ビルとベンとは (ビルトベンとは) [単語記事]

ビルとベンとは、

「きかんしゃトーマス」に登場する双子の機関車。
スクウェアの作品「聖剣伝説3」の登場人物。多くのプレイヤーにトラウマを刻んだであろうボスキャラ。

1.の概要

カラーリングは黄色。モデルはバグナル製のタンク機関車「アルフレッド」と「ジュディ」。車輪は2軸。原作では21巻、アニメでは第2期の第47話「ふたごのビルとベン」から登場する。

声優はビルは中友子、ベンは原美雪（第6期から西田裕美）が務め、第9期からビルとベン共に下屋則子が務めている。

エピソード

まるで「マナカナ」のように、二人の言うことが一致することがある。
初登場は第47話ということになってるが、厳密に言うと第37話でパーシーと話しているシーンで登場している。
人がいいエドワードですら、二人のやんちゃぶりに腹を立てることもある。
ドナルドとダグラス同様ネームプレートを付けており、外してしまうと区別がつかなくなる。ソドー島に来たばかりのボコは双子のその姿に酔ったことがある。
第48話では支線を走って港に来てしまったゴードンをからかい、ゴードンに影で「小悪魔」といわれた。
第69話でダックとボコは2台を蜂と例えていた。
第132話ではソルティーに習って歌いながら貨車を引っ張ったが、全く効果がなかった。
第159話ではファーガスをおっさん呼ばわりしていたが、真面目に働くファーガスに気を悪くし、その後のファーガスの忠告を聞かずにとても重たい列車を引っ張り、土砂崩れを起こしてしまうが、すんでのところでファーガスに助けられた。その後ファーガスと仲直りした。
第9期からはベンが単独で出演する話が設けられるようになった。声優が共通しているので分かりにくいが、ビルが喋ってるシーンもある。

2.の概要

主人公の1人・ホークアイと同様ナバール盗賊団に身を置くニンジャの2人組。そしてみんなのトラウマ。
最初はホークアイ編のオープニングにて、ホークアイと共に任務をこなしているのだが、じきに他の盗賊団員と同様、美獣イザベラによって精神を操られてしまう。
リース編のオープニングでも登場し（時系列としては、ホークアイ編オープニングの後の出来事か）、リースの弟・エリオットを言葉巧みに誘導してローラント城周辺の風を止めさせる事でナバール軍がローラント城へ攻め込むためのきっかけを作るなど、知略にもそれなりに優れる事が伺える。

主な得意技は手裏剣攻撃や各種忍術、そして必殺技・影潜り。ストーリーでは2度に渡って主人公パーティの前に立ち塞がり、忍法「合」及び「邪身合体」を発動、文字通り一心同体の状態となって戦う。ダメージの蓄積により戦闘中合体が解けて2体に分かれるが、合体時と比べステータスが弱くなるわけでもなく、そういった意味でむしろ合体しない方が強いと言い切ってよい有様となっている。
さらに、水とんの術や火とんの術などといった忍術にはステータスダウンの追加効果もあるため、雷神の術で守備力を弱体化されると苦しい戦いになる。
後のステージで登場するボス・獣人ルガーや黒耀の騎士と同様の所謂「カウンター型」の思考パターンを持っているため、必殺技や攻撃魔法を無闇に発動すると忍術や影潜りなどによる手痛い反撃を受ける事に。特に攻略本の記述を真に受け、アンジェラで敵全体に攻撃魔法を使いまくり、忍術や影潜りの2連撃・3連撃を受けパーティが壊滅状態に追い込まれた、という経験をお持ちの方も少なくないのではなかろうか（Xボタンを連打しても、リングを呼ぶ隙もなく敵が連続で必殺技を発動するケースもザラにあったりする）。灼熱の砂漠の戦いでも、クラスチェンジを済ませて挑む場合は必殺技の発動に注意して戦おう。
逆に言えば、上記の内容に充分留意して挑めばさほど苦労せず倒せるという事でもあるが。万全を期すなら、予めメニューでパーティキャラを全員「必殺技を使わない」設定にしておくといい。獣人ルガー、黒耀の騎士戦についても同様。
とにかく、神獣達やラスボスを出し抜いてゲーム中屈指の全滅率を誇るボスキャラであろう事は想像に難くない。

最初のローラント城奪回戦の際は直前のボス・ジェノアからの連戦となるので負けるとジェノア戦からやり直しになってしまうのもトラウマを印象づける要素の1つか。万全を期すならジェノア戦決着後に一旦倉庫からアイテムを補給していくといい。
予めバイゼルにて、ちびっこハンマーと一緒に鱗類のアイテム（特にバレッテの鱗）を買い集めておくとラクだろうか。
ついでにジェノア戦に備え、ポセイドンの爪も用意してくるといい。

美獣イザベラによって精神を操られている為、かつての仲間・ホークアイの呼びかけにも応じる事もなく、最終的にパーティに敗北した挙句美獣によって魂を火のマナストーンの解放に利用されるという報われない最期を遂げる。

余談だが彼らの名前の由来は1.から来ているのだとか。

リメイク版「TRIALS of MANA」のビルとベン

2020年に発売されたリメイク版でも主たる内容はほぼ同様だが、ゲームシステムが一新されているのでまた違う戦い方でこちらを翻弄してくる。
カウンター型の思考パターンは廃止されているので、攻撃魔法も必殺技も遠慮なく撃てる点は一安心である上、忍術や影潜りを発動されても落ち着いて動けば十分回避できる。だがそれでも手強い相手である点には変わりなく、忍術によるデバフ効果は地味に効いてくるので確実にかわしたいところ。
手裏剣は3方向に投げてくるので至近距離で被弾してしまうと多段ヒット扱いとなりダメージも倍増してしまう。地面に赤いラインが見えたタイミングに合わせて大きくジャンプするか距離を取って射線の隙間に入るか、投げたと同時に回避行動をとれば避けられる。

だがリメイク版での一番の変化は、合体が解けた後いずれか片方が倒され約30秒ほどが経過すると残った1人が「黄泉がえり」を発動し先に倒された側をHP 50%の状態で復活させてしまう、という点に尽きる。できるだけ均等にダメージを与えて、同時に倒さないと戦闘が長引いてしまうことになる。
灼熱の砂漠での2回目のボス戦では、「黄泉がえり」発動の時間が少し短くなっているので一層の注意が必要である。広範囲の必殺技などで両者ともまとめて倒すのが理想。

3D アクションゲームとなった今作ではローラント城奪回戦で先に戦うジェノアも、槍の罠や広範囲の火炎攻撃を多用してこちらを攻撃したり接近してきたキャラを部屋の端まで吹き飛ばす強敵となっているが、ジェノア撃破後に金の女神像が設置してあるのでセーブした後にビルとベンとの戦闘に赴くことができるようになった。