト前だが）平民にも関わらず登り詰めた、と明確に書かれてるのはシュタインメッツとコーゼルの大将位だな。ローエングラム体制だと分艦隊司令官クラスだが、本来なら一個艦隊司令官クラスってところな気がする。
佐官までなら出世しやすいってのと同じような理由で、艦隊司令部にも実務担当者を置く必要があり、将官章付けといてもらわんと見栄えが悪いという、逆に貴族社会の論理で准将少将あたりまでは平民でもギリギリ手が届くのかもしれん。

>>150
フレーゲルのおもりやっていたシューマッハ大佐みたいなもんかね

>>154
歴史の歯車がちょっと狂ってたら「皇帝誘拐の手際も撤退も何という迅速さだ。これは麾下に加えておくへき人材だったのではなかったか」となってたわけか……

ミッターマイヤーが武勲で昇進するとなると、その上官になってた貴族も昇進ということになるとすれば
その時々の貴族上官に「平民ごときのおかげで昇進したなんて思われてたまるかどっか行けﾍﾟｯﾍﾟｯ」
と昇進するたびに別の貴族のとこに送られてはまた武勲を立てて、という感じで
気に入られたりコネはないけど出世はできました、とかかもしれない
ラインハルトも立場は違えど出世の経緯はそういう厄介者のたらいまわし的な感じじゃなかったっけ

ミッターマイヤーの出世に関してはロイエンタールの推薦とかも効果が有ったかもしれないね。
軍も二人を組ませると効果的という風に認識していたみたいだし。
階級を逸ろえておかないと連携も取りにくいしね。

物語の最後でマリーンドルフ伯が次期国務尚書にミッターマイヤーを推薦してるけど、実際問題としてこの人以外にいないよな。

ローエングラム王朝は軍部が強い発言権を持っている軍事独裁政権だから、軍部に太いパイプを持っている人間を政権に取り込まなかったら統治基盤が不安定になる。
加えて、銀河を統一して外敵がいなくなった以上、肥大化した軍隊を徐々に削減していかなければならないが、その過程でポストが減って不満を訴える軍官僚や将軍たちが必ず出てくる。
摂政のヒルダは政治的な見識は優れていても、軍部に強い影響力を持っているわけではないので、彼女だけでは不満を抱いた連中が軍事クーデターを起こす危険性が大きい。
その点、ミッターマイヤーは帝国軍の英雄であり、ヒルダとも親交があり、ラインハルトとアレクに無二の忠誠心を持っていて、しかも実子がいないから帝位を簒奪する動機もない。

考えれば考えるほど、ミッターマイヤー以上に次期国務尚書にふさわしい人間はいないな。

>>158
地上勤務になったとたんにあっさりエヴァが妊娠するかもと思ってしまったｗｗｗ＜実子がいないウォルフ
でもまあ実際国務尚書に相応しいよな。ケスラーとかは『元帥評伝』だけど、ミッターマイヤーだけ『宰相伝』になるのかも。

死んだのがレンネンカンプで良かった。　たとえレンネンに確か非があろうと関係者が同感であろうとも口にするんじゃないよ。

そんなこと誰か言ったっけか

口に出しては誰も言ってないね。ただ、「死んだのがレンネンカンプでなくヤンだったら皆もっとガッカリしただろう」みたいな心境が地の文で書かれただけで。

むしろ、「関係者が同感であろうとも口にするんじゃないよ」をきちんと実行した結果だな……どこかのメディアミックスで実際に口に出したとかならわからんが（多分なかったと思う）

僚友を悼んでいたが現実と正反対の自体が生じていたらはるかに強く落胆したかもしれなかった。が
なんで死んだのがレンネンでよかったと口にした事になるんだ

原作では言ってなかったっけ？旧アニメ版では口に出してた

有能ではあるんだが、良くも悪くも体育会系なんだよなあ。
オーベルシュタインへの態度を見ると嫌いな人間には露骨に喧嘩売ったり陰口叩いたりと案外陰湿だったり。

ロイエンタールが嵌められた時も後先考えずにラングを殺そうとしたし、それ以前にも貴族を粛清してピンチに陥ってたり（まあこれは悪いことではないが）

国務尚書に推されてたが資質はともかく性格的には不安。

良くも悪くもずーっと軍人社会で育ってきた人だからね
縦割り組織のなかではこの上なく有能な人ってのは間違いないけど、多用な利害の調整を求められる政治では直情気味の性格が災いしそうではある

まあ、直接的な政治は摂政皇太后陛下がみるだろうから、代理たる国務尚書閣下はラインハルト治世とはまた違った意味で誠実に閣議を運営し、それでいて「曲がったことをしてキレられると怖い」って重しになれば十分務まるんじゃね？
議会開設までいくとちょっと厳しいかもしれんが、その頃にはさすがに勇退してるだろう。

死因が過労死になりそうな銀英伝キャラ第一位

倒れる前に俺がレンテンベルク要塞でフリカッセを振る舞ってやるよ

シュターデンのことを理屈倒れと馬鹿にしていてそれは当たってたんだけど、ミッターマイヤーも回廊の戦いで結局は同じことしてるんだよね。
理論上は成功すればまさに上々な作戦だけど、実際にやってみたら陣頭指揮じゃないのと戦場の地形の問題とか味方同士が100％連携してくれる訳じゃないから失敗しちゃった。

そもそも「疾風」の由来である、速すぎて敵追い抜いちゃったってエピソード自体が、ぶっちゃけやらかしなので……そこでちゃんと軌道修正できるかどうかが恩師（笑）との違い。

確かにやらかし由来だなぁ。
もしかしたら本人は疾風と呼ばれる度に内心いい加減に勘弁してくれよと、密かに落ち込んでいたかもしれないなｗ

>>171
バカにしつつもシュターデンの影響はちゃんと受けてたのね

ラグナロック作戦でハイネセンに奇襲を仕掛けた際に統合作戦本部を爆撃してるけど、はっきり言ってこれはミッターマイヤーにしては短角的で悪手だったと思う。

直前に「無差別攻撃されたくないなら講和に応じるように」と言いながら舌の根も乾かないうちに余興と称して問答無用で攻撃を始めてしまったから同盟側からしてみればその行為自体が矛盾しているので「ミッターマイヤーは気分次第で無防備で無抵抗の相手を虐殺し無用な血を流す」卑劣漢だと誤解されてしまいかねない。

名前まで名乗ってしまってるから下手人ははっきりしてるし後年、ヴェスターラントの暗殺者みたいに「人殺しのミッターマイヤーめ！　父を返せ！」って感じで遺族がミッターマイヤーを刺しにかかりにきても不思議じゃない。

もしかしたらこの武断的な行動が原因でレベロや同盟政府を余計に不安にさせてしまって、「帝国軍は話し合うと言いながら即座に無差別攻撃をしてきた。彼らは口より先に武力を用いるから交渉なんてそもそも無理だ」と思わせてしまったのかもしれない。

一応、「無差別」ではない。統合作戦本部ビルが市街地の密集地帯に建ってるわけでもないだろうし。

……犠牲者がどれだけ出たかは不明だが。描写的にはゼロっぽいけど。

民間人はともかく軍人と軍属には死人は出たんじゃないか

双璧艦隊がバーラト星系突入からハイネセン制圧まで丸一日くらいの猶予があるし、それ以前から覚醒アイランズが仕事してるから、本部は最低限の人員で運営／ミサイル攻撃時には全員地下防空壕へ避難済とかでもおかしくはないかな。実際、本部長はいなかったわけだし。

まあ、地に伏せてた兵士が「やりやがった」とか言ってるから地上勤務者がゼロってわけじゃないんだろうけど、わざわざ6,000㎞先からこれ見よがしにミサイル取り出してるしなぁ（攻撃じゃなくて脅迫目的なんだから当然だが）

ただま、「確実にゼロ」で済むという確証まではミッタマ得られなかったろうし、民間人はともかく軍人軍属の多少の犠牲とそれに伴う戦後のデメリットはやむを得ぬ、今はそれより時間最優先ってところじゃないかと。

>>178
「やりやがった！」は、おそらく防空ミサイルか砲台などに詰めていた兵士なんじゃないかな。
石黒版だとハイネセン市民はいきなり双璧艦隊の襲来を受けたような描写になったけど、実はバーラト星系突入からハイネセンへの降下とミッターマイヤーの宣告は、帝国領侵攻作戦でも出てきた大気圏内空中戦隊や、惑星間長距離ミサイル砲台などが激烈な抵抗を繰り広げていたのかもね。
そうなると、ミッターマイヤーの「余興」発言は半ばブラフとして示した余裕綽々ぶりだった、とも取れるか。